ロッタンとタノンサック~タイメディアニュース翻訳(2026年5月2日)
4月29日のONE SAMURAI 1での、ロッタン対武尊再戦の結果は、タイでも大きな話題となっているが、タイメディアの記事で、タイラット紙コメンテーターのB・バンパコン氏の記事が印象的だったので、ここで紹介したい。4月13日に後楽園ホールで世界タイトル(IBF世界ライトフライ級)の初防衛を果たしたタノンサック・シムシーについても話している。
また、タイ初のオリンピック金メダリストである、ソムラック・カムシン氏もロッタンにエールを送っており、合わせて紹介したい。
Google翻訳+Odasaiによる翻訳、修正
ロッタンとタノムサック(ペットコーソン)、B・バンパコン氏

驚いたロッタンのKO負け
ムエタイ・ボクシングについて書くことは滅多にありません。というのも、ボクシングの舞台裏の事情にはあまり詳しくないからです。
しかし、先週水曜日に開催されたONE Samurai 1で、ロッタン・ジットムアンノンがセガワ・タケル(武尊)に5ラウンドKO負けを喫したことは、タイのスポーツファンの間で依然として大きな話題となっており、多くの議論と批判が巻き起こっています。そこで、私(B・バンパコン氏)もこの議論に参加したいと思います。
スポーツファンの全体的な反応を見ると、大きく4つのグループに分けられます。
スポーツファンの4つのグループ
1つ目のグループは、ロッタンが出場するすべての試合で彼を応援してきたファンです。
このグループは敗北にかなり失望しているかもしれませんが、ロッタンを理解し、今後も応援し続ける覚悟です。
2つ目のグループは、かなり大きなグループで、試合結果に無関心なスポーツファンや一般の人々で構成されています。
彼らはスポーツの「勝ち負けがある」ことに興味があります。ロッタン(ブアカーオ)がトレーニング不足で対戦相手より体力が劣っていたとしたら、ノックアウトされるのは当然のことです。それはごく自然なことです。
次回、彼がより良い準備をし、試合以外の問題で集中力を乱されることがなければ、再びチャンピオンになるチャンスは十分にあります。
3つ目のグループは「批判者」と呼ばれる人々で、有名ボクサーが屈辱的な敗北を喫すると、ほくそ笑み、喜びます。
このグループは主に、ブアカーオの動向やニュースを熱心に追ってきた筋金入りのボクシングファンで構成されています。
ボクサーが品行方正で、正しい道を歩んでいれば、彼らは心から応援します。しかし、誰かが不適切な行動をとったり、プロ意識に欠ける振る舞いをすれば、彼らはミスをした瞬間に容赦なく攻撃します。
そして最後のグループは、現代ボクシングビジネスの内情を熟知しているボクシング界の人々です。
彼らは、目に見えるものが必ずしも真実だとは考えません。結果には何か裏があるはずだと信じているのです。
彼らは一般のスポーツファンに、「本当にそう思っているのか?」「分からないのか?」といった、意味深な質問を投げかけます。
なぜなら、彼らは繰り広げられるドラマを単なる物語として捉えているからです。投資家のマーケティング目的のために作られたものだと考えているのです。
結局のところ、それは個人の見解の問題であり、それぞれの視点や情報によって異なります。他人の考えをコントロールすることはできません。
ロッタンには失望したが、、
私自身は、ただのスポーツファンとして、ロッタンの敗北に失望しただけです。しかし、それでも私は彼がこの道を歩み続けることを応援し続けます。
28歳という年齢で、彼のスキルと経験を考えれば、もし彼が自分の過ちから真に学び、それを糧にして成長し、
「プロムエタイ選手」としての役割と責任を理解し、生活の一部を見直し、ソーシャルメディアの使用を減らし、アマチュアサッカーの試合数を減らし、そして、かつて名声を得た頃のようにハードなトレーニングを積めば、「ムエタイ界の究極のヒーロー」としてカムバックすることは、彼にとってそれほど難しいことではないはずです。
タノンサック・シムシーの勝利について
ロッタンを巡る騒動について話しましたが、もう一人の(純粋な)タイ人ボクサーについて書きたいと思います。
彼は現在、主要ボクシング団体でタイ唯一の世界チャンピオンの座を保持しています。しかし、彼の名声と世間の認知度は、ロッタンには及びません。
そのボクサーとは、「ジャオ・ソン」ペッコーソン・グリーンツダ、本名はタノンサック・シムシーです。
タイでは「ペッコーソン・グリーンツダ」が、タノンサックのリングネーム
彼はタイ人50人目のプロボクシングの世界チャンピオンです。
彼は先日、ソンクラーン祭(タイ正月)の期間中にIBF(国際ボクシング連盟)ライトフライ級の世界タイトルの初防衛に成功しました。
日本で行われた試合で、メキシコ出身の挑戦者セルヒオ・メンドーサを2ラウンドで鮮やかにノックアウトしました。
ペッコーソン(タノンサック)はシーサケート県シラタナ地区の出身ですが、日本のプロモーターにちなんで「グリーンツダ」というリングネームを使っています。彼には、タイ人の100%の信頼できるトレーナー、プーム氏がいます。
タノンサックが日本で有名な世界チャンピオンで、行く先々でサインを求める人々に囲まれているとは、誰が信じるでしょうか?

