スメタナの国でまさかのカンツォーネに遭遇 プラハで受けた洗礼その①
道行く人々に道を尋ねたらどの方も笑顔で答えてくれて、とても感じよかった観光地、プラハ。
ですが、あれは洗礼受けたんちゃうかなと思っていることが、いくつかあるんです…。あくまで私の受け取り方なので、洗礼の内に入らんという意見もあるかもしれませんが。
今回、プラハに行こうと思ったのは「街が美しそう」だから。
それに去年取れなかった特典航空券が取れたから。
なので、毎年訪れているドイツ・バイロイト音楽祭の帰り道で、プラハに寄れることをすごく楽しみにしてました!
それに、スメタナの祖国であるチェコ!それにブルダバ川(モルダウ)!あの音楽が生まれた国の空気ってどんなのかなって、すごくワクワクしてたんです♬
ところが…。
目次
洗礼①DBの乗り継ぎ遅延
洗礼②アル中がカンツォーネショーを始めた話→今回ここまで
洗礼③え?ペナルティってどういうこと?
洗礼④ホテルの建物に入れない、最悪のホテル
洗礼その①DB乗り継ぎ遅延
これは洗礼のうちに入らないかもしれません。どうやらよくあることらしいですね、DBの遅延って。電車に乗れるだけありがたいのかもしれません。
今回は、ニュルンベルグからプラハまで電車で移動し、早ければ5時間くらいでプラハ入りできそうでした。
プラハまでのチケットは国境をまたぐということで、ニュルンベルグ駅の自動券売機で買えなく、国際列車専門の窓口があるということで、案内されました。
こちら…


ニュルンベルグ駅はよく通るのですが、ここに来たのは初めて。
受付の人に「プラハ行きのチケット一枚欲しい」と言って、受付番号をもらい、呼ばれたらカウンターでチケット受け取りと支払いをします。ニュルンベルグ~プラハで、46€くらい。
「何番乗り場だよ」と教えてもらい、出発です。
出発は20分後なので急ぎ足で、そこへ向かいました。
しかし…
電光掲示板に、私の乗る電車の番号と、出発時間の表記がない!
なぜー?
近くにいたご夫婦に聞くもわからない、と。
その隣に、入れ墨がばっちり入ってる強面のお兄さんと目が合ってしまったので恐々聞いてみたら、ここで間違えないとのこと。
でも、よーく見るとオレンジ色で目立つように表示されてる掲示板情報が、私が乗る列車の情報なのです。普段はブルーなのに、オレンジ色って、どういうこと?
再度、入れ墨お兄さんに「これはどういう意味だ?」と聞いたら、何かを悟ったらしく、「フォローミー」と低音で言われました。(優しいのかもしれないけど、やっぱりちょっと怖い…。)
どうやらプラットホームが変更になっていたようです。
「え、いいの?わざわざ案内してくれるのかな?」と思いつつ、恐々後をついていきました。
この時驚いたのが、あのニュルンベルグ駅の面倒な階段の上り下り中、この入れ墨お兄さんが、私の重いスーツケースをかならず持ってくれたこと。
(ニュンベルグ駅は、プラットホームへの上がり下がりに、階段しか使えないのです泣)
「え?いいの??」こういうところ外国人男性はめちゃめちゃ気が利くというか、気遣いがあるというか。
人を見かけで判断してはいけませんね(笑)→おいおい!
また、あのドイツ特有の連結列車(前列車と後列車で行き先が違う。間違えて乗るとおかしなところへ行く)も何とか正しい列車に乗れるようにしてくれ、満員電車は発車しました。あぁよかった、本当に…。入れ墨おにいさんありがとう!
ですが、この時すでに15分程の遅れ。次の乗り継ぎに間に合うのかかなり怪しいスケジュール。結果的に乗り継ぎに間に合わず、乗継駅で次の電車が来るまで、2時間待ちでした(泣)
午後早めの時間にプラハに行けると思ってたのに…。
とりあえず、ドイツから出てプラハへ着実に向かえているのですから、これは仕方ありませんでした。
(ちなみにFlixBusでもバイロイトからプラハに4時間で行けます。一日一本だけ)
洗礼その②途中駅から乗ってきたアル中乗客が、カンツォーネショーを始めた話

