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「アナログレコードって本当に音が良いの?」 〜 『関ジャム 完全燃 SHOW』 (テレビ朝日) の解説は本当か? (23)

●『関ジャム 完全燃 SHOW【視聴者からの音楽ギモンに答えます!教えて!
  関ジャム先生!】』「アナログレコードって本当に音が良いの?」
 (2019 年11月10日 放送)について感じたこと

 ※ このテーマについては『関ジャム 完全燃 SHOW【弾き語り・実はスゴ
   イ楽器・音楽ギモン…特別編】』(2021 年 5月23日 放送)でも取り
   上げられています

 ※ テレビ朝日系音楽バラエティー番組『関ジャム 完全燃 SHOW』は
   2024 年 4月から番組名を『EIGHT-JAM』(エイトジャム)と改めて
   放送を継続しています


<疑問> 20 kHz 以上の高音域が記録・再生できれば高品位(高忠実度)に
     なるのでしょうか? [22]


 出没!アド街ック天国『学芸大学』(テレビ東京、2023 年 5月13日 放送)では、オーディオ機器専門販売店の「ホーム商会」(第 13 位)が納品したオーディオシステムを紹介していました。Marantz SACD30n(ネットワークSACD Player)+ McIntosh C53(プリアンプ)+ MC312(パワーアンプ)で Sonus faber(ソナス・ファベール)Olympica Nova Ⅲ(オリンピカ・ノヴァ3)をドライブするシステムです。


 ネットワークSACD Player  Marantz SACD30n
 プリアンプ         McIntosh C53
 パワーアンプ        McIntosh MC312
 スピーカーシステム     Sonus faber Olympica Nova Ⅲ


 ※ Sonus faber(ソナス・ファベール)の「Olympica Nova III」は、2025
   年 6 月時点でメーカーの最終生産が完了しており、在庫限りで販売終了
   となる(株式会社ノア


 McIntosh Group 傘下のオーディオ・ブランドである Sonus faber(ソナス・ファベール)のフロア・スタンディング・ラウドスピーカーを McIntosh(マッキントッシュ)のアンプでドライブする手堅い組み合わせですが、McIntosh(マッキントッシュ)はアンプ専業メーカーではなく、自社ブランドのスピーカーシステムもラインアップしています。

 フラッグシップモデルの XRT2.1K は高さ 2.1m、定格入力 2,000W、81 基(1ch)のドライバー・ユニットを4台のパワーアンプでドライブするラインアレイのフロア・スタンディング・ラウドスピーカーです。半円筒形の放射パターンを持ち、非常に広いサービスエリアを実現しているだけではなく、広大で精確なステージを再現する能力が備わっています。一般的なポイントソース(点音源)のスピーカーシステムとは、一線を画する存在であることは間違いありません。

 より手頃なサイズの XRT1.1K でも定格入力は 1,200W であり、McIntosh(マッキントッシュ)の大出力アンプ群を駆使して、XRT2.1(x2)+ XRT1.1(x4)+ Center Front(x1)を駆動するホームシアターを夢想するだけで、頭がクラクラしてきます。米国のピックアップトラックと日本の軽トラックを比較してみれば、荷台寸法こそ近似していても、車体サイズや動力性能に大きな差異があることは明らかですが、McIntosh XRT2.1KXRT1.1 は米国の住宅事情に適合する製品であり、日本の住環境で安易に導入できる製品ではありません。パーティールーム付きの豪邸でもなければ、実現可能性が低い本格的なオーディオシステムです(※ 現在、日本市場に McIntosh XRT2.1KXRT1.1 は導入されていません)。

 Sonus faber Olympica Nova Ⅲ(ソナス・ファベール オリンピカ・ノヴァ3)のオーナーは、「ヨーロピアンサウンドを忠実に再現するシステムである」というディーラーの案内で導入を決めたと話しておられましたが、McIntosh(マッキントッシュ)のアンプでドライブすることに必然性があるわけではなく、いくらでも別の選択肢があることは、経験豊富なオーディオファイルであれば理解できると思います。

