第32回 パーティではまず「男に話しかける」。ソロ突撃で固まらない現場修正法
こんにちは。おっさん恋愛マスターの黒崎です。
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突然ですが、あなたはこんな経験ありませんか。
店に入る前は今日は行ける気がしていたのに、いざフロアに立つと何もできない。気になる女性はいるのに、近づく理由が浮かばない。やっと目が合っても、変に警戒されたくなくて様子見を続ける。気づけばドリンクだけ減って、終電だけが近づいてくる。
で、最後はこう言うんです。
「今日は客層が悪かった」
「いい子がいなかった」
「一人だと厳しい」
違います。
厳しいのは客層じゃない。あなたの入り方です。
40代以降の男が夜の出会いで負けるとき、だいたい女の前で負けていません。女に話しかける前の時点で、もう自分に負けています。 ここを見誤るから、見た目を変えよう、会話術を覚えよう、店を変えようと、全部ズレた修正に走る。
今回はその中でもかなり重要な話をします。クラブや立ち飲み、イベント、パーティーみたいなその場で空気を切り開く場所で固まる男が、どうやって最初の一手を通すか。結論から言うと、最初に女へ行くな。まず男を使え。 ここを理解していない人が本当に多いです。
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「地蔵」は勇気の問題じゃない
まず最初に言っておきます。
パーティやクラブで女性に話しかけられない、つまり「地蔵」になる男は、根性が足りないわけじゃないです。
気合いでどうにかなるなら、もうとっくにどうにかなっています。
問題はもっと単純で、いきなり難しい局面に入りすぎんです。踏むべきステップを踏んでいない。
営業でもそうでしょう。初対面の相手にいきなりクロージングしに行ったら重い。まず雑談があり、場がほぐれ、相手の温度を見て、そこから話が進む。なのに恋愛になると、多くの男は最初の一手でいきなり結果を取りに行こうとする。
クラブやバーで固まる男の頭の中はだいたいこんな感じです。

「この子に話しかけたら不審じゃないか」
「断られたら恥ずかしい」
「周りの目が気になる」
「何を言えば自然なんだ」
要するに、最初の一手に意味を乗せすぎなんです。
たった一言に、自分の男としての価値、今夜の勝敗、周囲の評価、全部を背負わせている。そりゃ足が止まります。
しかも40代以降の男は、若い頃より失敗への耐性が落ちやすい。仕事では役職がつき、普段はミスを減らす側に回っている。だから、未知の場で未熟さをさらすのがしんどい。
ここで「自信を持て」「堂々としろ」と言うのは雑です。そんな精神論で動けるなら、苦労しません。

必要なのは、いきなり女性を攻略対象として見ないことです。
まずは場に入る。
次に会話の回路を開く。
そのあとで女性に触る。
順番です。
この順番を飛ばすから、フロアの隅でスマホを見ながら機会待ちになる。
でもそんなものは来ません。来るのは閉店時間だけです。
実際、ソロでパーティに入った40代の男性が、壁際で一時間ほど飲んでいたのに何も起きない、なんて珍しくないです。本人は観察しているつもりでも、周りから見たらただの動かない人です。女性から見れば、接触コストが高い。男から見ても話しかけづらい。つまり、場に存在しているのに、場へ参加できていない。
これが地蔵の正体です。
最初は男に話しかけろ
じゃあどうするか。
結論はシンプルです。
最初の会話は男でいい。むしろ男のほうがいい。
ここを変にプライドで拒否する人がいます。
「女を口説きに来たのに、なんで男と話すんですか」と。
だから負けるんです。
夜の現場って、いきなり女性に入るより、まず男と喋って体を温めたほうが圧倒的にラクなんですよ。しかも利点が多い。

ひとつは、単純に口が回り始めること。さっきまで頭の中でシミュレーションしていた人が、男相手に二言三言交わしただけで急に自然になることはよくあります。緊張って、消すものじゃない。会話の中で薄めるものなんです。
もうひとつは、一人で浮いている感じが消えることです。
たとえばイベント会場で、ずっと一人で周囲を見ている男と、誰かと軽く談笑している男がいたら、どちらのほうが場に馴染んで見えるか。答えは簡単ですよね。
女性は、男のトーク内容を細かく採点しているというより、まずその場でどう見えているかを見ています。孤立している男は、それだけでハードルが上がる。逆に、誰かと自然に話している男は、危険人物にも見えにくい。
ここが大事です。
女に価値を証明する前に、場に対して不自然じゃないことを証明しろ。
男に話しかける内容なんて重くなくていいです。
「今日混んでますね」
「この箱いつもこんな感じですか」
「一人ですか、友達待ちですか」
「どの辺が話しやすいですかね」

こんなので十分です。
会話が弾かなくてもいい。目的は親友作りじゃない。口火を切ることです。
たとえば立ち飲みで一人で来ていた会社員風の男性に、「この店初めてなんですけど、奥のほうが話しやすいですかね」と聞くだけでもいい。返事が素っ気なくても、あなたはもう一回、他人に口を開いている。この一回が大きい。
その後、別の男性グループと少し笑いながら話せたなら、次に女性へ行く心理的な壁はかなり下がっています。いきなり女性に突撃するより、ずっと現実的です。
夜の場で勝てない男は、ここをショートカットしたがる。
でもショートカットした結果、動けずに終わるなら、遠回りのほうが速いんです。
男を味方にすると空気が変わる
さらに言うと、男に話しかけるメリットはウォーミングアップだけじゃありません。
即席の味方ができるんです。
これ、かなり大きいです。
出会いの場って、表向きは自由競争に見えて、実際は空気の連鎖で決まる部分がある。あなたが誰かと楽しそうに話していると、その空気に他人が乗りやすくなる。逆に、一人で獲物を探す目をしていると、途端に入りづらくなる。
だから、男を一人味方につけるだけで、女性との接点が作りやすくなることがあるんです。
たとえばクラブで、近くにいた二人組の男性と軽く話して、その流れで「そっちのグループと知り合いなんですか?」と自然につなげる。あるいは、立ち飲みで隣にいた男性が店員と仲良く話していたら、その輪に混ざって空気を借りる。こういうのは全然ありです。

