ミカクテイ事件の観測者 SNS時代の祈り
とても面白いゲームなので、例えば未解決事件は終わらせないといけないからのようなゲーム性が好きな人や、シュタゲのようなストーリーが好きな人は先にプレイしてみるといいんじゃないかと思います。今回の記事では、○○が犯人というようなネタバレはしませんが、あくまでゲームを終えた視点での感想になるため、できればプレイ後の閲覧をオススメします。
もし俺の記事傾向を追っている人がいればわかると思うのですが、普段感想を記事を書く場合、割と批判めの記事を書くことが多いです。そのため褒めの感想が苦手なのですが、今回は簡素でも、そういった記事を書こうと思いました。それぐらい魅力的なゲームでした。
このゲームは、量子力学をテーマにした、シュタゲのようなダイナミックな物語構造を持つゲームです。
上でも書きましたが、未解決事件は終わらせないといけないから、のようなタイムラインを整理するタイプのゲームが好きな人や、シュタゲを始めとする科学アドベンチャーシリーズが好きな人は好みなんじゃないかと思います。
まず、ゲーム性に中毒性がありました。未解決事件は終わらせないといけないからは結構詰まったんですが、このゲームは自力で最後まで進めることができました。Steamレビューを見ると、結構簡単めということだったんですが、俺にはかなりいい塩梅の難易度でしたね。
ツイッターのタイムラインに似たものが表示され、そこから、それぞれの発言のアカウントと裏アカ、職業を特定していく流れになるのですが、段々と難易度が上がり、最初は見るとこんなんわかんね~となるのですが、進めていく内に自分の中で解いていくセオリーができてきて、うまいこと埋めていくのが楽しくなっていきました。
このゲーム性のよさ、ついつい続けたくなる中毒性。
物語も最初は小規模な事件から始まり、終盤に行くにつれ、どんどん規模感がインフレしていき、最終的な黒幕の正体、『彼女』の正体、超能力とは一体何だったのか、という謎がどれも予想を裏切るようなものばかりで、とてもよかったです。
また、主人公もネットを通して事件を解明したいだけで、解決には興味がない、というやや利己的なキャラクター像でしたが、真相を知ることで成長し、最終的には少し前に進めたのかな、と感じます。
ネットで正解がないことの答えを粗探しのように見つけようとしたり、他人の心を慮らない冷笑的、批判的姿勢を、やんわりと咎めており、また最後の展開には、主要登場人物だけではなく、世界全体が少し優しくなったような演出があり、本当にこの物語をやってよかったな、という感覚が得られました。
このゲームはセールで975円で購入し、また、同時期にやった妹、他者、パラノイアは同じくセールで960円で購入したのですが、正直なところ、ゲーム性、物語性においてはこちらの方がダントツで上回っていました。両方ともあまり実況されていないゲームですが、ミカクテイの方は一人いい感じのVの方を見つけて最後まで配信を見ました。そちらでも満足度が高かったです。
割引なしでも1300円で、値段から見ても十分にやりごたえがあり、何より物語、ゲーム性がとてもよいのでよかったらプレイしてみてください。