 McIntosh(マッキントッシュ)のアンプはソリッドステート・アンプでありながら出力トランスを備えているため、インピーダンス変動に強く、一般的なアンプではドライブすることが難しいスピーカーシステムでも確実に鳴らすことができるため、業務用としても重宝されています。その意味では、万人向きで間違いがない製品なのですが、組み合わせの妙味はありません。環境によっては、オーナーが何を意図して組み合わせているのか、良く分からないシステムになりがちです。

 ジャズ喫茶やピアノバーなどで McIntosh(マッキントッシュ)のアンプが選ばれるのは、ガラス製のフロントパネルにインストールされた Blue eyes(ブルーアイズ:出力メーター)や機能表示のバックライトが都会の夜の街並みや飛行場の夜景のように見えるため、照明を落とした室内空間のインテリアとしても優れているからでしょう。この視覚的な印象は偶然ではなく、飛行場のイルミネーションの照度設計・色彩設計の基盤となっている学術研究成果を参考にしてデザインされているのです。

 McIntosh(マッキントッシュ)の2代目社長 Gordon・J・Gow(ゴードン・J・ガウ)氏は、エンジニア時代からデザイン部門も統括していた多彩な人物であり、ミシガン大学の研究室に協力を求めて、理想的なイルミネーションの照度設計・色彩設計を実現しています。McIntosh(マッキントッシュ)では、伝統的に「最小光量で最大視認性のある色(=ブルー)」を踏まえた照度設計をしており、これにグリーン、レッドを加えることで暗がりでも正確に認識できて、確実に操作できる環境を整えているのです。ダウンライトの低照度で視覚情報をコントロールして、音楽を聴くことに専念できる環境を整えたリスニングルームなどでは、この科学的裏付けがある照度設計・色彩設計が活きてきます。

 シルバーの縁取りがアクセントのダイヤルノブは一般的なクロームメッキではなく、耐食性が高いロジウムメッキが施されているためサビに強く、美観に優れたフロントパネルは厚いガラスをウォータージェットで切削加工しており、耐久性が高く、掃除も容易です。ネオクラシックのゴージャスな外観、独自技術のバイファラ巻された出力トランスを装備するオールドファッションのサーキットデザインは同社の一貫した製品コンセプトであり、メリット・デメリットを冷静に評価した上で採用されています。

 McIntosh(マッキントッシュ)のパワーアンプは大出力でありながら、出力トランス(トランスフォーマー)を介するため DC(直流)漏れがなく、故障しても修理が困難なヴィンテージモデルのスピーカーシステムであっても安心して接続できるほか、インピーダンスマッチングが完璧に取れるため、音質も優れており、長寿命であることが最大の特徴です。

 McIntosh(マッキントッシュ)がトランジスターアンプでありながら、出力トランス(トランスフォーマー)を堅持する理由の1つは、フローティング・グラウンドにより、入出力信号が電気的に分離されることです。これにより、デジタル機器に特有の高周波ノイズを遮断することも可能になり、ノイズの低減は優れたアナログ機器の特質である、滑らかで艷やかなサウンドの実現に貢献します。

 世界中のレコーディング・エンジニアが信頼する Rupert Neve Designs(ルパート・ニーヴ・デザインズ)のイクイップメントがトランスフォーマー・ベースで設計されており、NEVE サウンドの秘密がディスクリートで構成されたサーキットとトランスにあることは広く知られています。真空管時代からスタジオ・イクイップメントは例外なく入出力トランスを装備していました。

 トランス設計のエンジニアであった創業者 Rupert Neve(ルパート・ニーヴ、英、1926 年 - 2021 年)氏はその功罪を熟知しており、最高の音質を実現するべくトランスを採用したのです。多くの場合、オペアンプ(IC 回路)を採用して、トランスレスの回路設計を行うのは省スペースで低価格だからです。しかしながら、低ノイズ・低歪率の優れたオペアンプ(IC 回路)が登場すると McIntosh(マッキントッシュ)も従来の方針を転換して、McIntosh C29(プリアンプ、1978 年 - 1985 年)で全面採用することになります。C29 はオーディオ史にその名を刻んだ銘機として知られています。


 Rupert Neve Designs(ルパート・ニーヴ・デザインズ)

