ゲーム感想・ネタバレなし|【パラノマサイト FILE23 本書七不思議】人を呪わば穴二つ
⚠️ご注意⚠️
気を付けてはいますが、
この記事では暴力的な言葉を使用しています。
どこからはなしたものやら
名作と名高い『パラノマサイト』。ついこの間続編が発売され、その人気の高さをうかがい知れます。実際おぽのの周りでもおススメされることが多く、気になっていた作品をプレイしてみたら…これが…まぁ!一気に遊びきってしまうほど遊び応えがありました…。
さっそく感想を…と言いたいところですがやはり、今回のネタバレなし編とネタバレあり編の2回に分けて書き残していきます。おそらく、ネタバレしないで書けることなんてもう語りつくされていると思いますが…。
ただ、最序盤のお話はしてしまうのでこれから楽しみたい方は、もう今すぐ買って遊んでしまいましょう!ほら早く!
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1|世界観:闇のゲームが幕を開ける
<奇跡も呪いもあるんだよ>
時は昭和後期。東京は墨田区の"本所"で繰り広げられる、その地の怪談「本所七不思議」をめぐる物語。そして最近巷でまことしやかに語られる「蘇りの秘術」なるオカルト。
ふむふむ、事前のこの情報だけだと…オカルトホラーのアドベンチャーかな?主人公は七不思議にまつわる事件を解決していくのかなぁ。
…なんて思ってました。

おっと、すみません最初から書きましょう。
のんべんだらりと暮らしている会社員・興家彰吾と、家事手伝いをやっているという福永葉子からチュートリアル、というか物語がスタート。


最初二人の男女は軽口をたたきあいながら、深夜の「錦糸堀公園」で、その地にまつわる「本所七不思議」の一編「置いてけ堀」の調査をしていました。
しかし、葉子が突如うろたえだしたことで事態は一変。なんとそのままその場でもがき苦しみ変死してしまいます。
残された彰吾は事態に困惑しつつも、彼女の近くに転がっていた何かに気づきました。鮒と魚籠の木彫りのような…そんな謎の根付を手に入れてしまった瞬間、彼の脳には、
蘇りの秘術を得たくば人々の魂を生贄に捧げろ!
と憎悪の記憶と共に邪悪な使命が焼き付けられました。
この墨田区本所に言い伝えられている他の七不思議にも、同じような呪いと憎悪の記憶が残されており、興家彰吾はその力を得た能力者――「呪主」同士の呪殺バトルに身を投じることになるのでした…。

それぞれの呪主が得た呪いの力の行使にはそれぞれ条件があります。例えば彰吾が手に入れた「置いてけ堀」は、
《目の前にいる相手が》
《自分を置いてどこかに去ろうとしたとき》
《その相手を溺死させる》
というもの。
呪いの力とわかりつつ、葉子を蘇らせるためこの墨田区を覆う深い闇の夜の中で、彰吾は他の呪主の捜索を始めるのでした――。
………
……
…
…おいおいおい、遊ぶ前はミステリーアドベンチャーって聞いてたのに、ダークファンタジーバトルみたいな展開になってきたじゃないか!?
ちょっと序盤の流れをかいつまんで記載しましたが、ジャンルとしてはミステリーアドベンチャーなのは間違いないものの、ゲームを開始して30分ぐらいから始まったのは…
「あいつが俺を呪う前に俺があいつを呪ってやる」という全く想像だにしない物語。
いい意味で裏切られました。アドベンチャーゲームの醍醐味と言われたら挙げられるのは出された謎に対して、「プレイヤーの推理があっていたことの喜び」と「プレイヤーの想像を上回られた時の快感」です。
このパラノマサイトについては、もちろんどちらもあります。謎の出し方と驚きの"第一話"におぽのは一気に引き込まれました。
次はどうなるのか、本当にこのまま進んでいくのか、であれば勝者はこの興家彰吾なのか…謎が謎を呼ぶ物語の入り口が最高でした。
2|操作感:"見渡す"という恐怖
<出没!あのまちは地獄…>
「パラノマサイトは、よく「パノラマサイト」と誤読されるそうです。それもそうでしょう、その理由はこのゲームの特徴的な画面にあります。

場所は限られますが、ゲーム画面が、まるでVR…いえ、昭和後期の墨田区の様子が360度のパノラマで描かれています。普通のゲーム画面では正面の一枚絵か、90度ごとに描かれた四面、箱の中のような止め画です。
ですがパラノマサイトは、その常識覆していました。プレイヤー自身で、コントローラーのスティックやマウスのドラッグでぐぐ~っと周囲を見渡す瞬間があります。
さきほどから墨田区、墨田区としつこく書いていますが、本当に墨田区の観光協会など地元の協力があって、実在する地名はもちろんその時代街並みも再現しているんだとか。
こんな感じの地域密着型のゲームも確かにもっとあっていいよなあ!と感心するばかりでしたね。これでおぽのが墨田区住まいだったらもっと楽しめてたのかもなぁ。この作品が世を賑わせていた時、墨田区民、特に本所のあたりに住んでいて遊んだゲーマーの方々はどんなこと思ってたんでしょう。


なんて、ちょっとしたリアル謎解きゲーム、ちょっとした街歩き感を覚えながら…本題。
このゲームについて、おぽのは最初にオカルトホラーって書きましたよね。で、360度の大パノラマを、自分で見る必要があります。
…怖い。やらなきゃいけないけど後ろ向いたりするのが怖い。実はどこかで誰かが見ていたなんてことに気づくのが怖い。物語が深夜~丑三つ時頃なのと、ちょっとしたジャンプスケアなどがあったりして、徐々に振り向くスピードが本当に恐る恐るになっていきました。
オカルトホラーの雰囲気と臨場感が、この操作方法と本当にあってます、マリアージュ。今こっちの会話に集中したいな、という時は一切見渡さなくてもいいのがミソ。
さて、今回は短めでしたが、宣言通りここまで。
遊んだ方はお分かりかもしれませんが、この作品の一番の魅力についてはネタバレをしない自信がないので後編で語ります。
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