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元バンドマンが言うのもなんだけど今の時代にバンドが居るのか。という話。

バンドについて夢があるとか色々もあるけど、それって夢があったバンドマンの時代であってマス(分散化)になった今バンドって果たしているのってところから始まると思う。作品はウェブで発表すればいいし、vtuberとかのシンガー形態もある中で俺はバンドがないと生きていけねえんだオラァ!みたいな人はどのぐらい残っているのだろう。
他にも格闘技がなきゃダメなんじゃオラァ!とかダンスじゃうらあ!みたいな人たちも集客はTiktok含むその他のオンライン媒体だろうし、となってくると実際に稼働してそこにいってパフォーマンスをしないといけないことは作品に注力するという意味では疲弊の方が多いんじゃないのかと思うようにまでなってきた。

別にバンドマンになったからといっていい服が着れる訳でも誰かの不幸せを代弁する訳でもなく、そこに何が残るって言った時に大きな何かを残せる可能性が限りなく低い中で自分でも好きなことをやりながら音楽を続けた方がいいに決まっていると思ってる。大体仕事が安定していないと家すらも借りるの危ういし。
実際大きなステージでやったりメジャー行ってた周りも今では名前を聞かなくなったりホストになったり、地元に戻ったりしている中で唯一良かったなと思えたことは周りにいた人たちが割とストリームの中でもコアにいたりとか現実を教えてくれていたこと。ガールズバーを経営しながらとか、風俗の送りをしながら音楽を続けたりもしていてそこまで全力で賭けられる人がすごいと思いつつも夢とは程遠い世界だよねとも思っていた。それって本当にかっこいいの?

創作に対して全力でいける環境を作れるのはいいにしても昔のバンドマンとか大御所みたいに怒鳴られたりしながらスタジオでクビをビクビクして音楽したくもないし、だったら一人の方が楽だよねという結論に至ってフリーで色々携わらせてもらっている中で、有名無名を問う前にそこになんの価値があるんだろうとまで考えるようにもなってしまった自分がいる。だって今現に音楽は続けられているから。
となると結果的にその求める像というのはプロになるまでの幻想だったのではないのかとまでも思えてしまう。大事なこととして、プロになると制約が増えるのだ。自由とはかけ離れた遠い世界である。
クオリティ上げたり色々自分なりの努力を続けている中で事務所にいると圧をかけられないといけないし自由の表現の幅も広がる。メジャーでやってた人も個人でやってるのが事務所にバレてクビにされてたりとかもしたよね。
やりたいことがたくさんある中でその夢を叶えた叶えてないで、もちろんサラリーマンをしていたら色んな制約はあるかもだけどフリーだとそれがない。

現に今ネットで音楽に関する勉強もある程度はできるし、それに個人でも作品は発表できる。ローディーとか丁稚みたいに誰か売れている人をついて回ってその後釜を狙う必要性もだいぶ薄れてきたんじゃないのかとすら思えてしまう。実際業界には嘘つきや怪しい話も多かったしライブ全盛期の時には薬の話もよそからたくさん回ってきたりシャブで摘発されるバンドマンも多かった。けどここのところほとんど聞かなくなった気がする。ラリって早めに死んだりがかっこよく幻想化される時代は終わったんじゃないだろうか。
俺ももうめんどくさくなって特にやってることにツベコベも言わないし助けて欲しい時にも条件付きとかで受けるようにしてる。(だって余計な面倒に巻き込まれたくないから)

楽しけりゃいいとかこの人と一緒にいたいとか男を上げたいとか。そんなこと言ってる間に自分でやれること探した方が早いんじゃないか?だって別に一人でやってても困ったらそういう人に相談に行けばいい話であって、その人たちだって常に誰かと一緒に居たいと思えない。悪いことして金稼いでかっこいいとかの時代も、もう終わったに等しいよね(まあ一定数その人間が残っているのも事実だけど)

好奇心っていうのは何かの代償と引き換えだろうし、俺自身ももうよくわからないことでとやかくも言われたくない。トラブルが面白くて騒いでいるのは、大体暇が余って仕方がない一般社会の中でも特に鬱憤が溜まっている人間の生活をしているからなのだ。別にスーパーのおばちゃんたちにキャーキャー言われたくもないし、誰かにとって新しい体験を教えてあげられるというのはとてつもなく素敵なことだとは思うけど、それって別にそういう機会を作ってあげればいいだけであって何もバンドとしての形態にこだわらなくてもいいと思う。

何よりコロナをきっかけにみんなもそうだろうが移動がめんどくさくなった。タイパを重要視したいし、その空間でないとできないと思われていたこともリモートでできる環境を作ればそれで事足りる。
フェスティバルとして必要なことはあったとしても、そんなに熱心に数万も払ってレジェンドバンドたちを観に行きたいものだろうか。(流石にチケ代高すぎるよ)

というわけでこれからの時代特にバンド一本はお勧めしないがやっているバンドマンは応援していきたい。一生懸命やったり集中できる環境があるのは素晴らしいと思う。だけど俺見てたんだけど一過性でその業界にいる人って割と想像とかの幅狭くなったり色んな作品にマスで触れる機会減るよね。その補充って結局のところどこで時間を作ったり機会を作るかであって、そういうものにであれば時間と労力を割いてもいいんじゃないかな。

という少しだけリアルな業界の話とこれからの音楽業界(アート含む)の話でした。(残り2日でリリースをお楽しみに)Zakoshineko


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