 NK SOUND TOKYO(facebook

   … NK SOUND TOKYO(レコーディング・スタジオ)は世界最大規模
   の Rupert Neve Designs 5088 を導入しており、同社製品のショー
   ケースになっている。Rupert Neve Designs 5088 が実現するクオリ
   ティは優れたオペアンプ(IC 回路)を凌駕するものだ


NK SOUND TOKYO
 世界最大規模の Rupert Neve Designs 5088(導入事例)


 ロサンゼルス音楽情報 RA'Z CHANNEL

   … RA'Z CHANNEL(ラズチャンネル)は LA 在住の音楽エンジニア、
   サラが運営する YouTube チャンネル。Neeraj Khajanchi(ニラジ・カ
   ジャンチ)氏が運営する「NK SOUND TOKYO」を取材している


 筆者が本番組を視聴して気になったのは、「ヨーロピアンサウンドを忠実に再現する」という件(くだり)です。ヨーロピアンサウンドとは、具体的にはどういうサウンドを指しているのでしょうか?それを忠実に再現するとは?オーディオの世界で良く聞かれる、言語明瞭、意味不明な解説です。ヨーロッパの音楽文化は多種多様で重層的です。米国でさえ地域間で好まれる音色や空間表現に違いがあるのです。それを一口にヨーロピアンサウンド、アメリカンサウンドなどと色分けするのは、やや乱暴な説明であろうかと思います。

 それにしても、楽器の音色を忠実に再現するとか、コンサートホールの音場を忠実に再現するといった説明であれば、かろうじて理解が及びますが、「ヨーロッパ的な音色を忠実に再現する」ということになると、さすがに何を意図しているのか全く分かりません。政治家が記者会見で繰り返す、否定ではない否定のようなものです。

 さらに付け加えれば、Sonus faber Olympica Nova Ⅲ(ソナス・ファベール オリンピカ・ノヴァ3)は 1980 年に北イタリアのヴィチェンツァで創業したオーディオ・ブランドのラウドスピーカーであり、McIntosh(マッキントッシュ)は 1949 年に米国のワシントンで創業した、ニューヨーク州のビンガムトンを本拠地とする老舗のオーディオ・ブランドです。

 パワーアンプはオーディオシステムの音色の基調を決める重要なイクイップメントですから、ある意味では、”アメリカンサウンド” の代表格である McIntosh(マッキントッシュ)のアンプでイタリア製のスピーカーシステムをドライブすることの意義について、一定の合理的な説明は必要でしょう。何しろ「ヨーロピアンサウンドを忠実に再現する」オーディオシステムなのですから。

 もちろん、オペアンプ(IC 回路)で構成された McIntosh(マッキントッシュ)のアンプにマッキントッシュ・サウンドと呼べるような固有の音色があるのか否か?という本質的な問題について判断を下すには、それなりの経験値が必要です。

 McIntosh(マッキントッシュ)のブランドストーリーに詳しい方であれば、同社はクラリオン(日本、1990 年)=> D&M ホールディングス(マッキントッシュ・ジャパンを設立、日本、2003 年)=> ファインサウンズ(イタリアの持株会社、2012 年)と親会社が変わり、買収による経営権の移転で混乱を招いた末に、ファインサウンズの傘下に入った時点で日本の代理店業務も従前のエレクトリに戻った経緯をご存知でしょう(同時にマッキントッシュ・ジャパンが設立した、ユーザーの会員制クラブは廃止されています)。

 その後、イタリアの Sonus faber(ソナス・ファベール)社を傘下に持つ、McIntosh(マッキントッシュ)社の持株会社ファインサウンズは 2014年に社名変更して McIntosh Group になるのです。D&M ホールディングス 傘下の 1953 年に創業された Marantz(マランツ)のように、McIntosh(マッキントッシュ)と並び称される米国の名門ブランドでありながら、実質的に日本のオーディオメーカーになったケースと比較すれば、1949 年の創業以来、企業理念や一貫した製品コンセプトを維持し続けている McIntosh(マッキントッシュ)が老舗の看板に恥じない存在であることは間違いありません。


