名優名匠が実名で登場!ドラマ「ザ・スタジオ」は世界一ゴージャスな吉本新喜劇だ!
ある程度の映画好きなら、AppleTV+で配信中のドラマ「ザ・スタジオ」を見たほうがいい。絶対笑える。しかも爆笑。それが大好きな映画を作る世界で繰り広げられるコメディなので、嬉しい!名優名匠が実名で登場して喜劇に参加するのもさらに嬉しい!こんなに嬉しくて笑えるドラマもなかったよ!しかもよく考えると、よく撮れたなこのシーンという、つまり質が高い。満足度200%なのだ!
セス・ローゲン演じる尊敬されない偉い人、マットに毎回大笑い
「ザ・スタジオ」は、ハリウッドの架空のスタジオ、コンチネンタルの責任者に、マット・レミック(セス・ローゲン)が就任するところから始まる。CEOのグリフィン・ミル(ブライアン・クランストン)から指名されたのだ。
マットは映画をこよなく愛する男で、長年コンチネンタルに勤めてようやくトップの地位を手にした。だが根っから優柔不断でトップらしく振る舞えない。みんなにいい顔をしようとして結局誰かに責められる。イヤとは言えずにみんなから面倒を押し付けられ背負いきれないダメダメな男だ。
毎回ドジなマットが誤解を広げたり失敗を重ねたりして爆笑のコメディの常道、ハリウッドで繰り広げられる吉本新喜劇だ。1話から10話まで、大笑いしてしまった。
マーティン・スコセッシやロン・ハワードが名演を披露し、NetflixやAmazonも実名
そんな抱腹絶倒のコメディに、毎回ふんだんに名優、名匠たちが実名で出演し、セス・ローゲンに負けず劣らずの爆笑演技を見せてくれる。映画ファンには堪えられないゴージャスな喜劇!
第1話ではマットに裏切られたマーティン・スコセッシが顔を真っ赤にして激怒する。それを知ったシャーリーズ・セロンがパーティからマットを追い出す。
第3話では新作の内容に意見したマットを大らかだったロン・ハワードが口汚く罵り出す。そういえばロン・ハワードは役者出身だけど、さすがの演技だ。
そうした名優名匠だけではない。ゴールデングローブ賞の授賞式を舞台にした第8話にはなんと、Netflixの共同CEO、テッド・サランドスが登場し演技を見せる。受賞スピーチで必ずその名を俳優たちが口にして感謝されるテッドが羨ましくて仕方ないマット。だがテッドがなぜ自分の名を俳優たちが口にするかを教えてくれる。ここが大爆笑!
第9話と第10話はシネマコン(各映画会社が翌年のラインナップを発表する一大イベント)でのプレゼンに備えるマットたちに噂が伝わってくる。コンチネンタルがAmazonに買収される?・・・ってそのネタ生々し過ぎだろ!
NetflixやAmazonの名前も飛び交い、いまのハリウッドの状況をリアルに物語に組み込んでいて、コメディ度がさらに高まる。ヘタに似た名前の会社に変えたりしないのがいいね!
ワンシーンワンカットが爆笑を生み出す
こうした喜劇を高めるのが、ワンシーンワンカットの演出だ。どのシーンもワンカット。マヌケな会話のテンションを止めず、爆笑に誘ってくれる。
二人の会話を、普通なら切り替えて撮るところを、会話が続いている間カメラが二人のまわりを動き、二人が歩き出すとそのままカメラもついていく。すると出会った人物との間に何か起こったり、遠くでアクシデントが起こったりする。大笑いになるんだけど、どうやってタイミングを合わせたのかよく考えると不思議だ。相当リハを積み重ねるのだろうか。
第2話はその不思議さが極まっている。「長回し(The Oner)」のタイトルの通り、25分まるまるワンカットなのだ。というのが、劇中で撮影中の映画がワンカット撮影。現場に見に来たマットと相棒のサルだが、緊張のワンカット撮影の邪魔ばかりするのだ。
ワンカット撮影の邪魔をするコメディをワンカットで撮るのだから、爆笑しながらどうやってこんなにうまく撮っているのかということにも興奮してしまう。そして最後、最悪の事態を引き起こすマットとサルで終わりもう可笑しくて仕方ない。
そうそう、このサルがマットに負けず劣らずのマヌケ野郎なんだけど、第8話では思わぬ栄誉に恵まれるのでよく見ていて欲しい。マットとサルのやりとりは毎回、漫才コンビのようだ。
第10話ではCEOグリフィンがまた出てくるのだが、ドラッグで完全にぶっ飛んでしまう。延々馬鹿なことをし続けるグリフィンをブライアン・クランストンが演じている。どこか楽しそうでさえある。いやいや、よくやるよ。
という抱腹絶倒と言うしかない「ザ・スタジオ」、ぜひご覧あれ。ちなみにAppleTV+は月900円のサブスクだけど、Apple製品を買うと一年間無料で視聴できる。最近iPhoneやMacを買った人はAppleIDを入力してみて!
ところでこのドラマはトップ画像に悩んだ。劇場映画なら映画館で看板やチラシを撮っておいて使うのだけど、配信ドラマではそれができない。海外作品だから肖像権がうるさいかもと、タイトル文字をキャプチャーして強引に使ってみた。これだってもちろん、著作権的には問題あるのかもしれない。
だから、Netflix「新幹線大爆破」のように、配給側から画像を提供してもらえないかな。noteなら記事を書く人向けに画像を提供できる。AppleTV+としてぜひぜひ検討してください!
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