後悔しない住宅選び|建築目線の基礎知識③内見で分かる「傾いた家」のサイン
住宅の内見で、聞いた事がありつつも、なかなか皆さんやらない事があります。
「ビー玉を持っていくといい。」
これは、実はとても理にかなっています。
(水平器ならなおよし)
今回は、見落としがちな傾きの話です。
■ なぜ“傾き”を見る必要があるのか。
住宅には大きく分けて、
柱や基礎などの「構造部分」
内装や設備などの「後から付与する部分」
があります。
クロスの張り替えやキッチン交換は比較的容易です。
しかし、基礎や柱に関わる問題は別次元です。
構造に問題がある場合、修繕は高額かつ難易度が高い。
だからこそ、最初に見ておきたいのが「床の水平」です。
■ 床の傾きは軽症ではない
「少し傾いているだけなら大丈夫では?」
そう思うかもしれません。
ですが、床の傾きは単なる仕上げの問題ではないことが多いのです。
原因としては、
地盤沈下
基礎の不同沈下
構造体の変形
などが考えられます。
床を張り替えれば済む、という話ではないケースも少なくありません。
もちろん決める前には基礎のチェックも必要です。しかし、いろんな物件をみたい中で、基礎までチェックして回るのは大変。
まず手軽にできることとしては、床の水平を見ることと言えます。
■ 感覚では分かりにくい
内見の短い時間では、意外と傾きに気づきません。家具が置かれていると、なおさら分かりにくい。
だからこそ、
・ビー玉を転がす
・小型の水平器を置く
こうした確認が有効です。
わずかな傾きでも、住み続けると
めまい
頭痛
自律神経の不調
といった健康被害につながることもあります。
家にとっても、人にとっても、良い状態とは言えません。
■ 家を見る順番を間違えない
内見では、
キッチンやお風呂に目がいきがちです。
でも建築の基本は、
まず構造。次に仕上げ。
床が傾いている家は、
見えない部分に問題を抱えている可能性があります。
内装は直せます。
構造は簡単には直せません。
■ ビー玉ひとつで分かること
ビー玉を転がす。
小さな水平器を置く。
家は長く住む場所。
デザインより先に、機能を見る。
それが、後悔しない家選びの基本です。
皆さまの家選びがより良いものになりますように!
以上、ちょこ旅でした。
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