タイでは気付かれない世界王者
しかし、世界タイトル防衛に成功しタイに帰国した日、彼に気づいた人はいませんでした。彼を歓迎するボクシングファンはおらず、メディアも写真撮影や報道に関心を示しませんでした。
彼は試合のたびに外国人に対し、タイの強さを誇らしげに披露しているにもかかわらず、このような状況が続いています。
彼は試合のたびに必ずタイ国歌を歌い、タイ国旗を振ります。彼は世界ボクシングチャンピオンでありながら、スポンサーのロゴや広告(タイのスポンサー)もトランクスやジャージにも入っていません。
タノンサックの夢
タノンサックの夢は、故郷のシーサケート県で、愛する両親と兄弟姉妹の前で世界タイトルを防衛することです。試合はタイ全土のボクシングファンに向けて生中継され、彼の華麗な技を目撃できるでしょう。
私たちは、まだ注目を浴びていないタイ唯一の世界ボクシングチャンピオン、タノンサック・シムシー(ペッコーソン・グリーンスダ)を応援します。

これから先、タイの人々が彼の名前をもっとよく知るようになることを願っています。彼がロッタンの何分の1かでも知名度を上げてくれれば、それで十分です。
B. バンパコン -
↑ ↑ タイラット(THAIRATH)の記事リンク(2026年5月2日)
ロッタンよ笑顔で戦い続けろ~ソムラック・カムシン

ソムラックのロッタン対武尊再戦コメント
タイの伝説的ボクサーであり、1996年アトランタオリンピック金メダリストのソムラック・カムシンが、ONE Samurai 1のメインイベントでロッタン・ジットムアンノンがタケル・セガワ(武尊)にノックアウト負けした理由を分析した。
ロッタン・ジットムアンノンは、かつてのライバルである武尊に5ラウンドでノックアウト負けを喫し、ONEキックボクシング・フライ級世界暫定王座獲得を逃した。ロッタンは懸命に反撃を試みたが、武尊の強烈なパンチに耐えきれなかった。
ロッタン敗北の原因とは
ソムラック・カムシンは、ロッタンの敗北の主な原因は、重要な試合の数日前にONE Championshipとの契約をめぐる争いがあったことだと考えている。これがストレスの蓄積につながり、休息やトレーニングに影響を与えた可能性があるという。しかし、ロッタンの称賛に値する点は、最後の最後まで決して諦めなかった闘志だ。
ソムラックは、SNSでロッタンのインタビュー動画を共有し、「ロッタンの精神力には感服せざるを得ない。彼は最後まで、実に堂々と戦った」とコメントした。
ロッタンのパンチは武尊よりも遅かった
以下もソムラックによるコメントである。
「試合前のトレーニングには様々な問題があった。ストレスが溜まると、休息や睡眠が十分に取れず、トレーニングも最適とは言えない。それが彼に影響を与えたのだ」
「さらに、ロッタンは試合に出られるかどうかも分からなかった。様々な問題からストレスが溜まっていた。しかし、いざ試合になると、ロッタンはライオンのような闘志を見せ、最後まで戦い抜いた。とはいえ、彼の体調やトレーニング状況は対戦相手に劣っていた」
「日本のボクサー(武尊)はパンチを当てると全く動揺しなかったが、ロッタンは動揺した。ロッタンのパンチは彼より遅かった。」「トレーニングが不十分だったのはストレスのせいだ。でも大丈夫。ロッタンはベストを尽くした。」
ロッタンよ笑顔で戦い続けろ
「ボクサーには勝ち負けがある。今は彼らの番、そして私たちの番だ。私も経験済みだ。2000年のシドニーオリンピックで負けた後、国中から批判された(準々決勝でアメリカのリカルド・フアレスにRSCで敗退)。彼と同じようにムエタイの天才であるサーマート・パヤカルーンもオーストラリアでプロボクシングの世界タイトル防衛戦を行ったが、ノックアウト負けした後、国中から批判された」

「だから、ロッタンよ落ち着け。俺たちには実力がある。どんな困難にも笑顔で立ち向かえ、友よ。笑顔で戦い続けろ。嘘ではない。俺たちは必ず乗り越えられる」
↑ ↑ タイラット(THAIRATH)の記事リンク(2026年4月30日)
※Pictures from Thairath and 7ch TV 写真はThairathのサイトからと、7チャンネルテレビより。
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