[第2回] コラッツ予想の「これだけは知っておけ」
コラッツ予想を含む$${an+b}$$問題に取り掛かるにあたって、
超重要なポイントをまとめました。
an+b問題の超重要ポイント3選
1.奇数aは大域的な動きをつくる
$${a=1,3}$$の場合は、大域的にみると値は減少傾向になります。
$${a \geq 5}$$の場合は、大域的にみると値は増加傾向になります。
注意点は、
・「減少傾向でも、すべての自然数が1つの値に収束するとは限らない」
・「増加傾向でも、すべての自然数が発散するとは限らない」
ということです。
2.奇数bは重要なファクター
証明を考えるとき、$${b=1}$$以外のケースを試しましょう!
$${3n+b}$$問題としましょう。$${b=1}$$のときがコラッツ予想です。
bが奇数ならいつでも1つの値に収束するのでしょうか?
実際に計算してみると、次のことが得られます。
・$${b=3^k\quad (k\geq 0)}$$なら$${3^k}$$に収束しそう(1つのサイクルを持ちそう)
・$${b}$$がそれ以外の奇数なら2個以上のサイクルを持ちそう
3.コラッツ予想の証明に必須な3要素
・「なぜ$${b=1}$$(あるいは$${b=3^k\quad (k\geq 0)}$$)のとき、$${3^k}$$に収束するのか?」
・「なぜ非自明なサイクルが存在しないのか?」
・「なぜ発散しないのか?」
これらが解明できてはじめてコラッツ予想の証明となります。
余談
コラッツ予想を証明したという論文はたくさんありますが、
「$${b=1}$$じゃなくても成立してしまうよね!?」
というものがとても多かったです。
わたしも過去の研究で同じ過ちをしてしまった経験があり、
間違ったまま研究や証明を進めるのは時間がもったいない!
ということで、今回の記事を作成しました。
最後までみていただきありがとうございました!
