号泣した言葉──病気治療と仕事の両立の心情
なぜあんなに傷ついたのか、今振り返ると自分でも少し不思議に思います。けれど、あの頃の私には本当に深く突き刺さった言葉がありました。
今回は、病気治療と仕事の両立応援のアールです。
今日は自分の病気と社会生活の両立の中で体験したことを書きたいと思います。このころがあるから今前向きになれる、そんな風にも思います。
コロナ禍と不安定な仕事
2020年、1型糖尿病発症から2年目。
社会はコロナ禍の真っただ中、私自身も病気との付き合い方にまだ神経質な頃でした。
病気を持ったコロナ禍は体調の心配もある一方、企業研修の仕事がストップし、収入も安定せず、なんとか自分にできることを模索する苦しい状況でした。
複数の仕事に手を広げたのもこの頃です。(今となっては良いきっかけだったけど)新たな仕事を安定させるためには、多少無理をしてでも密なスケジュールを乗り切る必要がありました。
「そんなに仕事してたら、また倒れるよ」
そんなある時、仕事先で初対面の方からかけられた言葉がありました。
「そんなに仕事してたら、また倒れるよ」
一度は聞き流しましたが、「また倒れたらどうするのよ」と何度も言われ、その言葉が私にズシッとのしかかりました。
相手は心配しての一言だったのでしょう。関係性が浅い人だから、私の状況もわかるわけがありません。そう考えれば悪気がないのだとわかります。

不安を突きつけられて号泣した帰り道
けれど、当時の私は「そんなこと言われなくても、私が一番心配しているよ」と感じました。
2年前、突然倒れた私。自分はこの先も大丈夫だろうか…という不安は常に感じていて、必死に体調管理、血糖コントロールをしていました。
「また倒れる」──その言葉は私の不安を大きくして、帰り道に涙が止まらず、号泣するほど傷つきました。
信頼できる人の言葉に救われて
今考えると、自分でもなぜあそこまで心が揺さぶられたのか、不思議に思います。
けれど、背景には病気への不安と、コロナ禍で先の見えない社会情勢がありました。心身ともに余裕がなく、その言葉が未来の自分への不安につながったのかもしれません。
帰り道、泣きながら信頼できる人に電話で話しました。すると、
「それは傷ついて当然だよ。がんが寛解した人に『またがんになるよ』なんて言えないでしょう?それと同じだよ」
病気は違うけれど、この例えに私は救われました。ああ、傷ついていいんだ。そう思った瞬間、胸の中に少し安心が広がったのです。

今だから言えること
あれから5年。経験を重ねた今なら、同じ言葉を聞いても受け流せるかもしれません。社会も落ち着きを取り戻し、私自身も病気との向き合い方を学んできました。
けれど、当時の私にとっては本当に辛く、涙が止まらないほどの出来事でした。
同じ言葉でも、状況や経験によって受け止め方は大きく変わります。言葉は思いやりでも、時に相手を深く傷つけることがある。
そして、傷ついた自分を「弱い」と責める必要はない──あの経験から得た気づきです。
自分の感情でも自分で完璧に理解することができない。
けれど、その感情を否定せずOKを出せることが、前を向く力になるのだなと思いました。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
私の経験談で少しでも私もそうだと安心してくださると嬉しいです。
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