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インディーゲームのデバッグコスト問題(ゲーム開発の話)

個人でスマホアプリを出す場合や、steamで個人でゲームを出す、同人ダウンロードサイトでゲームを売るなどの場合、デバッグは開発者自身がやるだけというのも多いでしょう。

しかし、switchやPS、XBOXなどのコンシューマゲーム機やsteamでパブリッシャーを介してインディーゲームを出す場合、開発者の利益を減らす形で100万円以上(ボリュームの多いゲームの場合はもっと額が増える)のデバッグコストが必要となってきます。

宣伝やリリースに関するコストはパブリッシャーが負担し、開発系のコストは開発者(デベロッパー)が負担するのが基本です。

開発者の想定利益が1000万円を超えるというインディーゲームなら良いのですが、開発者の想定利益は数百万円しかないのもわりとあり、100万円以上がデバッグのための出費で削られるというのはかなり痛いです。
(だから利益が低そうな小規模ゲームではデバッグを外部に依頼しない事もよくある)

デバッグの費用はソフトのリリース前に開発者が出すもので、パブリッシャーが負担して後からロイヤリティで回収するという物ではありません。
(一部のパブリッシャーは一時的に肩代わりし、その分ロイヤリティを多く取るというのもあるかも)

このデバッグの出費でデベロッパーは100万円以上出し、実際にゲームをリリースするも思ったように売れなかった場合、結構な額の損害を受けるという事になります。

ゲーム制作中にはデバッグコスト以外にもグラフィックや音楽の外注費や色々な費用がかかっていて、それらをきちんと回収できなかった場合、「インディーゲームを作って儲けるどころか、かなりの額のお金を失った」という事にもなりかねません。

残念ながら今はインディーゲームがなかなか売れにくくなっているため、このような悲惨な目にあっている開発者達も多いのです。


・ココナラなどなら安くデバッグできるが・・・

デバッグは、ココナラなどで個人デバッガーに依頼する方式と、デバッグ専門会社をパブリッシャーさんなどに紹介してもらったり自分で申し込んでしてもらう方式があります。

後者の場合、デバッガーに支払う金(時給計算や日給計算)、デバッガーの食費や交通費、デバッグ会社の取り分、デバッグ場所の場所代や機材費などがデバッグ費用に含まれるため、個人デバッガーに直接デバッグを依頼する方式に比べて費用が大きくなってしまいます。
しかし、デバッグ専門の会社ならきちんしたデバッグをしてもらえます。

ココナラで個人デバッガーに仕事を依頼する場合、「ただ普通にプレイして何か気になる箇所を見つける」みたいなレベルの低いデバッグになっている場合もあります。
また、預けたゲームデータ(PCでプレイできるためのビルドファイル)が何らかの理由(ウイルス感染など)で漏洩してしまうリスクもあります。

ココナラで個人デバッガーに依頼する場合、「本当にきちんとしたデバッグをしてくれるのか?」や「ゲームデータ漏洩で損害を受けた場合は賠償金を支払ってもらうようきちんと法的な契約を必ず結ぶ」というのには注意しましょう。
総プレイ時間を内部でこっそりカウントしておくプログラムを仕込んでおくのもお忘れなく。(実際は規定時間プレイしてもらえない事もある)

個人デバッガーに依頼する場合も、一人あたり一日8時間デバッグしてもらうとして、一日分の費用は1万円を超えます。
デバッグ会社の場合はそこからさらに費用がかかると思ってください。
一般的なデバッグは開発の終盤で複数人に数週間してもらいます。

ボリュームの多いゲームはゲーム内に実装しているチート機能や特殊なセーブデータファイル読み込みなどでデバッグをより効率良くできるようにしますが、それでもやはりかなりの時間をデバッグしてもらうのに要します。


「自分も将来インディーゲームを出してお金を稼ぎたい」と思っている人達は、実際はインディーゲームリリースにはそこそこ高額のお金が必要となり、そのうちパブリッシャーが一時的に負担してくれるお金以外については自腹でそのお金をまず出さないといけないという事はよく理解しておくべきです。

そのお金をゲームリリース後にきちんと回収できなかった場合、足りなかった分はそのまま損失となります。

「インディーゲーム=お金稼ぎができる物」という安易な考えをしている人は、「逆にそこそこの額のお金を失う事もある」というのはよく理解しておくべき。

だからこそ、少しでも利益を増える事はしっかりやっておかないといけません。

この本は読んでおくのをおすすめします。


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