盆踊りNEO会議:前編
「おい。誰だ。
こんな資料作ってきたのは?」
夏祭り実行委員会のベテラン会長
"祭田幾三"の問いかけに
ドキリとしたのは1人ではない。
長年誰にも会長の座を渡さず
遂に「今年も祭田さんで」
と言われるような会長だ。
「まぁ、いいじゃないっすかー」
そう言うのは近頃引っ越してきた
"宗田空礼那"だ。
年の頃はまだ20代であろう。
若さゆえか、あっけらかんとしている。
「せっかく考えたんすからー
とりま読んで下さいよぉ、ね?」
祭田「読むまでもないだろ。
なんだ?この…えっと…」
目を細めている。
老眼で読めないようだ。
宗田「あ、じゃあ説明するっすね!」
そう言って周囲の
「バカ、やめとけ!」
という顔をチラリとも見ず
説明を始める。
企画1:
『盆踊り×フルーツバスケット』
盆踊りとフルーツバスケットを融合。
浴衣の柄をコールされた踊り手は、盆踊りから外れ別の場所へ。
輪に最後まで戻れなかった踊り手は、次のフルーツの名前をコール。(ただし、1曲につき1コールとする。)以下続いていく。
宗田「『フルーツバスケット』って言われたら会場が騒然となるんで目玉っすね。」
企画2:
『盆踊り×太鼓の達人』
主に権利を握るのは太鼓奏者。
コースを選んで好きな曲を選ぶ。そしてその曲に合わせて盆踊りを踊る。
時に子ども騙し的に、時に熱く情熱的に。『もう一曲踊れるドン!』がスローガン。
太鼓奏者ガチャが試される。尚、太鼓奏者はゲームセンターよりスカウトしてくる想定。マイバチ持参必須。
宗田「基本的には"鬼コース"でしょうね。『紅』が見たいっすねぇ。」

宗田「ね?楽しそうっしょ?古クセーでんとーを楽しい物と掛け合わせる。サイコーじゃないっすかぁ」
祭田「あのなぁ…」
そう言って祭田とその取り巻きは
頭を抱えた。
宗田「あ、言い忘れてたっすけど続きがあって!」
宗田がまた【経費について】という
資料を持ち話し始めた。
この続きは、また今度。
観察メモ:
とめられぬ 若い力よ
「そう、それな」
貴方の大切な時間を
報告書に割いてくれた事、感謝する。
観察員014082
▼014082も企画書出したらしー
▼っぱテンションあげてかねーと!
