転職して手に入ったのは、給料より友達だった
先日、セルビア人の友人と話していました。
その数日前にはブラジル人の友人と連絡を取り、週末にはトルコ人の友人と食事をしました。
今日はバングラディッシュの同僚と顧客と打ち合わせしてました。
こう書くと、もともと海外経験が豊富だった人のように聞こえるかもしれません。
でも実際は違います。
学生時代、英語は得意ではありませんでした。
英検5級も落ちたことがあります。
社会人になってからも海外勤務をしたことはありません。
英検4級も落ちたことがあります。
大人になっても英検3級を落ちました。。。
むしろ、「英語ができる人ってすごいな」と思いながら見ている側でした。
だから今の自分を、数年前の自分が見たら驚くと思います。
なぜなら、世界中に友達がいるからです。
そして、そのきっかけは一度の転職でした。
あと5年待てますか?
当時の私は、前々職で10年以上働いていました。
日本で有名な企業で、誰もが聞いたことも、見たこともある企業名で。
仕事は嫌いではありませんでした。
むしろ好きな会社でした。
転勤も経験しましたし、後輩や他部署の人へも教える立場にもなっていました。
仕事の進め方にも自信がついてきていました。
再現性をもって、どこでも仕事ができる状態でした。
でも、ある日ふと思ったのです。
「この先はどうなるんだろう。」
マネジャーの席は空いていませんでした。
空く予定もありませんでした。
あと5年かもしれません。
もっと先かもしれません。
もちろん待つという選択肢もあります。
でも私は、その頃から40代を意識するようになっていました。
あと5年待った自分は、新しいことに挑戦できるだろうか。
そう考えたとき、待つことより動くことに興味が湧きました。
そこで転職活動を始めました。
そして出会ったのが、外資系の医療機器メーカーでした。
正直に言うと、怖かったです。
英語が得意なわけでもありません。
医療機器の知識もありません。
外資は優秀な人たちが集まる場所だと思っていました。
「本当に自分なんかがやっていけるのだろうか。」
そんな不安ばかりでした。
転職を上司に伝えた時には、
「お前もあと5年したらマネジャーになれるかもしれないんだぞ。よく考えろよ」
(5年待っても、”かもしれない”のか。。。)
(でも安定して大企業に勤めることは出来る。。。)
それでも飛び込んでみました。
転職が広げてくれた世界
最初の半年は苦労しました。
専門用語が分かりません。
業界のルールも分かりません。
英語も聞き取れません。
会議では何を話しているのか分からないこともありました。
それでも毎日少しずつ前に進みました。
分からなければ聞く。
調べる。
失敗する。
また挑戦する。
その繰り返しでした。
でも気づけば、一年前には見えなかった景色が見えるようになっていました。
そして面白いことが起きました。
英語を勉強するようになったのです。
最初は仕事のためでした。
でも英語を勉強すると、外国人と話せるようになります。
外国人と話せるようになると、世界が広がります。
セルビア。
ブラジル。
アルバニア。
トルコ。
ウクライナ。
気づけば仕事以外でも、世界中の人たちと話していました。
文化の違いを知るのが楽しかったです。
日本では当たり前のことが、海外では当たり前ではありません。
逆に、彼らの話を聞いて驚くこともあります。
そして何より、みんな面白いのです。
今振り返ると、あの転職で得た一番大きなものは英語力ではありませんでした。
給料でもありません。
肩書きでもありません。
世界中に友達ができたことでした。
転職は会社を変えることだと思っていました。
でも実際には、人との出会いを変えることだったのです。
そして、その出会いが人生を広げてくれました。
もしあのとき、
「あと5年待とう」
と考えていたら、今の景色は見えていなかったかもしれません。
だから私は、あの転職に感謝しています。
そんな経験をまとめたのが『年功序列を卒業して外資へ』という本です。
外資を勧める本ではありません。
転職を勧める本でもありません。
ただ、自分でチャンスを取りに行くという選択肢について書いた一冊です。
世界中の友人たちに感謝を込めて。Thank you.
ちなみに本の価格は390円です。
サンキューだからです(笑)
もし今、
「何か新しい景色を見てみたい」
そんな気持ちが少しでもあるなら、参考になる部分があるかもしれません。
人生は、一歩踏み出してみないと分からないものですね。
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そっと置いてくれた気持ちは、
これから書く言葉の小さな灯りになります。