京都での文学賞授賞式に家族で行ってきました(注:一応呼ばれています)
はじめに
こんにちは吉村うにうにです。普段は長編小説、ショートショート、エッセイ、詩などを書いております。例えばこちら
今回は、第二回京都やおよろず文学賞に作品が入選し、その表彰式に参加したお話です。
ちなみに(注:一応呼ばれています)というカッコ書きにあれ? と思われたそこのあなた。わざわざ注をつけたのは以下のような経験があったからです。
前回に引き続いての入賞です。それゆえに、参加するかどうか迷いました
京都やおよろず文学賞、実は昨年の第一回も入選いたしました。その時の記事がこちら。
前回の表彰式に京都梨木神社まで日帰りで行って参加しました。梨木神社の凛とした空気感の中での表彰式は素晴らしかったと思います。そこで審査員の先生方の参考になるお話は伺えましたが、折角埼玉から京都まで新幹線で行ったのに私の作品については一言も触れて頂けませんでした。また、表彰されるのも、優秀賞と佳作のみで、私のように入選者が壇上に上がる事はありませんでした。結果、他の受賞者に拍手を送るだけの役割でした。会場が近場であればそれでいいのしょうが、私は遠くから来たせいか、ダメ出しでも良いから一言コメントを頂きたかった、という想いが残りました。
だから、今回入選のお知らせを頂いた時には、迷いました。やはりお金と時間をかけて行って他の方の拍手だけして帰るなんて勿体ない気はするし、でも表彰式に呼ばれるなんて滅多にない栄誉だから行くべきだとも思うし、考え込みました。
そもそも審査料も払わずに審査をして頂いたのに、表彰式の内容に不満を抱く筋合いではないのは理解しています。ただ、交通費と時間をかけて行くからには、ちょっとくらいは「いい思いをしたい」と「ブラックうにうに」が囁いています。その時、ふと考えが浮かびました。
そうだ、家族旅行も兼ねて行けばいい
思い出すと、昨年の表彰式では妻と子は幼稚園の行事と重なったのでした。今年はそれが重なりません。六歳になる息子は、外でお泊りするのが苦手なので、幼稚園のお泊り会の前に一度外泊の練習をしたのでした。
練習のお陰か、お泊り会は上手く行きましたが、まだ寝つきが悪かったそうです。つまり、外泊の練習がまだ必要という事です。ちなみに一度目の練習の記事はこちら。
どうせ行くなら家族で京都旅行をし、そこで外泊をし、その一環として表彰式に参加するというのであれば、表彰式で拍手をして帰るだけでも、息子の練習ができて尚且つ雰囲気の良い神社を見物できたと自分を納得させられるのではないかと考えました。旅の目的を複数持てば良いのです。そう妻に提案すると、その考えにちょっと戸惑っていたようですが、賛成してくれました。息子の負担を考え、一泊二日の旅となりました。
京都へ出発です
昨夜は翌日のお弁当の下準備のため寝るのが遅くなり、結果睡眠不足です。ですがテンション高く、チキンライスと焼き野菜弁当を作りました。昨夜、妻もジャガイモの皮むきを手伝ってくれました。お弁当はこちら

埼玉から在来線で東京駅へ、そこから新幹線です。車内でお弁当を頂き、原稿を書いているとあっという間に京都です。
京都から梅小路京都西駅へ、そこから徒歩ですぐのところにホテルはありました。現代的な綺麗なホテルですが、和のテイストをふんだんに散りばめています。

チェックインの後、近くにある鉄道博物館へ

ホテルの夕食が、驚くほど美味しかったです。牛肉の陶板焼きに牛肉のすき煮(たれの少ないすき焼き)と私のチョイスで多めになりました。お刺身も最高で、デザートは練り切りとフルーツでした。これも美味でした。

夜は、四月に天国へ旅立った猫さんの思い出をエッセイにしたためて、寝ました。
表彰式会場へ
翌朝、ホテルのモーニングビュッフェです。こちらも美味でした。鮭や麻婆豆腐、どれをとっても細やかな味わいでした。自動機械で作るパンケーキももっちりしていました。

