[学校給食栄養士のぼやき]食育とはなんぞや

こんにちは、きみおです。
老人ホーム管理栄養士20年→自衛隊管理栄養士数か月→市の会計年度任用職員(栄養士)として学校給食センターにつとめて半年が経った。早いんだか遅いんだか。

私が勤めている学校給食センターは、2万食規模を作っていて、市内の小中学校に給食を提供している。市の管理栄養士が私を含め5名。(内1人は管理職)

4名の管理栄養士で、学校に訪問し、栄養指導をしている。
バイキング給食のときは、45分の栄養指導だそうで(まだ未経験、したくないし)

バランスよく食べましょう
好き嫌いしないで食べましょう
牛乳を飲みましょう

栄養指導はそのような内容が多いんだけど、、、ふと疑問というかね。

2万食の献立は市の栄養士が立てていて、作るのは委託会社。
数が多いから、制約が多く、予算は県内で一番少ない(補助がほぼない)
だから、主菜となるものはすべて冷凍品。揚げ物、味付け魚、肉団子とか。子供たちが大好きはからあげは予算の都合でもう出せない。
和え物は具材は3つまで、という制約がある。
牛肉は数か月に1回、さらに冷凍牛肉よ。
果物は月1回も出ない。
ゼリーとかも月1回出したらもう出せない。

仕方ないっていうふうには思うし、栄養士たちはなるべく添加物の少ない調味料とか使っている様子。

でもさ、なにが食育?なにが栄養指導?って思ってしまう。

添加物ばりばりの冷凍食品毎日食べて、バランスよく食べたら元気に活動できるよー!とか言っちゃうのがなんだかなーって思うんです。

栄養士が悪いわけではなくて、子供たちの食事にお金をかけない行政、なんなら官僚とか政治とか、もうそこの考え方が変わらないと、栄養士もいる意味あるのかな?なんて思う。

老人ホーム、自衛隊、学校給食と栄養士として献立立ててきて、老人ホームが一番美味しい健康的なもの食べてるわ!

家でも、親御さんたち忙しいから、給食あると助かっているんだよね。だったら、1食でちゃんと栄養満点!おいしいやつ!ってのを食べてほしいよねって思っちゃう。

そして、給食は最高の食育の題材になる。こういうの食べていればいいんだーって子供たちが見たらわかるっていうのが食育だよね。

あとね、栄養バランスの整った給食、って言っているけど、優先されているのは栄養バランスじゃなくて予算だよ。
高いからダメ、とどんどんもやしとか増えて、肉は少なくなり、パンは月2回しか出なくなった。

これが学校給食。

学校で直営でやっている場合は、とてもおいしいものが食べられていると思う。あとは、人数の少ない自治体とか、自治体で給食費に補助金を出していたりするところはまだいい。

私が子供のときは、学校で給食を作っていたので、毎日あったかくておいしかった。作っているおばちゃんと窓越しに「今日の給食なーにー?」なんて聞いたりもしていた。

2万食作っているセンターは、もう工場でしかない。

こんな気持ちで来週は小学校の栄養指導に行く。初めて1人で話をする。
心は出さずにがんばろうと思う。


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