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EYE/NOMELON NOLEMON

TITLE: #EYE
ARTIST: #NOMELONNOLEMON
RELEASE: 2026/02/11

REVIEW
アーティストの紹介
NOMELON NOLEMONは、コンポーザーのツミキ(Dr/Gt/Key)と、ボーカルのみきまりあによる2人組ユニット。2021年始動。J-POPを旗印に、緻密なソングライティングと透明感ある歌唱で情景を描く。レーベルはソニー・ミュージックエンタテインメント。キャッチーさと思想性を同居させる作風で注目を集め、ワンマン公演を重ねながら表現の射程を拡張してきた。

アルバムの評論
3rdフル「EYE」は前作「ルール」から約2年半、既発曲と新曲で編まれた“現在地”の集成。制作前からプロットが設計され、新曲群に通底するキーワード「世界」と「ポップスってなんだろう?」への自問が、作品軸を鮮やかに貫く。商業性と作家性のせめぎ合いを恐れず横断し、J-POPの器に思想と熱量を入れ子状に梱包した、ノーメロの回答である。
冒頭「カイカ」はオルタナ的質感と宇宙的スケールで幕を開ける。高揚と浮遊のせめぎ合いを、層状のギター/シンセとタイトなローエンドで制御し、次曲以降の可塑性を提示。アニメ挿入歌「ミッドナイト・リフレクション」「HALO」「きえない」、ED「水光接天」らは短尺要請の中で“即時性のフック”を磨きつつ、旋律と構成に微細なズレや余白を残して聴後の余韻を設計する。みきまりあの声は“足し算のトラック”を“引き算の歌”で透過させ、言葉の芯だけを前景化する役割を担う。
白眉は先行配信「シーグラス」。深海に沈むコード進行と微粒子状のサウンドデザインが、失われた愛の残響を波のように寄せ返す。叙情は甘美でも湿りすぎず、感情のエッジをクリアに保つバランス感覚が見事だ。「どうにかなっちゃいそう!」の破格のキャッチーさ、「きみの惑星」の親密な宇宙観、「I THINK」の余白ある着地まで、内なる世界と外界の光景が“EYE=視点/眼差し”という装置で結像していく。
総じて、世界を「少しだけよくする」ためのポップスがここにある。初回盤Blu-rayのキネマ倶楽部公演も熱の証言として必携。ヘッドホンで緻密さを、スピーカーでスケールを確かめたい一枚だ。

TRACKLISTS

  1. カイカ

  2. ミッドナイト・リフレクション

  3. KILLERMOON

  4. ミテミテ

  5. HALO

  6. 水光接天

  7. どうにかなっちゃいそう!

  8. 焦熱

  9. きえない

  10. シーグラス

  11. きみの惑星

  12. I THINK

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