第8回:イヤイヤ期は「勝たない」——親がラクになる関わり方(参考本:『嫌われる勇気』)
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イヤイヤ期で疲れるのは、あなたが弱いからじゃない
「着替えよう」→「イヤ!」
「お風呂だよ」→「イヤ!」
「帰るよ」→「イヤ!!」
こっちは時間も体力も限界なのに、毎日、毎回。
しかも外出先だと視線まで刺さって、心が削れる。
気づいたら声が大きくなって、手が止まって、
最後に残るのは「また怒っちゃった…」の自己嫌悪。
でも、ここは声を大にして言いたいです。
イヤイヤ期は、あなたの育て方が悪い証拠じゃない。
子どもが「自分」を育てている最中なだけです。
今日の記事は、イヤイヤをゼロにする方法じゃなくて、
**親が消耗しない“勝たない戦い方”**をつくる回です。
結論:イヤイヤ期は「勝つ」と負ける。だから勝たない
イヤイヤ期がしんどい理由って、ほぼこれです。
子ども:今この瞬間の「やりたい/やりたくない」
親:時間・安全・生活(風呂、寝る、出発…)
目的が違うのに、会話がこうなりがち。
親:やりなさい(勝ちたい)
子:やだ(負けたくない)
ここで勝とうとすると、子どもは泣き叫ぶか固まるか、もっと反発する。
親は疲れて、イライラして、結局こじれる。
『嫌われる勇気』の考え方で整理すると、ここがポイントです。
「課題の分離」
親の課題:安全・時間管理・生活の枠を作る
子どもの課題:やる/やらないを選ぶ(気持ちも含む)
親が勝ちにいくほど、子どもは「親に支配された」と感じやすい。
だから、親は“枠”だけ持って、選ぶのは子どもに渡す。
これが「勝たない」関わり方です。
「勝たない」=甘やかし、ではありません
ここ、すごく大事です。
❌ なんでもOKにする
✅ 安全と生活の枠は親が握る
✅ その枠の中で、選択は子どもに渡す
つまりこういうこと。
「やる・やらない」は子ども
「やらない場合にどうなるか(枠)」は親
イヤイヤ期がラクになる“勝たない”3ステップ
ステップ1:気持ちは認める(同意はしない)
「イヤだったね」
「やりたくないよね」
「今は遊びたかったね」
ここで“認める”だけで、火が小さくなることが多いです。
ステップ2:枠は短く伝える(説明しない)
「でも、出発の時間だよ」
「でも、お風呂は入るよ」
「でも、道路は危ないから手をつなぐよ」
長い説明は逆効果になりやすいです。短く。
ステップ3:選択肢を渡す(主導権を返す)
「靴はAとBどっち?」
「抱っこで行く?手をつないで行く?」
「お風呂は先に頭?体?」
“やる・やらない”の戦いから、**“どっちでやる?”**に変える。
これが勝たないコツです。
よくある場面:今日から言える一言
着替え
→「イヤだよね。でも着替えるよ。 こっちとこっち、どっち着る?」お風呂
→「入りたくないよね。でも入るよ。 おもちゃ持っていく?泡で遊ぶ?」帰宅(公園)
→「帰りたくないよね。でも帰る時間。 すべり台あと1回?ブランコあと2回?」
“あと○回”は、子どもの納得を作りやすい鉄板です。
参考本:『嫌われる勇気』がイヤイヤ期に効果的である理由
この本が刺さるのは、子育てを「正しさ」じゃなく
**人間関係(支配と尊重)**として見れるようになるからです。
親が支配で動かそうとすると、反発が増える
尊重して任せると、協力が増える
親の役割は“勝つ”ことじゃなく“育つ環境を作る”こと
イヤイヤ期で消耗している人ほど、考え方の軸になります。
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