🎤 社内座談会『伝わるって、どういうこと? ―非エンジニアと“説明”の距離感―』
登場人物:
👔 狭間(はざま):中間管理職。波風立てたくないタイプ。いつも“無難”の舵取りをしながら、どこかで息切れしている。
🌸 珠洲さん(すずさん):元・異業種からの転職組。明るく前向き、でも正論が直球すぎて、時に空気が凍る。だが、悪気は1ミリもない。
📘 二倉(ふたくら):無口な理論派。説明が上手いというより、本質しか言わない。沈黙すら説得力になるタイプ。
👔狭間:
「クラウドって、どこにあるんですか?」って、最近また聞かれたんですよ。
いやもう、雲の上にサーバーが浮かんでる絵が頭に浮かんで……。
🌸珠洲:
あ〜、それ私も思ってたやつです。最初ほんとに「空中サーバー」だと思ってました。
でも、「いまさら聞けない」って空気、ありました?
👔狭間:
ありましたね。で、僕も「まあ、ざっくり言うとそんな感じです」って流しちゃって。
ほんとはちゃんと説明した方が良かったんだろうけど……なんか、怖くて。
📘二倉:
怖いのは、説明することじゃなくて、説明した“あと”の責任なんですよね。
言葉にすれば、それは“あなたが言ったこと”になる。だから躊躇する。
🌸珠洲:
でも、説明って“正解”を伝えるだけじゃないですよね?
わからない人が安心できることとか、納得できることとか、そういうのが大事な気がして。
👔狭間:
それがうまくできたら苦労しないんだよな……。
僕なんか、「ちゃんと伝えて、逆に誤解される」くらいなら、言わない方がいいと思っちゃう。
📘二倉:
でもそれって、「信頼を失うのが怖い」ってことじゃないですか?
説明って、信頼関係の“橋”をかける行為なんですよ。
で、その橋って――渡るより、崩す方がずっと簡単。
🌸珠洲:
じゃあやっぱり、「わかりやすさ」って必要ですよね。
例えば「APIって何?」って聞かれたとき、私は「Uber Eatsの注文ボタンです!」って答えます。
ボタン一個押せば、裏でいろんな人やアプリが連携して、注文が届く。そんな感じで。
👔狭間:
それ、うまい説明だね。
完璧に正確じゃないかもしれないけど、“あ、なるほど”ってなる。
📘二倉:
それでいいんですよ。
説明の目的は、相手を完全に理解させることじゃなくて、
「よくわかんないけど、この人に任せても大丈夫そう」と思ってもらうこと。
🌸珠洲:
……それ、すごく大事な視点かも。
説明って、「全部わからせること」じゃないんですね。
📘二倉:
正確さより、“納得感”。
細かい理屈が伝わらなくても、「この人の言うことなら信じられる」って思ってもらえるか。
そこに尽きます。
👔狭間:
……なんか、救われるなぁ。
説明って“正しいことを言う行為”だと思ってたけど、
実は、“信じてもらえる状態を作る行為”だったのかもしれない。
🌸珠洲:
じゃあ私、これからも全力で信じてもらえる感じで説明します!
たとえ雑でも、任せてもらえるように!
📘二倉:
少なくとも、あなたの説明には熱と誠実さがある。
それだけで、十分“伝わる”と思う。
👔狭間:
じゃあ次の提案資料、珠洲さんに任せてみようかな……
いや、ちょっと怖いけど……いや、でもいけるか?
🌸珠洲:
やった!責任は全部……狭間さんで!
👔狭間:
爆発フラグが立った気がするんだけど!?
📘二倉:
(それでも、前に進んだ感はあるな)
✅ 今日のまとめ
『伝える』とは、“理解”じゃなく“信頼”を届けること。
完璧に説明しなくても、「任せよう」と思ってもらえればいい。
比喩や雑談の中にも、“伝わるスイッチ”は隠れている。
説明とは、言葉より関係性を整える行為。
🌸珠洲:
次は「生成AIって、なんで人間っぽく喋れるんですか?」やりたいです!
もうあれ、絶対みんな気になってる!
👔狭間:
おおお、それまた地雷テーマ感あるぞ……
📘二倉:
(でも、それこそ説明の腕の見せ所か)
