わたしの金の糸「慮る」
先月、金の糸を体験してからずっと、中学から高校、そして専門学校にかけての自分の金の糸を探っています。
ファシリテータでありながら、実は高校に入ってからはなかなか話す機会もないため、ほとんど未体験だったりします(笑)
ということで、自分でやってみるて何かを得られないかと思って・・・一人すごろくをしていました。
そこで見えてきたのが「慮る」という金の糸です。
思慮、深慮、考慮、顧慮、熟慮、配慮、憂慮、焦慮など、熟語として使われることが多い「慮る」という言葉。
説明を読んでいると、忖度との違いにわたしの考えがよく表れていると感じました。
忖度は「相手の表に出ていない心裡を察する」という意味合いが主であり、「慮る」は内心を察するという意味とは限らず、むしろ「周囲の状況をよく見て充分に判断する」という意味合いで用いられる場合が多い。
高校に入ってから、いいことも嫌なこともたくさんありましたが、共通しているのは「周囲の状況をよく見ること」でした。
ある種、人の顔色を窺っているという面もあります。
その一方で、周囲が気持ちよく過ごしてもらえるように自分が振舞うことを身につけたのも高校~専門学校時代でした。
大きかったのはアルバイト経験。
青果市場で贈答用フルーツを箱詰めする仕事で、毎年夏の間だけ4年連続で勤めました。
ある時、お中元の桃の詰め合わせをつくる仕事を任されました。
ですが・・・わたしは桃を箱に詰めるという「作業」として行ってしまいました。
後日、お客様から「桃に指で押した跡が残っていた」とクレームが入りました。それはわたしが担当した商品でした。
当然、責任者から注意されたのですが、その時にこんな言葉をかけられました。
「あなたの仕事は桃を箱に詰めることではないんです。贈り物を受け取るお客様を喜ばせる仕事なんです。だから心を込めて丁寧に扱うことが大切なんですよ」
目からうろこが落ちるような、大きな衝撃を受けました。
わたしはバイト代をもらえる「作業」として望んでいましたが、期待されていたのはお客様を喜ばせる「仕事」だったんですね。
このできごとを境に、目に見えなくても「受け取る人」を慮って物事に取り組むようになりました。
同時に、アルバイト先のみなさんは常に「周囲の状況をよく見て、次に作業する人がやりやすいように準備する」ことをしていることに気づきました。
例えば箱詰めをするなら、事前に箱を近くに置いたり、完成した商品をスムーズに運べるようにパレットを用意したりと、準備に余念がなく、人と連携して仕事をすることを大切にしていたんです。
わたしもその影響を受け、他の人が動きやすいようにとよく見て動くことを心がけて働きました。それは今なお、わたしに影響を与えています。
それを一言で表すのが「慮る」という言葉です。
まさにわたしの金の糸にしたい言葉ですね。
できれば仲間とともに、高校時代以降も体験してみたいのですが・・・どこかのタイミングでできないものかしら?
ちなみに「慮る」には、「よくよく考える。熟慮する」という意味とともに、「はかりごとを立てる」という意味もあるのだとか。
こういう企てをするのもわたしの特徴なので、「慮る」はぴったりな言葉だな…なんて思っています。
さて、何かを企てようかな(笑)
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