航法灯あれこれ。右が緑色、左が赤色の理由
夜の空港って灯りがイルミネーションのようでキレイですよね。わざわざ夕方から夜のフライトを選ぶファンもいるそうです。
昔の夜間飛行は昼間の飛行に較べて危険でしたが、今は色々な安全対策もされていて安心した夜のフライトも楽しめます。
さて、そんな夜間飛行。下から飛行機たちを見上げると、赤とか白とか緑とか色々な光が点滅したり発光しているのが見えます。今回はそんな光の秘密を。

◆飛行機の灯りには意味がある。

実際の旅客機を見ていると、赤とか緑とか白とか色々な光がついているのが分かります。実はこんなに多くの航法灯が旅客機には付いています。
明るい光度の高い衝突防止灯、赤や緑の位置灯、着陸灯、タクシー灯、ロゴ灯などですね。それぞれが重要な役割をはたしています。

このうち、すぐに判別がつくのが赤と緑。これは 位置灯(ナビゲーションライト)と呼ばれていますが、自分から見て右は緑、左は赤というルールになっています。これは全世界共通で、戦争中の軍用機もお互いにこのようなルールで製造していました。

右(みぎ)は緑(みどり)の「み」と覚えると分かりやすいですよ(^^)。
◆なぜ右が緑色なのか?
では、なぜ、右が緑何でしょう?別に赤と緑逆でもいいじゃんと思いませんか?でもこれにも深い訳があるのでした。
飛行機のルールは船のルールから来ているのは前記事で紹介しましたが、この当時からも右舷が緑、左舷は赤となっていました。これは船舶の航行では右側通行が原則というルールがあるのです。
船舶の代表的な交通ルールとして横切船の航法(2隻が互いに進路を横切り、衝突のおそれがあるときは、相手船を右側に見る方の船が相手船を避けること)。行き合い船の航法(2隻の船が真向かいに行き会う場合で衝突のおそれがあるときは、互いに相手船の左側を通過すること)というルールです。
これを飛行機に当てはめるとこんな感じ。

起こさないといけないということです。
「2機の航空機が平面交差するようなルートを飛行しているときは、相手を右手に見る航空機が進路を譲らなければならない」ということですね。
進路を譲らなければならない航空機からは、相手の赤灯が必ず見えます。 進路を譲ってもらう航空機からは、相手の緑灯が必ず見えます。これは自動車の信号機と同じで、つまり、信号の「緑は進め、赤は止まれ」と同じなんですね。


そこで問題。上の画像はイメージですが、こちらに向かって飛行機と、前を飛んでいる飛行機です。どっちがどっちかお分かりでしょうか?
右側の光の航空機は、正面から来ていることが分かります。左側の飛行機は自分と同じコースを航行しているのが分かります。
飛行機の場合は、船舶と違って高度、高さも要素として入りますので、これ以外に白色の光を胴体の後ろに灯すことによって向きも判別できるようになっています(尾部灯)。
この翼端の緑と赤は昼間も常時光っており、これ以外にも胴体にある赤色(もしくは白色)の衝突防止灯(アンチコリジョンライト)が点滅して注意を呼びかけています。
さらに光度の高いストロボライトが点滅していますが、この点滅は各メーカーによって違いがあるそうですので、点滅の仕方で機種が分かれば、かなりの通の方かもしれませんな。
エアバスA320はチカッチカッ!パッ!
夜に光る飛行機たちの色の理由いかがでしたでしょうか。安全対策のために重要な意味が込められているということで、改めて夜空を眺めるのも良いものですね。
もし見たこともない色や不思議な光り方をしていたら・・・・それはもしかしたらUFOかもしれません(^^)
