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steamのアーリーアクセス(early access)のデメリットを理解しておく (インディーゲーム制作の話)

steamでは開発途中のゲームを販売して、ユーザーの意見を聞きながら改善していき、やがて正式版をリリースする事が可能となっています。

このアーリーアクセス(early access)という仕組みは利点もあるのですが、「売り上げ面では結構なデメリットが発生する事がある」というのもゲーム開発者は前もってきちんと理解しておかないといけません。

・公開直後からそこそこ評価の良いゲームならいいが・・・

early accessで公開し、問題点もあるもののそこそこ評価が良いゲームはその後も好調に売れていき、正式版リリース後も売れてヒットする事があります。

ただ、early accessというのは開発途中のゲームを公開するため、「本来搭載するつもりの要素がまだ搭載していない」や「ゲームバランスがきちんと取れていない」というのが多く、元々計画していたゲームほど面白さや満足度が無く、そのため評価がいまいちになる事もわりとあります。

ユーザーはその「作りかけで完成度が低いゲーム」で評価してレビューを投稿しますが、「その低評価レビューがストアに残り続けて、今後売れるのをずっと阻害し続ける」という非常に困った状況に陥ってしまう事があります。
製品版リリース後も。

一応アーリーアクセス段階でレビューした場合、steamでは「早期アクセスレビュー」という表示が各レビューに付きます。
ただ、その早期アクセスレビューで書かれている色々な問題点は、「製品版で実際は改善されたのか、製品版でも残ったままなのか?」が、これからそのゲームを買うかどうか検討している人達にとってはよくわからないのです。
(アップデート情報をこまめにチェックすると分かる事はありますが)

「早期アクセスレビューで問題とされている箇所が製品版でも残っているかもしれない」と判断されると、それによって購入意欲が落ちたり無くなってしまう事があるのです。

早期アクセスレビューを書いたユーザーも、その後にアップデートでゲームを改善したらレビューを書き直してくれる人もいれば、もうそのゲームには興味が無くなって古いバージョンのレビューのまま放置するという人もかなりいます。
その古いバージョンの低評価レビューが販売の足をずっとひっぱってしまう事にも……。

ゲームの開発途中で販売していくらか開発資金を回収できるという点では魅力があるアーリーアクセス制度ですが、「本当にこのゲームを開発途中で公開すべきか?」については事前によく検討すべきだと思います。

また、アーリーアクセスとしてリリースする場合は、それなりに満足度があるゲームにしてからにしましょう。

アーリーアクセス公開直後から良い評価がそれなりに付くゲームならともかく、アーリーアクセス段階で低評価が多く付いたゲームはその低評価レビューが今後ストアに残り続けて、正式版の販売の足をずっとひっぱり続けてゲームの売り上げが絶望的になってしまう事にもなりかねないのです。

ゲームによってはもうアーリーアクセス中に「このゲームは立て直しは無理」と判断し、そのゲームの開発を途中でやめる事にも。


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