看護師13年目に知った事実!聴診しない看護師はダメですか?を掘り下げてみる。
たまたま研修で、整形外科の病棟を数日間見る機会があった。
驚いたのは、聴診器をほとんど持たない看護師が多いことだ。
もちろん、整形外科の患者背景を考えれば、呼吸器や循環器の異常がある人は少ない。
「聴いてもどうせ異常なんてない」と思われても仕方がないのかもしれない。
ただ、循環器疾患や呼吸器疾患を抱える患者もいることは否めない。その場合は、聴診をするべきだろうか。
聴診しない=看護の質が低い?
では、聴診をしない病棟は看護の質が低いのか。
直感的には「聴かないと質は絶対に上がらない」と思う。
聴かない限り、正常と異常の違いを知るチャンスすらないからだ。
ただ一方で、**「聴診するから質が上がるわけではない」**とも言える。
聴診したことを、次のアセスメントや報告、ケアにつなげられて初めて“質”になる。
形だけ聴診して「ラ音なし」と書くだけなら、聴かないのと大差ない。
実際、他の一般病棟を見ても、聴診が本当に活かされているかといえば疑問が残る。
「適切なアセスメント」「意味のある報告」まで結びついているケースは、どれだけあるだろう。
そういう視点で考えると、あえて聴かないというのもありなのか?とさえ感じてしまう。
医療の進歩が変えたもの
今はレントゲンやCT、採血などの客観的評価がすぐにできる。
だから昔のように「みて、触って、感じて」という技術がなくても、多くの場合は困らない。
例えば貧血なら、今は採血ですぐに診断できる。
昔は眼瞼結膜の蒼白、爪や口腔粘膜の色、舌の萎縮などをじっくり観察して判断していた。
便利になった分、こうした“古典的な観察技術”は意識しなければ磨かれない。
もちろん、必要な現場は今もある。
災害現場や停電時など、テクノロジーに頼れない状況では、**「聴いて感じる技術」**が絶対必要で、その精度が命に直結する。
おわりに
聴診器は便利な道具である。それ以外の様々な医療道具も然り。
道具を持っているかどうかじゃなくて、
それをどう使って、何に気づけるか。
医療以外のどんな現場でも、それが“質”を左右するんじゃないかなと思う。
でもやっぱり使いこなせる方がいいよね。
最後までお読みいただきありがとうございました。よければ他の記事もご覧ください🌱
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