【神武征討記( ・ω・)】第40話「四国の軍師を求めて~宇宙の真理を知る男サエキノマオ」
こんにちは。
アレテーを求めて~
今日もトコトコ( ・ω・)
弁護士の岡本卓大です。
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【武将ファイル】これを見れば神武征討記がより面白くなる!神武征討記の各キャラクターを軍団ごとにまとめたぞ( ・ω・)
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第1話「太陽の御子」
第2部 神武東征編を最初から読みたい方はこちら( ・ω・)
第32話「それぞれの人事~神武十将軍と大和十二神将」
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なお、この物語はフィクションです。
極右、ネトウヨからの批判、誹謗中傷は受け付けません。
本作の著作権は、弁護士 岡本卓大に属します( ・ω・)
それでは、はじまりはじまり~
この物語は、日本という国の原型を作った一人の空前絶後の英雄の生涯を描いた物語である。
神武征討記
第40話「四国の軍師を求めて~宇宙の真理を知る男サエキノマオ」
ストーリーテラーのアメノウズメでございます。
薩摩の賢王ハヤトヨシヒサの暗殺と隼人兵1万の大和勢力への流出・・・
神武軍は大きな痛手を受け、神武様は、混乱した薩摩・大隅(鹿児島県)の民達を落ち着かせるため、数ヶ月間九州に滞在することになります。
他方、四国、セゴドンノキチノスケ軍団の本拠地となっている阿波(徳島県)の徳島要塞では、ハヤトヨシヒサの妻サツマノハナ、赤子の娘サツマノオヒラが、セゴドンノキチノスケと対面しておりました・・・

セゴドンノキチノスケ「おいが大和十二神将。
この阿波(徳島県)を預かるセゴドンノキチノスケでごわす。
この度は、ハヤトヨシヒサ王のご逝去、お悔やみ 申し上げます。」

サツマノハナ「お悔やみ申し上げる!?
あなたの仲間がヨシヒサ様を殺したのではありせんか!?」
セゴドンノキチノスケ「・・・・・・
ハヤトヨシヒサ様は、神武の刺客に殺されもうした。
お悔やみ申し上げます。」
サツマノハナ「こ、この人は何を!?」
セゴドンノキチノスケ「我が旧主。ハヤトヨシヒサ様の仇は、このセゴドンノキチノスケが取り申す。
王妃様とお姫様は、ここでゆるりとお過ごしくだされ。」
サツマノハナ「神武様が仇などと!
仇は、あなた達です!」
セゴドンノキチノスケ「・・・・・・」
無言で頭を下げ涙を流すセゴドンノキチノスケ・・・
その顔を見て、サツマノハナはセゴドンノキチノスケの悲しみを感じ取ります。
サツマノハナ「あなたは・・・心からヨシヒサ様の死を悲しんでくれている・・・?」
セゴドンノキチノスケ「今は、隼人を二つに割るわけにはいきもはん。
隼人は一つとなり、天下の平定のために戦いもす!
仇は・・・神武でごわす!」
サツマノハナ「ひっ!」
セゴドンノキチノスケの気迫に怯えるサツマノハナ。
そのとき抱いていたサツマノオヒラが泣き出します。
泣き出すサツマノオヒラを戸惑いながら、あやそうとするセゴドンノキチノスケ。
セゴドンノキチノスケを見て、サツマノオヒラは笑い出します。
サツマノハナ「あなたは・・・
大和勢力だけど、悪い人ではない・・・?」
セゴドンノキチノスケ「おいは・・・薩摩隼人でごわす。
おいどん(俺たち)が神武を倒し、天下を平定しもうす。
サツマノオヒラ姫様は、九州の主となりもうす。」
サツマノハナ「この人は・・・神武様がヨシヒサ様を殺したなどと信じているわけではない。そのような馬鹿ではない・・・
でも、心から、邪心なく、天下のために隼人のために戦おうとしている・・・」
セゴドンノキチノスケ「おいは・・・他の十二神将らのように多弁ではなか。じゃっどん、ただ天を敬い、人を愛す・・・それだけでごわす。」
サツマノハナ「この人は・・・なんと隼人らしい人物・・・
ヨシヒサ様・・・私は、この男に。セゴドンノキチノスケに、隼人族の命運を託したいと思います・・・」
その翌日、阿波(徳島県)に避難してきている薩摩・大隅(鹿児島県)の者達に、薩摩・大隅王妃サツマノハナの名で布告が出された・・・
薩摩・大隅王ハヤトヨシヒサは奸賊・神武によって暗殺された。
薩摩・大隅は、神武により制圧され、隼人の民達は塗炭の苦しみにさらされている。
神武を討つべし!
・・・隼人兵達にとって真実はどうでも良かった。
自分たちの敵は神武。それをハヤトヨシヒサの王妃であったサツマノハナが明確に示した。
隼人軍1万は一つになった。
そして・・・

