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成功者「10年かかった変革」の裏側を覗く:社員のリアルと離職データが示す真実

成功者の「成功体験」を鵜呑みにして大丈夫?

みなさん、こんにちは!

突然ですが、企業の代表や成功者の方が語る「組織変革の苦労話」って、胸を打たれますよね。「うちの会社は10年かけてやっと文化が変わったんだ」なんて聞くと、すごい努力があったんだろうな、と思います。

でも、本当にその「成功」は、社員一人ひとりのリアルな実態に沿っているのでしょうか?

今回は、僕が実際に体験した企業の事例と、厚生労働省のデータ、そして組織変革の期間について深く掘り下げながら、「成功者の体験談」と「現場の実態」の間にある、恐ろしいほどのズレについてカジュアルに語っていきたいと思います!


1. 離職の真実!「1年目の不満」と「3年目の将来への不安」

まず、組織の実態を知る上で欠かせないのが「離職理由」です。

厚生労働省の「若年者の卒業・職業生活に関する実態調査」によると、退職理由には明確な傾向が見られます。

  • 入社1年以内に退職した人の主な理由:

    • 仕事が自分に合わない/つまらない。

    • 人間関係が良くない(対人・パーソナルな理由)。

  • 入社3年目以上務めて退職した人の主な理由:

    • 会社に将来性がない

    • キャリア形成の見込みがない

このデータから分かるのは、特に若手が中小企業に残りにくい理由です。大企業と比較したとき、中小企業が若手に「この会社で給料が上がるのか?」「将来性があるのか?」といったキャリアのステージを提供するのは非常に難しいからです。モデルケースとなる既存社員の昇給状況を見て、「このままでいいのか?」と感じ、離職が増えるのは当然の流れと言えます。

2. 7つの習慣を導入!それでも組織変革に「10年」かかった理由

以前、僕が勤務していた会社(だいぶ前の話ですが)では、社内の倫理観などが乱れていたこともあり、社長が「人」の成長を重視していました。

その施策の一つとして、個人のスキルアップやインナーブランディングの一環として、『7つの習慣』が取り入れられていたんです。

その会社の社長さんは、外部向けセミナーでこう語っていました。

「7つの習慣が浸透し、効果が出るまで10年かかった」。

なぜそんなに時間がかかったのか?その社長さんが挙げる理由がこちらです、。

  • 研修を受けても成長を望まない、拒否する人材がいた、。

  • そのため、人材採用から見直し、会社の理念(マインド/パーパス)を策定し、能力重視の採用に切り替えた、。

つまり、「拒否人材」を入れ替え、採用を改善した結果、10年かかった、という論理です。

3. 1日だけの研修は「やった感」だけ?

しかし、実際にその会社にいた僕ら社員からすると、ちょっと見え方が違っていました。

社長さんは「成長を望まない拒否人材がいた」と言いますが、実際の研修の実施状況はどうだったかというと...。

  • 7つの習慣の研修は年に1回だけ

  • 実施は1日か2日間。

率直に言って、社員側からすると、これは「やった感」だけなんですよね。たった1日の研修を受けただけで、「成長を拒否している人材だ」と判断されるのは、さすがに厳しい意見だと思いませんか?。

社長さんの「自分ができているのに、なぜ他の人ができないのか」という気持ちも分からなくはないですが、ビジネスの場において、人を変えていくには、定期的な施策や、長期的な施策がどうしても必要になってくるんです。

この社長さんは、会社に合わない人を「切り捨てていく」ような、かなりドライな手段をとり、人材採用から見直して会社を成長させた、という形です。

4. 10年かかった成功は「人の入れ替えサイクル」だった可能性

社長さんは「10年かけて浸透した」と言っていますが、ここで先ほどの離職データが重なってきます。

新人が「将来性がない」「キャリアが見えない」と感じて辞めるのが入社3年目以降。10年という期間は、この3年タームが約3回も来る期間です。

つまり、社長が望んだか望まないかにかかわらず、中小企業であるこの会社では、必然的にこの10年間で人の入れ替わりが発生していたと考える方が自然なのではないか、という疑問が残ります。

10年という長い年月を経て結果が出たのは、「7つの習慣が浸透した」からというより、社長が望まない人材が、離職によって入れ替わっていったサイクルに一致している可能性があるわけです、。

実際、この会社は最終的に社長が売却して成功者となられましたが、今でも求人情報サイト(OpenWork)などを見ると、離職率が高いという書き込みが見られるようです。

おわりに:成功者の体験談とどう向き合うか

僕がこの一連の話で伝えたいのは、「成功者の体験談」が必ずしも「実際の組織のありのままの姿」に沿ったエビデンスになっているとは限らないということです。

実際に現場で働いていた我々が体感していたことと、成功者が外部に発表している内容には、大きな差があるケースがある。世の中に溢れる情報の中で、どれが正しくて、自分に当てはまるのかを判断するのは、本当に難しいですよね。

変革を目指すリーダーには、短期的な「やった感」の研修ではなく、従業員が「この会社にいたい」と思えるような、長期的なキャリアビジョンと、継続的な成長施策こそが求められているのかもしれませんね!

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