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筋肉より「姿勢」を大切にする理由。

トレーナーの僕が、筋肉より「姿勢」を大切にする理由。
「身体を変えたい」

そう言われたとき、あなたは何を思い浮かべますか?
筋肉をつける。体脂肪を落とす。お腹を引き締める。腕を太くする。お尻を上げる 等々

おそらく、多くの人が「筋トレ」をイメージすると思います。
もちろん、それは間違いではありません。

筋肉は大切です。

僕自身もトレーニングをしています。BODYMAKEにも挑戦しています。

でも、長年トレーナーとしてたくさんの身体を見てきた僕が筋肉と同じくらい、いや、それ以上に大切だと思っているものがあります。

それが、「姿勢」です。

筋肉があっても、カッコよく見えないことがある。
これは、トレーナーとして長く仕事をしてきて、何度も感じてきたことです。
身体も鍛えている。筋肉はある。
なのに、なぜか身体がカッコよく見えない。

逆に、それほど筋肉が大きくなくても、
「なんか、この人カッコいいな」と感じる人がいる。

その違いのひとつが、姿勢だと思っています。
立っているときの身体の位置。
肩の位置。骨盤の位置。頭の位置。
そして、歩いているときの身体の使い方。

筋肉の大きさだけではなく、
「どう身体を使っているか」が、見た目にも大きく関係します。

姿勢は「見た目」だけの問題ではない。
姿勢というと、

「背筋を伸ばしましょう」というイメージがあるかもしれません。
でも、僕が考えている姿勢は、それだけではありません。

無理やり胸を張る。お腹を引っ込める。肩を後ろに引く。それで良い姿勢になったとは、僕は考えていません。

大切なのは、
身体が無理なく、本来動きやすい位置にあること。

そのためには、身体の一部分だけを見るのではなく、全体を見る必要があります。
例えば、立っているとき。

身体の一番下にあるのは何でしょう?
そう、足です。

身体の土台は、足元にある

僕が「足」を大切にしている理由はここにあります。
家を建てるとき、土台が不安定なのに、その上だけを立派にしようとはしませんよね。

身体も同じだと思っています。
足裏。足首。膝。股関節。背骨。頭。
身体は全部つながっています。

足元が不安定な状態で、
「姿勢を良くしましょう」と言われても、身体はなかなかうまく対応できません。

だから僕は、
「姿勢を変えるなら、まず足元から」という考え方を大切にしています。

足裏は、身体の「センサー」
足の裏は、普段あまり意識しない場所かもしれません。

でも、僕は足裏を身体のセンサーのように考えています。
立っているとき。歩いているとき。走っているとき。
足裏から入ってくる情報をもとに、身体はバランスを取っています。

ところが、靴を履いている時間が長かったり、身体を動かす機会が減ったりすると、足本来の機能を十分に使えていない人もいます。
すると、「立つ」という一番基本的な動作から、身体の使い方が変わってしまうことがあります。

だから僕は、いきなり筋肉を鍛えるのではなく、まず身体がちゃんと使える状態を作る。

そこから始めたいと思っています。
「鍛える前に整える」という考え方
これは、僕が身体づくりで大切にしている考え方です。

鍛える前に整える。
身体を整える。↓
正しく動けるようにする。↓
その上で必要な筋肉を鍛える。
この順番です。

もちろん、全員に同じ方法が当てはまるわけではありません。
身体の状態も、生活習慣も、運動経験も、人によって違います。
だからこそ、
「とりあえずスクワット100回」ではなく、「この人の身体は、今どうなっているんだろう?」から考える。

僕はそこを大切にしています。
40代、50代になるほど「姿勢」が大切になる若い頃は、多少無理をしても何とかなることがあります。
僕自身、田舎育ちなので昔はヤンキーに憧れて大股開きがカッコよいと思ってた時期がありました(笑)
でも、年齢を重ねると、
「ただ筋肉をつければいい」という身体づくりでは、少し足りないと感じるようになります。
動けること。疲れにくいこと。痛めにくいこと。
そして、自然に立っているだけでもカッコよく見えること。

そのためには、
筋肉+姿勢+身体の使い方が必要だと思っています。

僕自身、49歳になって以前よりもその重要性を感じています。

若い頃と同じように身体を追い込むだけではなく、「どうすれば、これから先も自分の身体を使い続けられるか」を考えるようになりました。
「姿勢が変わると、気持ちも変わる」
これも、たくさんのお客様を見てきて感じることです。
最初は、「腰が気になる」「肩が重い」「疲れやすい」「身体が硬い」という悩みで来られる方がいます。

そして、身体の使い方が少しずつ変わってくる。
立ち方が変わる。歩き方が変わる。鏡に映る自分の姿が変わる。

すると、「なんか、身体が軽い」「歩きやすい」「姿勢が良くなった気がする」と感じる。

そこから少しずつ、自分の身体に興味を持つようになる。
僕は、この変化がすごく嬉しいです。
筋肉を否定しているわけではありません。
ここは誤解してほしくないところです。
僕は筋肉が大好きです(笑)。

