個人でも半年以内に作れる小規模インディーゲーム制作のすすめ
今回の記事は個人や数人の少人数でインディーゲームを作っている人達向けの記事となっています。
個人や少人数開発のインディーゲームの多くは、一作の完成に数年かかるようになっています。
ただ、みなさんよくご存知のようにインディーゲームは今はソフトがあまりにも増えすぎて一作一作はもうかなり売れない状況になっています。
そのため、何年もかけて作ったゲーム(開発費がそれなりにかかっているゲーム)が実際にリリースすると思ったように売れてくれず、開発費をきちんと回収できずに地獄を見るという事もよくあります。
・小規模ゲーム開発のすすめ
一人でも六カ月以内に完成してリリースできる規模のゲームは小規模ゲームと言えます。
この手のゲームでだいぶヒットしている作品としては
・スイカゲーム
・8番出口
・downwell
・pools
・getting over it
・jump king
・Placid Plastic Duck Simulator
などがありますが、そこまで大きなヒットでなくてもそれなりに売れて開発費をきちんと回収できているのも多いです。
ヴァンパイアサバイバーズも今はアップデートでかなり大規模なゲームになっていますが、初期のバージョンは個人が比較的短い開発期間で作れる小規模ゲームでした。
このような一人でも六か月以内で完成できるインディーゲームの場合、それだけ開発コストも大きく抑える事ができます。
プログラミングやゲームのボリュームも小さいためデバッグにかかる時間もだいぶ抑える事ができます。
上記で挙げた色々なゲームのように
・ゲームとしてのアイデアの良さ(アイデア勝負)
・ユーザーが「これを遊んでみたい」ときちんと思ってもらえるか
を上手く達成できているゲームの場合、リリースから5年以内の累計販売本数が数万本行くというのも特に難しくはありません。
・実際の開発期間
「一人の開発で半年以内」と書きましたが、実際は「8割近くを四カ月以内に完成できる」という規模を目指しましょう。
8割近くまで作ってからパブリッシャーに見せて、そこから調整をして残り二カ月分相当でリリースにこぎつけるという感じです。
実際はパブリッシャーによってはリリースまでだいぶ待たされる事もありますが、その待ち時間は次のゲーム開発に使ってください。
・小規模開発ゲームの価格と売り方
小規模開発ゲームはゲームとしてのボリュームは少ないため、価格は通常価格もセール価格もかなり安くしないといけません。
たとえば通常価格は税込み450円でリリースし、その後は頻繁にセールで250円や200円という価格で売り続けるのです。
200円のセールで累計販売本数が2万本を超えた場合、パブリッシャーとの契約内容にもよりますが開発者にはだいたい200万円弱のお金が入って来るという事になるでしょう。
半年以内に作ったゲームの利益が200万円弱というのは、個人開発者にとってまぁそこまで悪い数字ではないかと。
(本当は自営業者はもっと稼がないとダメですが)
実際はそこからさらに売れ続けてもっと利益が増える事もあります。
もし200円でも思ったように売れない場合は150円や100円で売り続けて開発費を回収していく形になります。
・複数人開発で必ず起きる「仕事が無い」問題
数人の少人数でゲーム制作をしている場合、時々「この人は仕事が無い」みたいな事が起きてしまう事があると思います。
そういう時は一人に複数のスキルを持たせておき、たとえば手の空いたスタッフにはSNSでの宣伝活動をしてもらったり、PVを作らせる、デバッグをさせるなど、そういう事をさせているとは思います。
プログラマーやサウンドクリエイターでもドット絵をある程度描けるように練習させていると、グラフィック制作の補助もできたり。
こういう風に手の空いてるスタッフに何らかの仕事をきちんと割り当てる事が少人数開発では必要となってきます。
手の空いたスタッフにも人件費はかかり続けるので、常に何か仕事をさせないといけない。
メインのゲーム開発とは別に、サブとして小規模ゲーム(個人でも六か月以内で作れる規模のゲーム)を同時に開発する事は、こういう「手の空いた人」に仕事を割り振るのに使えます。
基本はメインゲームの開発に力を入れ、そのゲーム開発中に手の空いたスタッフが出た場合、サブの小規模開発の方で何らかの仕事をさせるという感じです。
小規模開発ゲームはそこまで高いプログラミングスキルを必要としない事もあり、そういうゲームはグラフィックや音楽スタッフが手の空いてる時間に少しずつプログラミングを覚えさせて作っていけるという事もあります。
・個人開発者にとっては年収を下支えしてくれる事も
リリースした小規模開発ゲームは、一定期間はその開発費の回収に充てられる事になりますが、思ったより売れた場合は開発費の回収は早々に終わり、そこからはボーナスタイムに突入します。
個人でインディーゲームを開発している人の場合、そういう「開発費の回収がすでに終わったゲーム」が増えるほど、そういうゲームがセールの時にある程度売れ続けて、年収を下支えしてくれる事になるでしょう。
人にもよりますが、過去作品だけで年間に100万~200万くらい勝手に入り続けてずいぶん助かるという事にも。
今はインディーゲームも大規模化、開発費の高騰化が進んでいますが、昔のようにもっと気軽に遊べてその分値段もかなり安いインディーゲームの開発を意識してはどうでしょうか。
この手のゲームは「アイデアの良さ」「ユーザーが遊んでみたいと思ってくれるか」にしっかり力を入れていると成功しやすいです。
上記はインディーゲームの売れ行きを増やすために大切な事を多岐に渡って解説している本です。
低評価レビューもついていますが、「すごい参考になった!」という5点満点の高評価レビューもいくつも付いています。
本の値段は安いしkindle unlimitedでも読めますので、個人や少人数でゲーム制作をしている人は是非一度読んでみてください。
この本で書いている事を一つ一つきちんとやっていると、今後あなたが出すゲームの売れ行きが増加して利益が結構増える事になります。
(数千円や数万円なんてしょぼい額ではなくもっと多く増えるでしょう)