 テレビ画面を通して、オーディオシステムの左奥のラックに収まっている数台のリグ(無線機)を見るだけでオーナーの来歴は察しが付きますから、人任せにしないで、もう少し踏み込んだアプローチをされても良いのではないかと感じます。自動車を購入する際に、とりあえず Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)か LEXUS(レクサス)を選んでおけば安心という感じの選択に見えるのです。

 車載用オーディオ・システムについて言及すれば、メルセデスの純正オプションは Burmesterブルメスター)、レクサスの純正オプションは Mark Levinson(マークレビンソン)ですが、こちらもアップグレードするかどうか悩むことになりそうです。

 自動車のキャビンは空間容量が少なく、音の反射も多いため、周波数特性を整えるのは簡単ではありませんが、着座位置は固定しており、チューニングが決まれば明確な定位が得られるため、聴いていて気持ちが良いものです。自動車の装備品は価格設定ソフトで最適化されており、必ずしも高品質なハードウェアが採用されているわけではありません。ユーザーの要求レベルが高い装備品は可能な限り高価格に設定して、要求レベルが低い装備品は可能な限り低価格に抑えることで利益率を上げるのです。

 標準装備品の車載用オーディオ・システムだけではなく、オプション設定の Burmesterブルメスター)や Mark Levinson(マークレビンソン)も例外ではなく、ルームアコースティックを含む精細なチューニングで一定水準以上の再生品質を保証するものですが、純粋にオーディオ・イクイップメントとして見れば、ミドルクラス以下のハードウェアであり、Mark Levinson(マークレビンソン)もデンソー製のトヨタ純正品(標準装備品)よりは高品質なゼネラルオーディオに過ぎません。


Mark Levinson LNP-2L
M.L.A.S 時代の銘機

写真は Audio Dripper TOKYO-KOFU(ウェブサイト)より転載(色調補正済み)


 Mark Levinson Audio Syatems(マークレビンソン・オーディオ・システムズ)の親会社である Harman International(ハーマン・インターナショナル)は Samsung Electronics(サムスン電子)の完全子会社です。

 Samsung Electronics(サムスン電子)は Connected Car(コネクテッドカー)市場に参入するため 2016 年に Harman International(ハーマン・インターナショナル)を買収したのです。同社のオートモーティブ部門は Mark Levinson automotive audio systems に加えて、2015 年に Bang & Olufsen(バング・アンド・オルフセン)[B&O]の車載事業を買収して傘下に収めています。

 Mark Levinson(マークレビンソン)の全盛期は 1995 年に Harman International(ハーマン・インターナショナル)の傘下に入った頃のことで、現在は然程、目立つ存在ではありません。

 オーディオに精通しておられる方であれば、創業期の M.L.A.S 時代(創業者 Mark Levinson 氏が主催した時代)にブランドを立ち上げ、1984 年にオーナー創業者の手を離れて Sanford Berlin(サンフォード・ベルリン)氏が設立した Madrigal Audio Laboratories(マドリガル・オーディオ・ラボラトリーズ、2002 年に解散)に事業継承されたことはご存知でしょう。

  LEXUS(レクサス)の車載用オーディオ・システムとして採用されたのは Madrigal Audio Laboratories(マドリガル・オーディオ・ラボラトリーズ、2002 年に解散)時代の末期(2000年:英国での LS 430 発売時 もしくは 2001年:米国での LS 430 発売時)ですが、東京モーターショーの LEXUS(レクサス)フロアにいた担当者は「Mark Levinson(マーク・レビンソン)氏、ご本人が来日して開発されています(の筈です)。」と説明しました。自動車屋にとって車載用オーディオ・システムはオプション装備品の1つに過ぎません。その仕様について詳細を尋ねても、大凡(おおよそ)このような応答しか得られませんので期待しても無駄です。

 例えば、ゴールデンウィークに開催される音楽イベント「La Folle Journée TOKYO 2018(ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2018)」に初出展した Alfa Romeo(アルファロメオ)の正規ディーラーは、車載用オーディオ・システム(Harman Kardon:ハーマンカードン)をセールスポイントにして『ジュリア』を展示しているのにも拘らず、説明内容の準備はしていませんでした。こうした事例は珍しいことではありません。

