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okinawa_omiyage
マリちゃんの骨折
マリちゃんが松葉杖をついて登校した。
マリちゃんの右脚には、
ギプスがつけられていた。
みんなは、マリちゃんの周りに集まった。
「自転車でお母さんのうしろに乗ってたら、
タイヤに足を巻き込まれたの。
足がぐにゃってなって、
痛い!って叫んだの」
わたしは、ひゅっと寒くなり、
自分の足に違和感を感じた。
「病院にいったらね、骨折してたの」
「泣いた?」
「どのぐらい痛い?」
「おれも腕を折ったことあるぜ」
みんなは口々に言った。
マリちゃんは、体育の時間になると、
「骨折してるから見学します」
と、決まったように言った。
移動教室のときは、
友だちの誰かがマリちゃんの荷物を運んだ。
移動に時間がかかるから、
授業に遅れることがあった。
「給食当番はやらなくていいですよ」
先生に言われたマリちゃんは、
椅子にずっと座っていた。
隣の席の子が、
マリちゃんの席に給食を運んだ。
1ヶ月ほどで、マリちゃんのギプスが外れた。
いつものマリちゃんに戻った。
「わたしがいいって言うまで、
絶対にこがないでね!」
わたしは、母に叫んだ。
自転車のうしろの席にまたがると、
足が動かないように、ぎゅっと力を入れた。
