プレデターより普通にエイリアンが好き。




映画「エイリアン」シリーズが大好きで、特に一作目の「ビッグチャップ」というエイリアンの造形がとても美しいと思っています。

これほど繊細で緻密に設計されたモンスターは他に類を見ません。
にも関わらず、一作目はそんなエイリアンをほとんど「見せない」んですよね。

だからこそ、暗い映像の中でエイリアンが一瞬スクリーンに映った瞬間のインパクトは凄まじく、SF映画と言えば「STAR WARS」しか知らなかった幼い頃の僕の心に突き刺さり、後の映画の趣味嗜好にまで影響を与えてくれた気がします。

エイリアンファミリーと気の毒な一人。

どうか「パパ」的ポジションの大きいエイリアンを拡大していただきたいんですが、もう見応えしかないんですよね。前提としてこのフィギュアの出来が抜群なのももちろんあるんですが。

映画の骨組みは「閉鎖空間で人間が化け物に一人一人殺されていく」というド直球のホラー。

ただ、このエイリアンを初め、舞台となる貨物宇宙船ノストロモ号の船内デザインや小物類の配置など、なにもかも芸術的。
アホなので芸術的とか美しいとしか言えません。

そしてなんといっても演出が良い。

まずエイリアンの卵の息づくような動きから妖しさと恐怖を感じます。
それを覗き込むと、「フェイスハガー」と呼ばれる蜘蛛みたいなヤツが飛び出してヒトの顔面に張り付き、口から性的流動物的な何かを流し込みます。

映画の冒頭、男が虫にフェイスファックされて、エイリアンの子どもを宿し、映画を観た方ならご存知の通り、最悪の出産の仕方をするわけです。怖い。

で、産まれたベイビーエイリアン(チェストバスター)があっという間に2mを越す化け物になり、宇宙船のクルーを殺して回るわけですね。

なんという屈折した設定でしょうか。

だって、始め「卵」でしょ。
そこから産まれるのは「虫」で、
その「虫」が宿主に子種を流し込み、
役割を終えた虫は自然に死んで、
宿主の体内で育ったエイリアンが、
一日ほど経って宿主の体を突き破って出てくる。

それではじめて「幼体」エイリアン誕生ですからね。
まぁ〜回りくどいです。
ワケわかんなくて、そこが良いんです。不気味で。
だって異星の生き物ですしね。
僕らの合理が通じなくて当然です。

エイリアンに関してはどこまでも語りたいんですが、少し息切れしてきたので、この辺で。

とにかく性的なメタファーが露骨なのに下品じゃない。
生々しさを、ただただ突きつけてくる感じが大好きなんです。

マニアの鼻息荒い記事にお付き合いいただき、ありがとうございました。






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