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ばあちゃんのマカロニケチャップとプラッシーの味

子供の頃、お盆や正月などは祖母の家に親戚一同集まってといういかにもな過ごし方をしていた。
 
一通り会食が終わると、大人たちはやれ麻雀だ花札だと賭け事を始めるような不埒な一族であったが、子供たちはそれぞれの近況を語ったりその時々で流行っていたおもちゃで遊んだりとまあありふれた過ごし方をしていたのだが、そういう時祖母がよく軽食として作ってくれたのが「マカロニケチャップ」だった。
 
なんてことはない、その名の通り茹でたマカロニをケチャップで和えた代物なのだが、これがまた当時の子供たちにとっては殊の外美味しく感じる最高の一品だったのだ。そして、そのお供に出されるのが「プラッシー」というオレンジ果汁入りジュースであった。
 
確かお米屋さんで取り扱っているジュースで、子供たちが来るときは祖母が前もってお米の配達とともに頼んでくれていたと記憶しているが、これもまた当時の子供たちにとって大好物であった。
 
プラッシーの味の記憶はわりと鮮明に残っていて、何というかバヤリースオレンジともちょっと違う独特の風味があった。飲めるものなら今改めて飲んでみたい。
 
そういえば大人になってから何度かあの「マカロニケチャップ」を再現すべく試行錯誤したが、どうにも記憶の中にあるあのばあちゃんの味にはならないのだ。
 
あと何年先に自分があの世へ旅立つかは見当がつかないが、ばあちゃんと再会した暁にはまずこう言うだろう。「あのマカロニケチャップの作り方を教えて」と。

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