 社外品の車載用ハイエンド・オーディオ・イクィップメントが存在するのは、より高品位な再生品質を求める顧客セグメントの要望に合致した製品を提供するためです。日本のアルプスアルパイン社、マッキントッシュ・ラボ社、ソナス・ファベール社は 2020 年に技術提携をして、車載用ハイエンド・オーディオ・イクイップメントの開発をしています。以下に車載用ハイエンド・オーディオ・システムの代表例を記しておきます。通常はオプション装備で価格は 100 万円以上することも珍しくありません。


 Audi(アウディ):Bang & Olufsen[B&O
 (バング・アンド・オルフセン・サウンド・システム

 Land Rover(ランドローバー):Meridian Audio
 (メリディアン・サウンド・システム

   ※ RANGE ROVER(レンジローバー):Meridian Audio
     (メリディアン・サウンド・システム

 LEXUS(レクサス):Mark Levinson

 Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ):Burmester Audiosysteme GmbH
 
  ブルメスター・オーディオ・システム

  (1)Burmester® ハイエンド4Dサラウンドサウンドシステム(例1)
  (2)Burmester® ハイエンド3Dサラウンドサウンドシステム(例2)
  (3)Burmester® サラウンドサウンドシステム(例3)

     ※ 4D/3D サラウンドサウンドシステムは Dolby Atmos® 対応

     ※ Dolby Atmos® は(1)MBUX エンターテインメントパッケー
       ジ、あるいは(2)MBUX エンターテインメントパッケージプ
       ラスに含まれるミュージックストリーミングが有効になってい
       ないと利用できない

     ※ 有料のデジタルプロダクト(エンターテインメントパッケー
       ジ)を利用するためには、Mercedes me ID と Mercedes-
       Benz デジタルプロダクトの利用約款への同意と以下(1)、
       (2)の手続きが必要になる

        (1)車両と対応するユーザーアカウントとのペアリング
        (2)情報通信サービスへの申込み

     ※ エンターテインメントパッケージ及びアドオン商品対応車両一
       覧(2025 年 2 月現在


 ROLLS-ROYCE(ロールスロイス):The Bespoke Audio Company
 (ビスポーク・オーディオ・システム)


喜多川 海夢(きたがわ まりん)


 TV アニメ『その着せ替え人形は恋をする』 公式サイト

喜多川 海夢(きたがわ まりん)

CV:直田 姫奈(すぐた ひな)
演技:永瀬 莉子(ながせ りこ)


   … 高校1年生でクラスの人気者。読者モデルをしている。内密にし
  ているが、筋金入りの二次元オタクでコスプレに憧れており、自力で
  コスプレ衣装の製作を試みるも上手く行かず悩んでいた。ところがあ
  る日、高校の「被覆準備室」で岩槻の老舗人形店「五条人形店」の若
  旦那、五条 新菜(ごじょう わかな)と邂逅(かいこう)する。この
  出会いがブレイクスルーとなり、コスプレイヤー「まりん」が爆誕す
  るのである。五条 新菜(ごじょう わかな)が人形作りで培った裁縫
  技術でコスプレ衣装を製作し、喜多川 海夢(きたがわ まりん)がコ
  スプレイヤー「まりん」を演じる。「着せ恋」は肩の力を抜いて楽し
  めるラブコメディである。秀逸なキャラクターデザイン、人物の自然
  な動き、細密描写の背景画、時間の経過を視覚的に捉えられる自然光
  の演出など目の肥えたアニメファンにとっても見所満載の作品である


 ピアニストの 仲道郁代 さんは、Fryderyk Franciszek Chopin(フレデリック・フランソワ・ショパン、ポーランド、生年未詳 - 1849 年)の作品の演奏解釈の変遷を研究する過程で、ショパンの自筆譜、初版譜(フランス版、イギリス版)、弟子たちの楽譜への書き込みなどを比較するだけではなく、当時の楽器(フォルテピアノ)まで弾き熟し、作曲家が楽譜に込めた意図を探求するため、ご自宅に GOTO UNIT(ゴトー・ユニット)のコンプレッションドライバー・ユニットを中核とする5ウェイでマルチアンプ・ドライブの本格的なホーン・スピーカーシステムを導入しておられます。

