安心できる場所があるということ
雨が降ってきた。
時計を見ると17時30分を過ぎたくらいだった。
もう、夕陽は沈んでしまっていて外は暗い。
こういう時、私は必ず思うことがあります。
雨や風が凌げる家があるということが
どれだけありがたいことか。
あたたかい布団や毛布があって
安心して眠れることが
どれほど心の安全を守っているのかということ。
私は今の生活にとても満足しています。
決して贅沢な暮らしではなく
どちらかというと質素な暮らしだけれども
不自由することなく生きることができています。
ここまで来る道のりは決して楽な道ではなかったです。
少しだけ私がまだ学生だった頃のお話をしてみたいと思います。
私の生まれ育った環境は、とても複雑なものでした。
ある頃から早く家を出ていくことを要求されていました。
ですが、今の私から当時の私を見ると
本当に世間知らずで何もできない子供でした。
アルバイトの面接に行っても採用されることはなく
自分の何が悪いのか分からず
社会的ルールや生きるということ自体を
誰にも教えてもらえずに孤独だったと思います。
そして、早く家を出ろ、出ていけと
言われ続けていた時の孤独感は非常に辛いものでした。
あの頃も今と同じ新しい年を迎えた時のことです。
もうこれ以上ここにいることは許されないんだ。
最低限必要なものだけをまとめて
私は家を出ました。
あの日、もうここに戻ることはないと思いながら
けれども何故、こんな状況になってしまったのか
どうして私が悪者にされているのか分からないまま。
家を出てからも生きることに必死になるしかなかった
自分の置かれている状況に、何かを思う余裕もないまま
ただ、目の前のことに対処していくだけの生活を
長い時間続けることになるとは
この時はまだ思いもしませんでした。
ふと、窓の外に目を向けてみると
雪が降っています。
改めて、自分の家と呼べる住処があることに感謝をしながら
2026年も私なりのペースで生きていきたいと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
では、また。
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