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どぶ川の鯉に癒された朝に、思ったこと
忙しい毎日でも、ふとした瞬間に心がなごむことがある。
それは何気ない風景だったり、思いがけない場面だったりする。
そんな「心が引かれるもの」との出会いを、大切にしていたいと思った朝だった。
朝の出勤途中、どぶ川にたくさんの鯉が群れをなして泳いでいるのを見つけた。思わず柵から身を乗り出して、しばらく見入ってしまった。見ているだけで心がゆるみ、なぜか気分が整う。できることなら、もっと見ていたかった。それだけで、朝から険しい顔をしていた私の表情が和らぎ、一日の始まりを気分よく迎えられた。
なぜ癒されたのかと考えると、それはやはり「好きだから」だ。水族館の整えられた空間とは違って、少し汚れたどぶ川で、それでも懸命に泳いでいる鯉の姿に惹かれたのだと思う。その理由をさらに突き詰めようとは思わないけれど、人にはそれぞれ、自然と心が引かれるものがあるはずだ。
日々を過ごしていると、やるべきことに追われ、心が摩耗していく瞬間も多い。そんな時でも、自分の「好き」や「惹かれるもの」を感受できる心は失いたくない。それさえあれば、どんな日でも少し楽しくなるし、人生の温度がほんの少し上がる気がする。
今日もまた、私の心をそっとなごませてくれるものに、いくつ出会えるだろうか。もちろん、出会いを待つだけでなく、自分から探しにいってみようと思う。嫌なことがあっても、それを受け流しながら、「小さないいこと」に気づく力を大切にしたい。
