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【コラム】”採用の本質” 能力より人間性が大切な理由と見極め方 ~扉を静かに閉める奴を採れ~


能力の差は意外と小さい

採用において「能力の高い人を採りたい」と考えるのは自然なことだ。しかし、実際には個人の能力の差はそこまで大きくないことが多い。知識や経験の違いはあれど、それは学習や実務を通じて補えるものだ。

むしろ「仕事ができるかどうか」は、その人の知識や経験だけでなく、周囲との関わり方や適応力に左右される。その意味で、能力以上に人間性を重視するほうが、組織としてもうまくいくのではないか。

また、退職理由の多くが人間関係に起因するというデータもある。能力があっても、人間関係がうまくいかないと職場に定着せず、組織にとっても大きな損失となる。

人間性が現れるのは「所作」

では、人間性の良い人とはどのような人なのか。そのポイントは意外なところに表れる。たとえば、コンビニで飲み物を取ったあと、冷蔵庫のガラス扉を静かに閉める人。

このような小さな所作は、その人の気遣いや周囲への配慮が自然と出る場面だ。特に、仕事上の振る舞いだけでなく、評価されない場面でも自然と配慮できるかどうかが重要である。作られた行動ではなく、日常の無意識な行動にこそ本当の人間性が表れる。

人間性の良い人を見分けるポイント5選

採用時に人間性の良さを判断するのは難しい。しかし、以下のような行動から、その人の本質を見極めることができる。

  1. 扉や引き出しを静かに閉める
    → 周囲への気遣いができるかどうかが分かる。

  2. 飲み会で店員に対する態度が丁寧
    → 立場の違う人に対しても礼儀を持てるか。

  3. エレベーターで「開」ボタンを押して待てる
    → 他者を優先できる余裕があるか。

  4. ミスをしたときに素直に認められる
    → 責任感や誠実さが表れるポイント。

  5. 周囲に対して自然な感謝ができる
    → 仕事の場でも良好な関係を築きやすい。

採用で人間性を重視すべき3つの理由

  1. スキルは育てられるが、人間性は変えにくい
    知識や技術は入社後に習得できるが、人間性は簡単には変わらない。

  2. チームワークに影響を与える
    優秀でも人間関係のトラブルを起こす人は組織に悪影響を及ぼす。

  3. 長期的に見て成果が出やすい
    人間性が良い人は信頼を得やすく、結果的にパフォーマンスが安定する。

まとめ|「一緒に働きたい人」を選ぶ重要性

採用において「能力の高さ」だけで判断するのはリスクがある。スキルは後から身につくが、人間性は簡単には変わらない。だからこそ、周囲との関係性や日々の所作に注目し、「この人と一緒に働きたい」と思えるかどうかが、採用の成功につながるのではないだろうか。

また、人間性を採用基準に含めることはできるが、明確な基準を設けるのは難しい。結局のところ、その判断は面接官の人間性に委ねられることになる。このポジションは重要性だ。

あなたの会社の採用基準や採用担当者は、本当に最適だろうか?
人間性を重視した採用も考えてみてほしい。

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