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見え方は 変わる

昔 友人に
「ペットショップ付き合って」
と言われ

もふもふ好きの私は喜んでついて行った

犬かな
猫かな
うさぎかな

もしや オウムか

そんなことを思いながら店に入ると
どうも様子がおかしい

ガラス張りのケージが並び
虫かごの壁

その中には

ヘビ
トカゲ
でっかいやつ!
ビビッドなやつ!!

爬虫類専門店だったーー!!!

入り口で固まる私

何が怖いって
本体の動きも独特なのに

エサまでモゾモゾ ウジャウジャ動く

私はドアの前で固まったまま動けなかった

もちろん
その日は大量の昆虫が出てくる夢を見た

完・全・敗・北


それから数年後

子どもの友達の家へ遊びに行った

そこには 小さな白いトカゲがいた

正直 最初は少し身構えた

でも
あ かわいい…

その子は その家で大切に育てられていた

名前があって
毎日ごはんをもらって
家族に愛されている一匹だった

動きは驚くほど丁寧で
顔もどこか上品だった

触ることはできなかったけれど
不思議と怖くなかった

それどころか

首を傾げたその姿に
ハートが撃ち抜かれたくらいだ

あの日 気づいた

私は「トカゲ」という種類を見ていたときは怖かった

でも愛されているのが分かる一匹を見ると
ちゃんと可愛いと思えた

関係性が見えると
生き物は急に「種類」ではなく「誰か」になる


街ゆく人も そうだよな


もしかしたら
私たちは見た目を好きになるのではなく

その向こうにある物語を好きになっているのかもしれない


【マタギの脳内サバイバル】
関係性が見えた瞬間
世界は少し優しく見える


もし友人がドラゴンを飼っていたら

「ドラゴン」ではなく
「〇〇さんちのドラゴン」

というカテゴリになるのかもしれない


……案外 可愛いと思える気がする

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