 このオーディオシステムはピアノの音色を忠実に再現することを目標としており、音源に収録されたコンサートホールの音響を再現するというよりも、収録時に失われる楽器本来の音響エネルギーをできるだけ忠実に再現しようとするものです。これは「演奏イメージ」の再現ではなく、演奏者が間近で聴く生楽器の音色や Dynamik(デュナーミク:強弱法)を忠実に再現するために構築されたオーディオシステムであり、「演奏科学」の研究領域に踏み込んだアプローチなのです。このようなハイエンドのユーザーに対して、商業ベースのレコード会社、放送局、通信事業者にできることは限られています。

 アナログオーディオの時代は、レコード、カセットテープ、FM ラジオ、衛星放送(アナログ)が音楽メディアのメインストリームで多くの人たちが、ラジカセで音楽を楽しんでいました。デジタルオーディオの時代になると、コンパクトディスク(CD)、ミニディスク(MD)、デジタル・オーディオ・テープ(DAT)、衛星放送(デジタル)などが主流となり、CD レンタルで入手した音源をミニディスク(MD)にダビングして、ポータブルMD プレーヤーや CD ラジカセ、CD ミニコンポなどで音楽を聴くようになりました。

 ミニディスク(MD)と言えば、TV アニメ『鈴宮ハルヒの憂鬱』第 26 話「ライブ・アライブ」(2009 年放送)が想起されますが、現在はストリーミングサービスで音楽を聴くのがトレンドになり、中高生から高齢者までスマートフォンを音楽再生ガジェットとして利用しています。こうした実状を無視したサービスが普及することはありません。


 ▢【TV アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』挿入歌映像】「God knows...
   TV アニメ 20 周年記念 参加型企画 #ハルヒ歌ってみた #ハルヒ弾い
    てみた #ハルヒ踊ってみた 開催!  Lantis Channel

 ▢【涼宮ハルヒの憂鬱】God knows...(Lyric Video)
   TV アニメ 20 周年記念 参加型企画 開催!
  【#ハルヒ歌ってみた 対象楽曲】

 ▢【涼宮ハルヒの憂鬱】冒険でしょでしょ?(Lyric Video)
   TV アニメ 20 周年記念 参加型企画 開催!
  【#ハルヒ歌ってみた 対象楽曲】

 ▢【涼宮ハルヒの憂鬱】ハレ晴レユカイ(Lyric Video)
   TV アニメ 20 周年記念 参加型企画 開催!
  【#ハルヒ歌ってみた 対象楽曲】


 1970 年代後半に家庭用アナログビデオレコーダーを巡る規格争いが起きた時、ベータ方式(SONY)と VHS 方式(Victor)で勝敗を分けたのは、画質ではなく録画時間であったという事実を思い出してください。ベータ方式は画質や操作性では VHS 方式を圧倒していましたが、録画時間は VHS の半分(1時間)でした。国内のテレビ番組(1時間枠)の録画を想定して開発されたベータ方式に対して、米国のアメリカンフットボールのテレビ中継を録画したり、映画のパッケージメディアとして利用することを想定して開発された VHS 方式の録画時間はベータ方式の2倍(2時間)ありました。

 インターネット、スマートフォン、動画配信サービスなどは影も形もなかった時代、家庭用アナログビデオレコーダーはタイムシフトを可能にする画期的な家電製品でしたが、米国や日本のカラーテレビ放送規格はアナログ方式の NTSC(NTSC-J)で解像度は 720x486(480i 相当)に過ぎませんでした。NTSC(NTSC-J)のテレビ放送は低解像度でアニメーターが心血を注いで筆入れしたセル画の細密描写もディテールが潰れて全く見えません。ですから、高解像度の 35 mm フィルムで撮影された劇場版アニメ(4K、8K 相当)を鑑賞することは、お金を払ってでも見る価値がある特別な体験でした。けれども、一般ユーザーの要請は録画時間であり、画質の劣化よりもテレビ番組をまるごと録画できることの方が重要であったのです。


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