セゴドンノキチノスケ「神武を討つ!
まずは、四国のトサノリョウマを討ち、その後、九州をおいら隼人の手に取り戻す!」
セゴドンノキチノスケ軍2万(うち1万は隼人兵)は、阿波(徳島県)の徳島要塞から出陣し、讃岐(香川県)に侵攻。
サヌキノコンピラ、アワノケンザン、ウラシママンタは1万の讃岐兵を率い、これを迎え撃つが、隼人兵1万を主力とするセゴドンノキチノスケ軍は強く、サヌキノコンピラらは敗走を続け、ついに、讃岐(香川県)の国都である高松要塞に籠城した。
その報は、伊予(愛媛県)の宇和島で土佐(高知県)から侵攻してきたソガベモトチカ軍と対陣中のトサノリョウマの下にも届いた・・・

トサノリョウマ「まずいな・・・
このままでは、讃岐(香川県)もセゴドンノキチノスケに奪われる。」

クルシマエヒメ「どうして、私達神武軍がハヤトヨシヒサの仇にされちゃうの!?
仇は、大和軍でしょ!」

ナガオカノハンペイタ「どうする?リョウマ。
だが、讃岐(香川県)に援軍を出せば、伊予(愛媛県)がソガベモトチカに奪われる・・・
動けんか・・・?」
トサノリョウマ「俺が・・・もう一人いたらなぁ・・・」

アキノシンタロウ「お前みたいなヤツが、お前以外におるか!」

ケンゴウイゾウ「俺には、難しいことは、わからんち・・・」
クルシマエヒメ「水軍戦ならともなく、陸戦では、ソガベモトチカは強いわ。
あのオッサンは、女性蔑視のイヤな男だけど、戦は強いわよね・・・」
トサノリョウマ「ソガベモトチカ軍に虚報を流そう。
ヤツらを土佐(高知県)に撤退させる。」
トサノリョウマは、間者を放ち、ソガベモトチカ軍に土佐(高知県)の国都・高知で謀反が起こったという虚報を流しました。
あわてて高知に全軍で撤退していくソガベモトチカ軍。
ソガベモトチカ軍を計略により撤退されたトサノリョウマ軍は、伊予(愛媛県)の国都・松山要塞に戻ります。
しかし、松山についたトサノリョウマの下に讃岐(香川県)からサヌキノイケヒメが伝令に来ました。

サヌキノイケヒメ「リョウマさん!高松要塞がセゴドンノキチノスケに落とされたわ!」

トサノリョウマ「間に合わなかったか!」
サヌキノイケヒメ「サヌキノコンピラほか将兵たちは、船で全員退避して、坂出砦に入ってるわ。
セゴドンノキチノスケ軍は、高松要塞に入って、まだ追撃の軍は出していないようだけど・・・」
トサノリョウマ「高松を落とせば、讃岐(香川県)は落としたも同然・・・
セゴドンノキチノスケは高松の領民達を手懐けてから、讃岐(香川県)西部を平定するつもりか・・・」

ナガオカノハンペイタ「どうする?リョウマ。
残念だが、俺には、この状況をどう打開するかの智恵が浮かばん。
お前の頭だけが頼りだ。」
トサノリョウマ「安芸(広島県)に援軍を頼むにしても、神武は、まだ鹿児島か・・・
援軍を動かせる状況じゃ無いな。」

アキノシンタロウ「俺が軍師役をできればいいんだが、俺ではリョウマの軍師はとても務まらん・・・
俺が思いつくようなことは、すべてリョウマが先に思いついている・・・
もっと知謀に優れた者がいれば・・・」
トサノリョウマ「軍師・・・・・・か。」
サヌキノイケヒメ「軍師・・・そういえば、讃岐(香川県)に、サエキノマオという人がいて、なんでも宇宙の真理を知る知謀を持っているという噂だけど・・・」
ナガオカノハンペイタ「宇宙の真理を知る?なんだそれは?」
サヌキノイケヒメ「う~ん。昔、サエキノマオが辻説法してるのを聞いたことはあるけど、難しすぎて、何を言ってるのか、まったくわからなかったわ。」
トサノリョウマ「そのサエキノマオは今はどこにいるんだ?」
サヌキノイケヒメ「噂だと、讃岐(香川県)の我拝師山(がはいしさん)という山にこもっているらしいけど・・・
本当にそこにいるのかどうかは、誰も登ったこと無いからわからないわ。」
トサノリョウマ「我拝師山なら、比較的伊予(愛媛県)よりだな。
まだセゴドンノキチノスケの勢力は及んでいないな・・・」

