忙しいパパでも“1日5分だけできる”子どもとの関わり方
仕事から帰ってくると、もうクタクタ。
家に着いたころには子どもはすでに寝間際、
もしくは寝たあと。
「もっと一緒にいたい気持ちはあるのに、時間がない」
「休みの日は関わろうと思っても、疲れて子どもと遊んでいられない」
そんなふうに、
子どもとの時間の少なさを気にしているパパ、とても多いです。
私は小児分野で働く看護師として、
病棟や在宅で、いろいろなパパたちと出会ってきました。
仕事が忙しすぎて全く家事ができないパパ
入院中、休日だけでもと面会するパパ
「平日は妻に任せきりで…」と申し訳なさそうに話すパパ
みんな共通しているのは、
「本当はもっと関わりたいけれど、現実はなかなかうまくいかない」
という思いでした。
この記事は、
平日はほとんど子どもと関われない
一緒にいる時間が少なくて、父親としての自信が持てない
でも「パパだからこそできること」があるなら知りたい
そんなパパに向けて、
“1日5分だけ”だからこそ続けられる、子どもとの関わり方
を3つ、ご紹介したいと思います。
(ママの方が読んで、「これ夫に見せたい…」と思ったら
そっとシェアしていただいても大丈夫です☺)
1.「帰宅したら、まず最初のひと言だけパターン化する」
どれだけ忙しい日でも、
家に帰ってきた瞬間の**“最初のひと言”**だけなら、
なんとか確保できることが多いです。
そこでおすすめしたいのが、
「ただいま」のあとに、決まった一言をセットにすること。
たとえば、こんな感じです。
「◯◯、今日もがんばったねー!」
「今日いちばん楽しかったこと、あとで教えてね」
「会えてうれしいな〜」
たったそれだけ?と思うかもしれませんが、
子どもにとっては、
「パパが帰ってきた=自分に声をかけてくれる時間」
として、記憶に残りやすくなります。
もし子どもがすでに寝ていたら、
寝顔を見ながら小さな声で
「おつかれさま」
「明日の朝、また会おうね」
とつぶやくだけでもOKです。
これは、
**「長い時間」ではなく「繰り返される時間」**をつくるための工夫です。
忙しいパパだからこそ、
最初のひと言をパターンにしておくと、
習慣として続けやすくなります。
2.「5分だけ“名前を呼びながら”遊ぶ」
子どもとどう遊んでいいか分からない、
というパパは意外と多いです。
何を話せばいいのか分からない
ちゃんとした遊びを考えなきゃいけない気がする
そんなふうに構えてしまうと、
ハードルが一気に上がってしまいます。
そこで、看護師として小児病棟で見ていて
「これはシンプルだけど効いてるなあ」と感じるのが、
**“名前をたくさん呼びながら関わる”**というもの。
5分だけ、こんなふうにしてみてください。
※ たとえば…?
「◯◯、これ一緒にやってみる?」
「◯◯、さっきこんなことあったんだよ〜って聞いてくれる?」
「◯◯のここが、パパ好きなんだよね」
遊びの内容はなんでも構いません。
高い高い
くすぐり遊び
抱っこして部屋を一周散歩
積み木を2〜3個積むだけ
大事なのは、
その短いあいだに、何回か名前を呼ぶこと。
病棟にいる子どもたちを見ていて思うのは、
「名前を呼ばれること」=「自分をちゃんと見てくれている感覚」
につながりやすい、ということです。
「ちゃんとした会話」や「長い遊び」を用意できなくても、
5分間、名前を呼びながら向き合う時間があるだけで、
子どもにとっては十分特別な時間になります。
3.「寝る前の“ひとことメッセージ”を、毎日同じところに残す」
忙しいパパの場合、
どうしても「時間が合わない日」が出てきます。
子どもが寝てから帰る
朝早く出ていくので、起きている顔が見られない
そんなときに、
おすすめしたいのが、
“どこかに、毎日ひとことメッセージを残しておく”こと。
たとえば——
冷蔵庫に貼ったホワイトボード
子どもの机の上の、小さなメモ帳
リビングの壁に貼ったカレンダーの一角
に、「パパスペース」を作ります。
そこに、
1日1行だけでいいので、こんなことを書き残しておきます。
「きょうは雨。◯◯も風邪ひかないようにね」
「パパきょう会えなくてさみしい。またあそぼうね」
「◯◯のねがお、今日もかわいかったよ」
文字が読めない年齢であれば、
簡単なイラストでもいいです。
ニコニコマーク
ハート
電車や車など、子どもの好きなもの
ママが「これはね、パパからのメッセージなんだよ」と伝えてくれるだけで、
**“パパはちゃんと自分のことを思い出してくれている”**と感じてもらいやすくなります。
これは、
忙しいパパが「見えない時間」にも存在感を届ける方法です。
※「平日ほとんど関われていない」という不安について
ここまでいくつかのアイデアを書きましたが、
もしかしたらあなたの中には、
「でも、こんな5分で足りるのかな」
「もっとちゃんと関わらないと、父親としてダメなんじゃないか」
そんな不安があるかもしれません。
小児病棟でたくさんの親子を見てきた中で、
私が感じているのは、
子どもが覚えているのは、
**「一緒に過ごした時間の長さ」だけじゃなく、
“繰り返された小さな安心”**だということ。
もちろん、一緒にいる時間が長いに越したことはありません。
でも、それが難しい働き方をしている人だって、たくさんいます。
大事なのは、
たまにしか会えなくても、会えたときにギュッと抱きしめてくれた
「会えてうれしい」と、何度も言葉にしてくれた
会えない日にも、どこかに自分へのメッセージを残してくれていた
そんな**“パパならではの5分”**が積み重なっていくこと。
忙しいからこそできないこともあるけれど、
忙しいからこそ「短くても伝わる関わり」を意識できる、
という面もあるのかな、と私は思っています。
おわりに:完璧なパパじゃなくていい
最後に、
この記事をここまで読んでくれたパパへ。
仕事をがんばりながら
子どものことも気にかけて
パートナーとの関係も大事にしたいと思っている
それだけでもう、
本当に十分がんばりすぎなくらいだと、私は感じています。
完璧なパパになる必要はありません。
「忙しいなりに、自分にできる5分を探してみる」
その一歩だけでも、十分すぎるくらい価値があります。
このnoteではこれからも、
不安な夜に親の気持ちを整えるヒント
小児科外来や夜間救急との付き合い方
ママとパパ、それぞれのしんどさに寄り添う言葉
を、こどもと親のそばにいる看護師として綴っていきます。
もしこの記事を読んで、
「これなら、明日からやってみてもいいかも」
と思えるものがひとつでもあったら、
フォローやスキで教えてもらえると、とても励みになります。
今日も一日、おつかれさまでした。
どうか、パパの5分が、
あなた自身と、あなたの子どもの心を少しあたためる時間になりますように。
