見出し画像

優待はお得体験 じゃなくて「扉」

そうだ 独りでどこか知らない場所に行こう

今年の目標の一つに
「ソロ活をする」と手帳に書いていた

昨日 届いた
東洋文庫ミュージアムの招待券

きっかけがなかったら
行くことはなかったと思う

そもそも検索すらしていないし
予定にも入っていなかった

今日の体験は
誰かに導かれたかのような
そんな 不思議な気持ちだった

お得だったから来た
というよりも

優待券が
「行動のきっかけ」になった

これまで優待というものは
「得をするための仕組み」だと思っていた

映画が安くなる
外食が割引になる
レジャー費が浮く

でも今日の体験は
それとは少し違っていた

知らなかった場所に行く
本来なら選ばなかった体験をする

今日起きていたのは
節約ではなく
今まで閉じていた扉を
ひとつ開けたようなものだった

行く理由ができる
予定になかった場所に入る
そこで思考が広がる

お金のリターンというより
行動のリターン

今までは
自分の気に入った場所のルーティンだった

優待券に背中を押されて
予定になかった場所へ行き
予定になかった時間を過ごした

それが 新鮮で面白かった

私は 初めての場所は必ず誰かと行く

初めての観光地
初めての飲食店
初めての体験

どこかに
誰かが知っているという安心感を
持ち込んでいたのかもしれない

でも今日は違う

博物館も初めて
ランチのお店も初めて
全部 一人だった

大袈裟かもしれない
でも私にとっては
小さな探検だった

ランチのお店は
ミュージアム併設のオリエント・カフェが
1時間待ちで入れそうもなかったので
残念だが 諦めた

帰りの道すがら 気になったお店
入口から少し入りづらい雰囲気

正直
数秒立ち止まった

メニューを見る
周囲を見る
もう一度メニューを見る

よし 入ってみよう

今思えば
「ソロ活女子のススメ」の早乙女恵を気取っていたが

完全に
「はじめてのおつかい」の5歳児である

それでも入ってみたら
普通だった

だいたい世の中は
そんなものなのかもしれない

入る前が一番怖い
中は意外と普通

一人で行動することで
気付いたこともある

他人に合わせずに動ける
会話に注意力を削がれない
体験に集中できる

体験の密度が上がるんだ

誰かと一緒にいると
楽しさは共有される
でも注意は分散する

一人だと
その逆になる

じっくり解説をなぞり
自分のペースで立ち止まり
気になるところをぐるぐる回遊し
帰りたい時に帰れる

そしてランチを食べながら
脳内で淡々と食レポを実況する

私は今日
ソロ活の扉を開いたというより
知らない場所へ
一人で入る扉を開いたのかもしれない


【マタギの脳内サバイバル】
優待は割引ではなく
まだ知らない体験への入口だった


そして私は今日
はじめてのおつかい…

あ 違った

ソロ活ミッションを 無事コンプリートした


東洋文庫ミュージアムで見かけた格言に

「薄いものは曲がる
だが厚くなれば曲げにくくなる」

というものがあった

娘は
あぁ 勉強を日々積み重ねるってことね!
と言った

なるほど
確かにそうかもしれない

私は
ああ 頑固な大人ってそうやって作られるんだぁ
と思ったんだ

娘には
絶対違うけど意味は通じるのが腹立つ
と笑われた


…私もそう思う

いいなと思ったら応援しよう!