乗り継ぎ電車がやっと来て乗車、1時間以上たって大きめの駅に到着。すでにもうチェコです。(駅名の文字が可愛いのですが、全く読めません)
ここで、多くの人が乗り込んできました。その中の一人が精神疾患かアル中じゃないか、という男性が居ました。
その男性、ボックス型になっている席に座ると、おもむろに向かいに座った男性(たぶん初対面)にずっと話しかけています。どこから来たとか、名前は何かとか。
相手の男性はそこまで言葉がしゃべれない感じでした。この方、良い人なのか、このアル中客に話を合わせていたようです。
でも、その話しかけてる声がでかいのなんの…。
初めは、ただの明るい人なのかなと思っていたのです。が、気分が良くなってきたのか、途中から歌を歌い出しました。
イタリアのカンツォーネです…。絶句。スメタナの国でカンツォーネを聞くとは、想定外すぎ…。(笑)
初めはそこまで大きな声で歌っていなかったのが、途中からノってきたのか、ジャイアンの歌唱ショーのように、電車中に響き渡るような声で、堂々とカンツォーネを歌い続けました。
えええ?マジうるさいんだけど。
ガイジンである私でさえうるさいと感じていたのですから、電車に乗ってた地元の人は、もっとうるさく迷惑に感じていたかもしれません。
このジャイアンのカンツォーネ、いつまで続くんやろ?
こういう時って、どうしたらいいんでしょうね。
いつまで続くんだろうと思っていた矢先、近くにいた乗客の20代くらいの若い女性(以下、ナターシャと呼びます。ナターシャっぽい顔をしていたので勝手にそう呼びます)が席を立ちあがって、そのアル中に注意をし始めたのです。
もちろん、何て言ってるかは分かりません。
感情的にならずに、「みんなの迷惑だから」みたいなことを、やや大きめの声でしっかり伝えていました。たぶん。
若いのにナターシャ、つよ…。
こういう公共のところで声のうるさい人がいると、周りの人間が注意する場面を今回2回ほど見ました。日本人みたいに我慢したり、なかったようにすることはないんですね。
注意されたアル中は、その後しばらくは大人しくなりました。
でも、やっぱりアル中です。注意されたことはそのうち忘れ、あと5分でプラハ駅に到着するというタイミングになって、またまたカンツォーネを歌い始めたのです。
今度はいきなりかなり大きな声で歌いはじめ、ず―――と大音量で調子でよく歌っています。
こいつ、マジやばい。完全に頭オカシイやつだ。関わらない方がいい。
あともう少しで駅に着くのですから、みんな我慢の態勢です。周りは顔を見合わせて苦笑するばかり。
さすがのナターシャも、後もうすこしで到着だから、今回は我慢するだろうとわたしは勝手に思っていました。いや、多分周りの乗客もそう思っていたに違いありません。
でも、ナターシャは違ったんです!!!
長いカンツォーネショーが続く中、ついに堪忍袋の緒が切れたのか、いきなりバンッと思いっきり机をたたいて立ち上がり、ものすごい声で怒り始めました。
もういい加減にしろ!!!!!
みたいな感じです。
ナターシャ強すぎやろ。
これ、マジでビックリしました。
日本だったら、こんな場面どうなんだろう?
私は日本にいても、こんな人に注意出来ないな。情けない…。
ちなみにこのアル中、駅下りてからも若い女性に話しかけてて、速攻で避けられてました(笑)
今までドイツの電車でこんなドラマにあったこと、なかったんですけどね。
これは洗礼でしょうか?(笑)

かなり長くなったので、あと二つある洗礼は次回に続く…。
まだあるんかい(笑)
ハイ、今回は序の口、次回は本格的な洗礼です(泣)
