インディーゲーム製作者が意識しておくべき「てんかん対策」(ゲーム制作の話)
ゲームでは光の点滅が起きる事がよくあります。
画面全体をピカっと点滅させる事もあれば、シューティングゲームの敵弾を目立つよう常に点滅させ続けたり、あるいはアクションゲームやfpsなどで攻撃がヒットした瞬間のエフェクトとして点滅が発生する事があります。
この手の点滅は『てんかん』や『意識障害』などの光過敏性発作を持っている人達にとっては症状の発生を起こす場合があります。
そのため、インディーゲーム製作者達はきちんと考慮しておく必要があります。
・まずはゲームの起動画面で注意書きをきちんと表示する
一部のゲームではゲームの起動時に光過敏性発作についての注意をきちんと表示していたりします。
時々この手の警告を見かけるでしょう。
これはそういう病気を持っている人達に対して注意を促すだけでなく、「これをきちんと表示していないと、場合によってはユーザーから訴えられて裁判になる事がある(海外だと結構な金銭的な損害が発生する)」ため、大手や中小メーカーはこれをきちんと表示するようにしているのです。
個人や少人数で作っているインディーゲームも場合によっては訴訟を起こされる事があります。
あなたがインディーゲーム制作者でゲームをいくつか出していたりこれから出す場合、こういう注意の表示をゲーム起動画面に必ず表示するようにしましょう。
もちろん海外版はその言語で表示を。
・ゲーム内の光の点滅の強さを調整してみる
光の点滅については、その点滅の明度差を抑える事で刺激をだいぶ減らす事ができます。
たとえば、シューティングやSF系のアクションゲームやFPSなどでは敵の弾を点滅させ続ける事があります。
その点滅の明度差を抑え気味にすると刺激もだいぶ減る事になります。
敵の弾についても「点滅させる以外の方法で目立たせる」という方式に変更したり。
たとえばぐるぐると回転する形の敵弾は点滅させなくても視認性がアップします。
攻撃が当たった時のヒットエフェクトも同様で、フラッシュ的に光の点滅を意識した明度差のあるヒットエフェクトより、明度差の変化が無いヒットマークを短時間表示させる形式のヒットエフェクトの方が刺激をずいぶん弱められます。
元々のグラフィックデザインで光過敏性対策をしておく以外にも、ゲームのオプション設定で「光過敏性発作対策」をONにすると色々な点滅の明度差をかなり抑えた物に変更できるというのでも良いでしょう。
・色々な人に配慮したゲームはその分ゲームの売れ行きも伸びる
てんかんの人はてんかんが起きそうなゲームは避けたりします。
一方、「てんかん対策をきちんと考えている」というのが分かっているゲームは買いやすくなります。
てんかん対策用の設定をゲームオプションに入れたり、エフェクトやその他でてんかんなどが起きにくいデザインにする事はゲームの売れ行きを増やす事につながるのです。
他にも「片腕でしかゲームが遊べない」という人のために片腕でもゲームがきちんとプレイできるようなユーザーインターフェイスが選べると、やはりこれもゲームの売れ行きを増やす事になります。
コンシューマー機やPCのゲームで「片腕でもきちんと遊べる」みたいな操作方法も選択できるようにしてみてください。
「お客様に配慮したゲーム制作は、そのゲームの売れ行きをきちんと増やしてくれる」というのを意識するようにしてください。
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