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【観劇ログ】Karate Kid - ウィンブルドン観劇レビュー

日程:2026年 05月03日(日曜)
作品:Musical「Karate Kid」
劇場:New Wimbledon Theatre
座席:1階_P列_20番
時間:開演 14:00


今回の記事ではロンドンのウィンブルドンで上演されているミュージカル「Karate Kid」の観劇レビューを書いていきたいと思います!!


本作品の演出は、宮本亜門さんが務め、その他にも衣装や音響などで日本人スタッフが多く関わっている作品です。


なので、日本の文化や特徴をどの様に舞台で表現するのか学ぶことも含めて観劇してきました。


では、さっそく感想をまとめていきましょう!



開演前

①・Good points


⑴・ダンスと武術の表現の融合
個人的に今回、おもしろいなと感じた1番のポイントはダンスでした。

私自身、ダンサーとして活動してるからというのもありますが、同じ空手を表現するにしても主人公側の空手の表現と、敵側の空手の表現が大きくことなっていたからです。

敵側の空手は、ヒップホップ系の動きを組み合わせた踊りで、力強くパッションのある鋭く激しい振付
主人公側の空手は、コンテンポラリー系の動きと組み合わせ、静かで抽象的かつアート的な振付

空手というテーマを、同じダンスという身体表現ではあるが2つの異なるスタイルで表現することによって、同じ武術に取り組んでいても、それに対しての取り組む心構えや姿勢の違いを見事に表現されていて素敵だなと感じました。


⑵・静と動のバランス
こちらは、前述のダンスの身体表現の違いにも重なる話ではあるのですが、今回の舞台ではマジョリティとマイノリティ、動的な動きと静的な動き、動的なシーンと静的なシーンなど様々な対比を舞台で表現してました。
この作品では「バランスが大事」という表現が何度も出てくるのですが、それを舞台全体で表現していて、ただのエンターテイメントな舞台を見ているというよりは、何か1つの教訓や哲学的なメッセージを表現しているエンタメ的ではあるが芸術的でもある舞台を観劇している感覚になりました


⑶・他の作品とは違った世界観
最後に、他の作品とは違うなと感じた部分をお伝えしたいと思います。

まずは、単純に日本の空手をテーマにしていることもあって、音楽に和楽器の音が入っていたり、背景や美術にも和のテイストが大きく反映されており、普段ロンドンで見る舞台とは違った世界観だと感じました。

その他にも、前述してしまいましたが元々映画の作品を舞台化してるのでエンタメよりな舞台になるかなと思いきや、そうではなく芸術性やメッセージ性もしっかりと取り入れた舞台となっていました。

そして、舞台として舞台の中だけで話しが終わるかと思いきや、ストーリーの最後にある空手大会のトーナメントシーンではMC役の人が登場し、客席に向けてコール&レスポンスを行い、一気にライブ感、一体感を創り出し、舞台と客席の垣根がなくなる瞬間もあり、とても斬新かつ素敵な演出だなと感じました。


1幕・終了後

②・まとめ


では、今回の作品を観劇して感じたことをまとめていきたいと思います。

今回の観劇を通して感じたのは、舞台で何度も台詞として出てきた通り、シンプルに「バランス」が大切だなと感じました。

というのも、ダンスのシーンでヒップホップ系とコンテンポラリー系の2種類の振り付けで空手を表現しているのを見ていて感じたのですが...

ヒップホップ系は動きもハッキリしているし方向性も明確かつ情熱的で楽しいのですが、ずっとこれだけで舞台が進んだらそれはそれでそれで見ていて疲れるうえに飽きるなと感じました。

それに対して、コンテンポラリー系は静かで曲線的な動きが多かったり、抽象的な身体表現が多いのでじっくりと見て想像を広げたり、考える余白があるなと感じる一方、ずっとこれだけで舞台が進むと小難しくて眠たくなってくるだろうなと感じました。

だからこそ、ヒップホップ系とコンテンポラリー系が合わさることでシーンに起伏が生まれ、ずっと楽しんで見ていられるのだろうなと感じました。

個人的な考えとして、時には極端にどちらかに偏らなければいけない時もあるかとは思いますが、バランスを取ることを忘れずにこれからも自分の目標に向かって少しずつ進んでいこうと思います。


では、次回のレビュー記事もお楽しみにー!


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