身体をカッコよくするためにも、健康的に動くためにも、筋肉は必要です。
ただ、
筋肉は「目的」ではなく、「身体をより良く使うための手段」のひとつだと思っています。

筋肉をつける。姿勢を整える。身体を正しく使えるようにする。
その結果、
「動ける身体」「疲れにくい身体」「カッコいい身体」につながっていく。
僕は、そんな身体づくりが理想です。
身体は、部分ではなく「つながり」で見る。
肩が凝るから肩だけ。
腰が気になるから腰だけ。
膝が気になるから膝だけ。

もちろん、その部分を見ることも大切です。でも、人間の身体は全部つながっています。

足裏から足首。足首から膝。膝から股関節。股関節から骨盤。骨盤から背骨。
背骨から肩。そして頭へ。

どこか一つの動きが変われば、他の場所にも影響します。
だから僕は、
「痛いところだけを見る」のではなく、「なぜそこに負担がかかっているのか」を考える。

それがトレーナーの仕事だと思っています。

身体を変えるなら、「鍛える」だけじゃなく「感じる」。
僕が40代、50代の方に特に伝えたいのは、「もっと頑張って鍛えましょう」ということだけではありません。
むしろ、自分の身体を感じてほしい。
立ったとき、左右の足にどう体重が乗っているのか。
歩いたとき、足裏がどう動いているのか。
身体を動かしたとき、どこが動いているのか。
そうやって自分の身体を知ることから、身体づくりは始まると思っています。

49歳の僕が、これからも大切にしたいこと。僕自身、まだまだ身体を変えている途中です。
これから50代に入ります。
だからこそ、「大きな筋肉をつけることだけ」を目標にはしたくありません。

いくつになっても動ける。
自分の身体を自分でコントロールできる。
好きな服を着られる。旅行にも行ける。やりたいことに挑戦できる。

そして、鏡を見たときに、
今日の自分、悪くないな」と思える。
そんな身体を作りたい。

そのために僕が大切にしているのが、
整えてから、動かす。」という考え方です。身体を整える。正しく動く。必要なところを鍛える。
その先に、「自分の身体を、少し好きになれる」という変化があると思っています。

筋肉をつけることも大切。でも、その筋肉をどう使うのか。
どう立つのか。どう歩くのか。どう生きるのか。僕は、そこまで含めて身体づくりだと思っています。

いくつになっても、動ける身体を。
そして、自分の身体が変わることで、自分自身をもう少し好きになれるように。

これが、僕が身体づくりを続けている理由です。
☆今日からできる、小さな一歩☆
ここまで読んで、「じゃあ、何から始めればいいの?」と思った方へ。

僕から提案したいのは、たった一つです。
今日、1分だけ自分の身体を観察してみてください。
トレーニングをしなくてもいい。
ストレッチもしなくていい。
ただ、裸足になって立ってみる。
そして、目を閉じてみる。

① 足の裏を感じる
右足と左足。
どちらに体重が乗っていますか?
かかとに乗っている?
つま先に乗っている?
外側に乗っている?
内側に乗っている?
普段は気にもしない足の裏ですが、少し意識してみるだけで、

「自分って、こんなふうに立っていたんだ」と気づくことがあります。

② 呼吸を感じる
そのまま、ゆっくり呼吸してみてください。息を吸ったとき、胸だけが動いている?
お腹も動いている?
肩に力が入っていない?
無理に姿勢を良くしようとしなくて大丈夫です。
ただ、自分の身体がどうなっているのかを感じる。
それだけです。

③ 鏡を見てみる
最後に、全身が映る鏡を見てください。
「ここがダメだ」と探す必要はありません。

むしろ、「今日の自分は、ここがいいな」を
一つ見つけてみてください。
髪型でもいい。
姿勢でもいい。
少し痩せたところでもいい。
昨日より元気そうな顔でもいい。
何でもいいんです。
自分の身体の「良いところ」を一つ見つける。
これを、今日からやってみてください。

身体を変える第一歩は、自分の身体を知ること僕は、身体づくりのスタートは、「頑張ること」ではないと思っています。

まず、知ること。
今、自分の身体はどうなっているのか。
どう立っているのか。
どう動いているのか。
何ができて、何が苦手なのか。
それを知る。

そして、
「じゃあ、ここを少し変えてみよう」と、
一歩進む。
その繰り返しでいい。
いきなり完璧を目指さなくていい。
毎日1時間トレーニングしなくてもいい。
まずは1分、自分の身体に意識を向ける。
それも立派な身体づくりです。

そして、僕はその小さな一歩が、
「自分の身体を大切にする」ことの
始まりだと思っています。
身体が変わる。自分を少し好きになる。

そして、「もうちょっとやってみようかな」と思える。

その一歩を、僕は一緒に作っていきたいと思っています。

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