ホテルをチェックアウトして、バスで京都駅へ、そこからバスを乗り換えて、府立医大病院前で降りると、会場の梨木神社はすぐそこです。

会場に受付をして入ると、呼び止められました。「吉村うにうにさんですね? 入選者代表として、賞状を受け取ってもらえますか?」 今回は、前回と違って、優秀賞、佳作以外の入選者も賞状授与があるそうです。但し、代表一人だけ。きっと時間の都合でしょう。なぜ私なのかはわかりません。前回に続いて受賞した人から選んだためでしょうか? 一気に緊張が高まります。
授賞式が始まりました
天気予報は外れて雨が降ってきました。傘を差しながらの見学です。 天気以外で昨年と違うのは、受賞者全員が拝殿へ上がり、その代表として私が賞状を頂いた事です。由緒ある神社の拝殿に上がるという、昨年できなかった経験ができただけでも来た甲斐がありました。物凄く緊張しました。観客席で見ている妻と子にピースを送ると「あ、ピースしている」とどこからか声がしたので、焦りました。

その後、佳作と優秀賞の方の表彰があり、それが終わると、審査員の先生方の講評がありました。印象に残った言葉を自分なりにかみ砕いて紹介します。
「もっと破天荒な作品が欲しかった。みんな同じ方向を目指し過ぎている」
「題材に(対して)素直に書き過ぎている、お題からいかに逃れるかが大切」
「短歌のテーマでは、見知らぬおじさんが短歌を詠むパターンが多い」
「小説に書かされている作品が多い」
「ワンシーンを切り取った作品が多く、上手い文章で終わっており、小説としても面白さがない」
「奇妙な出来事を出して終わっているだけ(という作品もあった)」
厳しいがためになるお言葉は、私について言われているように感じるのも多く、反省した次第です。
まとめると
「人と同じものを書かずに、自分で道を切り開き、小説としてまとめて欲しい」と言ったところでしょうか。肝に銘じます。
式は一時間ほどで終わりました。驚いたのは、息子が会場でおとなしくしていた事です。二年前の年少さんの時には教室にほとんどおらず、どこかへフラフラと消えるような子が、じっと見知らぬ人たちの話に耳を傾けている。そんな姿を感慨深い思いで見ていました。
式が終わって
記念撮影に参加し、簡単にですがインタビューもして頂きました。その順番を待つ間に、審査員の先生のお一人にお声をかけて頂きました。お名前を出していいのか迷ったので伏せておきます。その先生は「去年も来ていましたよね?」と、私の事を覚えて下さっていたようでした。昨年は拍手をしただけなので、印象に残っていないだろうと思っていたので、嬉しかったです。結果、昨年より、そうとう「いい思い」をさせて頂いたので、テンション爆上がりのまま、会場を後にしました。
帰る前に嵐山へ
嵐山にある福田美術館を覗いて行きたかったので、お昼はその近辺で食べる事にしました。喜重郎というステーキ丼のお店に入りました。肉質が柔らかく、中に旨味が閉じ込められていて、かなり美味しかったです。

その後、福田美術館をさらっと見て行きました。新幹線の乗車時間が迫っていたので、本当に短時間です。

時間に追われながらも、帰りにソフトクリームを頂きました。
この後、息子にかけっこを半ば強要してしまいます。

無事帰りました
夜遅くに埼玉に戻りました。息子にとっては嵐山のあたりからかなり走らせてしまったので、疲れた旅になったのかもしれません。スケジュールがタイトになってしまったのは反省です。でも、帰る途中、息子が何気なく言った一言が物凄く嬉しかったです。
「明日も京都行く!」
行けるかよ、パパは明日仕事! とツッコミましたが、間接的に旅が楽しかったと表現してくれたんだと思います。
寝る前に、福田美術館のチケットと鉄道博物館のチケットをラミネートして、京都で買った根付を使ってしおりを作ってみました。根付の鈴の音が響く度に、今回の旅行は楽しかったと思い出されます。

さいごに
今回は、表彰式だけでなく、鉄道博物館やホテルの宿泊、嵐山の探索(大急ぎ)、も併せて楽しみました。表彰式は厳かな雰囲気で、やはり作品には触れてもらえなかったけれども、佳作や優秀賞がどのようなものかを知る機会になりますし、先生方の講評は参考になります。私の作品もいつかは公表して欲しい、そのためには来年も頑張ろうと思いました。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました
