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センターXの キューピット

高校時代
友人に恋人ができた

こっそり

実験をしてみたのだ

後ろの席の男子に
「〇〇ちゃんが好きって
言ってたよ」


ポソっと伝えた

なんのことかは
言ってない

それまで
ただのクラスメイトで
接点のなかった 二人

さて
これを聞いたら
どうなるんだろう

私は
そう思った

もちろん
誰にでも言うわけじゃない

この二人
キッカケさえあれば
いけるんじゃないか

そう思ったから
矢を放った

すると
男子は〇〇ちゃんを
意識するようになった

それまで
なんとも思っていなかった相手が

「もしかして 自分のことを好きな異性」

に変化した

そこから
二人の関係は発展して
付き合い始めた

実験
成功

自分より先に
友人に恋人を作ってしまった

後日
二人が仲良くなった頃

ネタばらしをした

すると

「えーーー!!
なんでいうのよぉぉ!!」


ニヤニヤ怒られた

……すまんのぅ

私は
人間関係の変化を見るのが
好きだった

この人とこの人なら
キッカケがあれば
どうなるんだろう

そんなことを
考えていた

私は
二人をくっつけたかったわけでは
特に ない

ただ
狙いを定めて
一本
矢を放っただけ

それは
センターXに
うまく刺さった

私の背中に
羽根が生えていたかもしれない

【マタギの脳内サバイバル】
一矢の キッカケを
拾うか拾わないかは 本人次第



ただし
恋の守秘義務は
ちょっと弱め

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