Photo by
calm_kaiza
透明人間は 思ったより危険だった
いつも買い物は徒歩で行く
でも今日は久しぶりに自転車に乗って
少し離れたお店へ向かった
すると
逆走
脇道から飛び出し
優先じゃない道から一時停止なし
車まで脇からスッと出てくる
……ダンジョンかな
私が交通ルールを勘違いしているのかと思うくらい 無法地帯だった
なんとか店に着いて一安心
……と思ったら
今度は店内で何度もぶつかられる
混んでもいないのに
大きな声で話している人もいて
今日はなんだか 少しだけ世界が雑だった
もしかして
みんな私のことが見えてない?
気配を消す能力を極めすぎて
とうとう透明化してしまったのだろうか
いやいや
昔は透明人間って少し憧れたけど
実際に透明になったら ガチでサバイバルだ
逆走してくる自転車も避けてくれない
子どもも車も全力で突っ込んでくる
店では何度もぶつかられる
透明人間って
自由どころか命がけじゃないか
今日はいろいろ重なっただけ
たぶんそうなんだろう
でも そんな一日の終わりに思った
透明人間には
ならなくていいや
【マタギの脳内サバイバル】
憧れは 安全な距離から見るくらいがちょうどいい
透明人間に憧れていた子どもの頃の私へ
安心してください
大人になった私は
特に超能力は無いけど 楽しく生きてます
でも
電動ハンドソープは
たまに私を認識しません
猫様も
私を踏んで横切って行きます
心がクリアすぎるのでしょうか
