【心の学び舎】分け与えること(2)~ステージアップ~
ごあいさつ
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(家族の会話 K:妻 T:私)
(前話の続き)
K 私の家族って、兄弟みんなそうだったの。優しいのよ。自分だけが得たものを独り占めせず、分け与えるというか。そういう優しさがあったんだよね。
T うん。
K で、それは私の母の育て方なんだけど、どうしてそうなったのかな…と考えていたら、R(次女)が言ったんだよ。「個々で育てたからでしょ」って。
T 個々?
K 「個を大事にしたからでしょ」って。
T はぁ…。
K そう聞いて、「あ~、なるほど」って思ったの。お姉ちゃんはお姉ちゃん、RはRとして育てたから、共有する気持ちが育ちにくかったんじゃないかって。
T ほぉ。
K ママたちは兄弟がいて、兄弟でこれを分け与えるとか、「お姉ちゃんだから」「お兄ちゃんだから妹にこれをしなきゃいけないよ」って言われて育ってきたから、私も弟に「してあげよう」って気持ちが芽生えた。
T 確かに僕もそのように育ってきたなぁ。一つしかないお菓子を妹に譲ったら、「えらいね!さすがお兄ちゃんだね」と母から言われていい気持ちがしたので、自然と身に付いたって感じ。
K でも、Rたちは個々で育ってるわけだから、そういう「分け与える気持ち」は育ちにくいんだよね。
T 確かにそうだね。いまは個がより尊重される社会になったからね。そういう、「分け与える」機会そのものが減ってきていると思う。
K だから一長一短かもね。上下関係の弊害はないけど、思いやりの芽が自然に育つ環境でもない。
T うん。
K だから「今の子どもは思いやりの気持ちが少ないのかも」って思ったの。兄弟がいない子も増えてるし。
T そうだね。よく分かります。
(続く)
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