クルシマエヒメ「リョウマ様。まさか?」
トサノリョウマ「サエキノマオに会ってくる。
できれば、軍師として迎え入れたい。」
クルシマエヒメ「反対です!今、我が軍は、セゴドンノキチノスケとソガベモトチカの軍に二方面から追い詰めれています!
今、軍団長であるあなたが抜けて、そんないるかどうかもわからない男を軍師として迎えに行くなど!」
アキノシンタロウ「そのサエキノマオという男がいるとして、果たして、この局面を打開できるような知謀を持っているのかどうか・・・
もしかしたら、ただのインチキ宗教家かも知れんし・・・」
ナガオカノハンペイタ「少なくとも、軍団長のお前が自分で行くことは無いだろう。誰か適当な使者を立てて、試しに送ってみるとか・・・」
トサノリョウマ「いや!俺が会いに行く!
会ってみたいんじゃ!その宇宙の真理を知る男に!」
クルシマエヒメ「リョウマ様が不在の間に敵が動いたら。
いかがなさいますか?」
トサノリョウマ「伊予(愛媛県)防衛が優先。指揮はエヒメが執ってくれ。なに。すぐ戻るさ。」
こうして、トサノリョウマはクルシマエヒメらの反対を押し切り、一人、讃岐(香川県)の我拝師山に登りました。
我拝師山・・・
現在の香川県善通寺市にある標高481メートルの山。
その峻険な山を一人登るトサノリョウマ。

トサノリョウマ「こいつはなかなか大変な山だな。
サエキノマオは一体どこにいるか?」
現代と違い道も整備されていない険しい我拝師山をトサノリョウマは一人登っていきます。
そして、山頂に辿り着くトサノリョウマ。
そこには、一人の男が座して瞑想しておりました。
トサノリョウマ「あなたがサエキノマオか?」
サエキノマオ「・・・・・・」
トサノリョウマ「聞こえぬか?俺はトサノリョウマだ!」
サエキノマオ「・・・・・・」
トサノリョウマ「う~ん。返事をしてくれんな。
よし、ここで待とう!」
トサノリョウマは、サエキノマオを前に、座り込みました。
夜が更け、そして朝が明けます。

トサノリョウマ「・・・・・・」

サエキノマオ「・・・・・・まだいるのか。トサノリョウマよ。」
トサノリョウマ「おっ、しゃべった!口がきけぬわけではないのだな!」
サエキノマオ「お主の用件はわかっておる。断る。」
トサノリョウマ「サエキノマオよ!あんたは、大きな智恵を持つと聞く!
どうかそれを神武とともに、天下を平定するためにその智恵を貸してほしい!」
サエキノマオ「日本(ヒノモト)統一・・・
お主らは、そのために戦をしておるな。」
トサノリョウマ「戦・・・ああ、していないと言えば嘘になる。」
サエキノマオ「不殺生、不偸盗、不邪淫、不妄語、不綺語、不悪口、不両舌、不慳貪、不瞋恚、不邪見・・・
人が心がけるべき十善の戒めじゃ。
戦をする者は殺生をする。戦場では略奪や強姦が起こる。
謀をはかることは、すなわち嘘をつくこと。
戦をする者は人を憎しみ、戦をすること自体が正しい判断ではあり得ぬ。
つまり、戦をする者は、ことごとく仏の教えに背く者なり。
お前達の王道に付き合うということは、すなわち、戦をし、謀を図ることへの助力。
そのようなことに関わることは、今世での私の魂の悟りを妨げ、私が悟りを得ることを数百年遅らせることになる。」
トサノリョウマ「しかし!今は、戦って平和な国を作るが急務なのだ!
後の世の人々のために、俺達がやらねばならん!」
サエキノマオ「我には関係無い。我はただ、自らの魂の悟りを得ることを目指すのみ。」
トサノリョウマ「自分の魂の悟りが開けれさえすれば!
何十万!何百万という民達が、未来永劫、戦乱の世を生きて良いというのか!?」
サエキノマオ「・・・ふむ。トサノリョウマ。
お主は、未来を見る勇気があるか?」
トサノリョウマ「未来だと!?」
サエキノマオ「お前の魂・・・お前の来世の未来を見せてやろう。
そして、お前達が作ろうとしている日本(ヒノモト)という国の未来を・・・」
トサノリョウマ「うぉ!?」
サエキノマオ「輪廻転生!永劫曼荼羅!」
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神武征討記( ・ω・)第1期(第1話~第100話)
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