【運用保守から要件定義へ】入社8年目の私が歩んできたキャリア
こんにちは。
エンジニア歴9年目のSと申します。
今回は、私自身が当社で歩んできたキャリアについてお話したいと思います。
現在私は、ネットワーク自動化に関わるプロジェクトで、要件定義や設計、技術検証などを担当しています。いわゆる上流工程ですね。
ただ、入社当初から上流工程に携わっていたわけではありません。
私のスタート地点は、データセンターでの運用オペレーション業務。
「高度研修(現Advanced)に進んで、最初から上流工程に行くぞ」という気合で入社した私でしたが、勉強が思ったようにうまくいかず、結局運用からのスタートでした。
当時の私は本当に悔しくて、もう希望のキャリアにはつけないだろう、そんな風に思っていましたが、今振り返ってみるとなかなか良い経験をしてきたなと感じたので、少しでも参考になれば嬉しいです。
キャリアのスタートは運用オペレーション
2018年に入社、CCNAの研修を受講しネットワークの基礎を学んだあと、データセンター運用業務のプロジェクトに配属されました。
担当していた業務は、
・回線工事の立ち合い
・ケーブル交換作業
・機器のLEDランプ確認
・機器の電源操作
・開通前の回線試験
・巡回点検
・手順書改定
などです。
当時は毎日が勉強でした。
障害が発生した際には機器の状態を確認し、手順に沿って対応を行う。工事対応ではネットワーク回線がどのように構成されているのかを現場で学ぶ。
実際携わるまで、運用業務は地味に見えていました。
ですが、今振り返ると、インフラの基礎を徹底的に学べる非常に貴重な経験だったと感じています。
上流工程への挑戦
この案件を約2年間経験したころ、「やっぱり構築や設計に挑戦したい」という気持ちが強くなりました。
そこで高度研修の受講を希望し、無事サーバー系の研修を受講することができました。その後参画したのが、大規模な社内インフラ更改プロジェクトです。
この案件では、
・ネットワーク構築
・ファイアウォール移行
・サーバ構築
・ストレージ構築
・詳細設計
・移行作業
などを担当しました。
最初はネットワーク移行作業メンバーとしての参画でしたが、サーバやストレージの移行にも手を挙げ参画し、インフラ全体の構成を理解するよう努めました。
その結果、徐々に詳細設計も任せてもらえるようになりました。
運用時代は「決められた手順を実施する立場」でしたが、設計工程では「なぜその構成にするのか」を考える立場になります。
システムの可用性や障害発生時の影響、セキュリティ要件などを考慮しながら設計を行う、この業務において運用時代の経験は大いに役立ちましたし、この業務自体自分にとって大きな転機でした。
現在の仕事
現在は、ネットワーク自動化プロジェクトに参画しています。
主にPythonを活用しながら、自動化システムの開発や設計を担当しています。
ネットワーク機器へ設定を投入する仕組みや、自動化ツール間でデータを連携する仕組みの開発など、これまで経験してきたネットワーク知識とプログラミングを組み合わせた業務です。
扱う技術領域も広がり、
・ネットワーク
・サーバ
・クラウドサービス
・コンテナ技術
・自動化ツール
など、多方面の知識が求められるようになりました。
そして現在は、単純な実装だけではなく、
・お客様へのヒアリング
・要件定義
・基本設計
・技術検証
・構成提案
といった上流工程にも携わっています。
お客様から課題や要望を伺い、「どのような仕組みを作れば解決できるか」を考えることが私の役割の一つです。
以前は手順書に沿って作業していた自分が、今ではシステム全体の構成やアーキテクチャを検討する立場になっていることに、自分自身でも成長を感じています。
振り返って思うこと
私自身のキャリアを振り返ると、運用保守の経験があったからこそ、現在の仕事につながっていると感じています。
現場で機器に触れ、障害対応を経験し、システムがどのように動いているのかを理解できたことは、設計や要件定義を行う今でも大きな財産です。
もちろん、途中で研修を受講したり、自主的に学習したりと努力も必要でした。
しかし、それ以上に「まずは目の前の業務をしっかりやり切ること」が次のチャンスにつながったと思っています。
