「縮毛矯正はしたくない」けど「ツヤ髪になりたい」は可能なのか?美容師の本音。

「縮毛矯正はしたくない。でも、ツヤのある髪にはなりたい」
美容師をしていると、本当に何度も聞く言葉です。
その気持ち、めちゃくちゃ分かります。
別に、板みたいに真っ直ぐな髪になりたいわけじゃない。
ただ、パサついて見えなくて、まとまりがあって、清潔感のある髪になりたいだけ。
ただね。
ここには、どうしても避けられない“現実”があります。
今日はその話を、できるだけ正直にします!
では、解説していきます!
ツヤは「健康」じゃなく「反射」で決まる

髪のツヤ=髪が健康
…ではありません。
ツヤの正体は、光の反射です。
髪の表面が整っていれば、光はきれいに一直線に反射します。
逆に、表面がデコボコしていると、光は散ってしまい、パサついて見える。
つまり、
ツヤ=面の美しさ。
極端な話、ダメージ毛でも、アイロンで面を整えればツヤは出ます。ブリーチしている芸能人の髪が、なぜかツヤツヤに見えるのもこの原理です。
(でも、もともと綺麗な人が勝ち抜いてるバイアスもある。。小声)
ツヤが出ないのは「ダメージ」より「クセ」
よくある誤解が、「髪がダメージしてるからツヤが出ない」というもの。
でも実際には、クセやうねりが原因であることがほとんど。
年齢とともに髪は自然とうねりやすくなります。
特に湿気が多い梅雨や夏場は、膨らみやすく、まとまりにくい。
クセがあると、
・髪の面が揃わない
・光がバラバラに反射する
・結果、パサついて見える
という流れになります。
「パサついてる=傷んでる」と思っている人ほど、
実は“クセ”が原因だったりします。
トリートメントでは髪の形は変わらない
「でも、いいトリートメントをすればツヤが出るのでは?」
結論から言うと、
トリートメントで有る以上は髪の形を変えられません。
確かに、トリートメントは内部を強化することで髪の毛を扱いやすくし、一時的な手触り改善やコーティングでもツヤを演出できます。
でも、それはあくまで“演出”であって、クセを物理的に伸ばすことはできない。つまり根本的な解決にはならない。
美容室帰りの当日だけツヤツヤだった、という経験ありませんか?
それ、たぶんトリートメントじゃなくて、仕上げのアイロンやブローがうまかっただけ。
さっきの「芸能人の髪の毛はなぜか綺麗」というのと同じ原理です。
縮毛矯正は「整形」、アイロンは「メイク

クセを伸ばす手段は大きく2つしかありません。
1. 縮毛矯正などの薬剤施術(=整形)
2. 毎日のアイロンやブロー(=メイク)
「整形したくない。でもすっぴんで美しく見せたい」というのは難しい。どちらかの努力はどうしても必要になる。
もし、整形しないのであれば、毎日のメイクは必須。実はアイロンが上手ければツヤを出すのは簡単です。しかし、この記事をここまで読んで頂いているということは、
毎日アイロンが面倒
アイロンなんてした事ない
のどちらかですよね??
そうなると、 縮毛矯正の必要性が出てきてしまうんですよね。。
縮毛矯正という選択肢が現実的になるわけです。
何度も言いますが、
「整形したくない。でもすっぴんで美しく見せたい」
これは、ほとんどの人でやっぱり難しい。
ごくごく一部の人の「すっぴんでも綺麗な髪の人」がいるのも事実ですが・・・少数派だと思います。
街で見かける人、結構アイロンやってます!
縮毛矯正のリスクと注意点

もちろん縮毛矯正にもリスクはあります。薬剤を使う分、髪への負担はゼロではない。技術不足の施術で“ビビり毛”といわれる過度に損傷した髪の毛になってしまった人を何人も見てきました。
また、髪の動きが出にくくなる・デザインの幅が狭まるなどのデメリットもあります。特にショートスタイルやハイライトカラーとの併用は慎重に検討すべきです。
ネガティブな部分をまとめるとこんな感じ。
・薬剤による負担はゼロではない
・技術不足だとビビり毛になるもしくはクセが伸び切らない
・動きが出にくくなる
・デザインの幅が狭まる
特に、
・ショートスタイル
・ハイライトやブリーチとの併用
このあたりは慎重に考えるべきです。
もちろん現代は、ストレート成分をコントロールしたナチュラルな縮毛矯正や、ポイントでの施術などの選択肢はありますのでご相談を!
でも、大切なのはここ。
どんな髪になりたいかを具体的にイメージすること
・朝起きたときにまとまっていてほしい
・前髪だけはアイロンなしで決めたい
・湿気の日でも広がらないようにしたい
この「ゴール」によって、
必要な施術は全く変わります。
縮毛矯正は目的ではなく、手段。
でも、目的次第では“必須の手段”になることもある。
それでも縮毛矯正が嫌な人へ
正直に言います。
「縮毛矯正は絶対イヤ。でもツヤ髪にはなりたい」
この条件を譲れないなら、
艶髪に憧れるのをやめた方が幸せな人もいます。
美容師として良くないことを言ってる自覚はあります。
でも現場で見てきたリアルです。
トリートメントが無意味なわけでもない。
縮毛矯正だけが唯一の正解でもない。
ただ、
自分の髪質で到達できる現実的なゴールを設定する
これが一番大事。
くせ毛の人はストレートに憧れ、
ストレートの人はパーマをかける。
結局、ないものねだりなんですよね。
ある程度自分の髪の毛を受け入れる。
髪は年齢とともに変わります。
90歳でツヤサラな人は、かなりレアです。
変化を受け入れて、
整形しないと辿り着けない目標を手放す。
そうすれば、
自宅ケア、カラーの仕方、スタイリングで
今より確実に良い状態にはなれます。
富士山みたいな景色じゃないかもしれない。
でも、今より少し景色のいい場所には行ける。
まとめ
縮毛矯正をするか、しないか。
これは単なる施術の話じゃありません。
・毎朝スタイリングに時間をかけられるのか
・とにかく時短したいのか
理想の髪=理想の暮らし方でもあります。
「まっすぐにしたくない」
その気持ちは大事にしていい。
でも、
「キレイに見えるための現実」からは逃げられない。
そのバランスを、
信頼できる美容師と一緒に考えてほしいなと思います。
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