ここで重要なのは、男を下に見ないこと。
中年男性にありがちなんですが、若い男を見て内心で張り合ったり、逆に卑屈になったりする。どっちも要りません。夜の現場では、彼らは競合にもなりますが、使える資源でもあります。
ビジネスで言えば、単独で新規開拓するより、既にその市場で動いている人間の流れに乗ったほうが早いことがあるでしょう。それと同じです。
しかも男は、女性より反応が素直です。
少し愛想よく接すれば、普通に返してくれる人が多い。酒の場ならなおさらです。そこで変にケチる必要がない場面もあります。
もちろん、女性に気を引いてもらうために過剰におごるのはダメです。そこは話が別です。見返り前提の支払いは、立場を崩しやすい。

でも、場を回してくれる男友達候補に一杯奢るとか、乾杯のノリで軽く乗るとか、その程度は投資として普通にアリです。女性にへりくだるための金と、場を作るための金は意味が違う。
この違いが分からない男は、女性にだけ金を使って、結局空回りします。
実際よくあるのが、女性二人組にいきなりドリンクを差し出して、その場では笑顔で受け取られる。でも会話の主導権は取れず、次の一杯、次の店、終電後の食事まで引っ張られて、何も残らないパターンです。
一方で、先に周囲の男たちと自然に混ざっていた男は、同じ女性グループに入っても空気が違う。彼は買ってもらおうとしている人じゃなく、その場を回している人に見えるからです。
この差はでかいです。
女に奢るな、先に価値を落とす
ここは誤解が多いので、少し強めに言います。
女性との距離を縮めるために、最初から金を使うな。
食事代を全部持つなとか、奢るなとか、そういうケチの話をしたいんじゃないです。問題はタイミングです。
関係ができる前に金を差し出すと、あなたは好意ある男ではなく、便利な男として処理されやすくなる。
特に40代以降の男性は、ここでミスりやすい。
若さで押せない、自信がない、会話に不安がある。だから金で滑りをよくしようとする。でも、それは潤滑油じゃなくて、場合によっては自分の価値を安売りするラベルになります。
夜の店でよくあるのが、会話が続かない不安から、すぐに「何飲む?」に逃げるパターンです。女性が断らず受け取ったから脈ありだと思う。でも違う。飲み物を断らないことと、あなたに興味があることは全然別です。
ここを混同すると危ない。
たとえば、仕事帰りにイベントバーへ行って、気になる女性二人組にすぐドリンクを入れる。相手は感じよく礼を言う。少し話す。けれど会話の芯は出ない。そこへ別の男が来て、彼女たちはそちらと盛り上がる。あなたはいい人として処理される。こういうの、本当に多いです。

なぜか。
最初に提供価値を出しすぎたからです。
営業でも同じでしょう。契約前から値引きばかりしていると、商品ではなく安さだけで見られる。恋愛でも、関係が立ち上がる前に金や過剰な親切を出しすぎると、男としての魅力より、使い勝手で評価されやすくなる。
だから順番はこうです。
まず会話。
次に反応。
それから少しだけ投資。
逆です。
投資してから反応を見るんじゃない。
反応が出てから投資するんです。
これはケチの技術じゃない。
立場を守る技術です。
女性にお金を使うこと自体を悪と考える必要はありません。デートでちゃんと使うべき場面はあるし、40代の男がそこを渋っても魅力は出ません。
ただし、好意も関心も確認できていない段階での出費は、攻略ではなく献上になりやすい。
ここを履き違えると、優しさも金も全部裏目に出ます。
トーナメントを甘く見るな
そもそも、クラブやパーティーみたいな場所を甘く見ている男が多すぎます。
ああいう場所は、会えれば勝ちに近づく世界じゃないです。
会ってからが選別の連続です。
女性側からすると、その場で話しかけてくる男は一人じゃない。あなたが今夜やっと声をかけた一人でも、相手から見ればその日何人目かもしれない。つまり、こちらが一件入札しているつもりでも、向こうは同時並行で比較している。
だから、紹介やマッチングアプリの一件一件とは戦い方が違うんです。
紹介は、最初からある程度フィルターがかかっている。
アプリは、会う前に少し関係ができる。
でも夜の場は違う。短時間で、見た目、雰囲気、会話、場なじみ、押し引き、全部見られる。
ここで「誠実に話せば伝わる」は通じにくい。
伝わる前に落とされるからです。
40代男性がここでハマる失敗は二つあります。
一つは、若い頃の感覚で普通に話せばいけるだろうと思うこと。
もう一つは、逆に不利を感じすぎてせめて紳士的にと下から入ること。

どっちも勝ちにくいです。
必要なのは、短時間で不利を減らすこと。
そのために、場になじんでいるように見せる、孤立を消す、最初の口を軽くする、過剰投資をしない、という話をここまでしてきたわけです。
たとえばパーティー会場で、一人の女性と10分話せたとしても、それだけでは足りないことがある。そのあと別の男が軽く割って入って、彼女がそちらへ流れるなんて普通に起こる。これはあなたが絶望的にダメだったというより、競争の形式がそうなっているだけです。
だから落ち込むポイントもズラさないこと。
一回の反応で自尊心を折るな。
そのかわり、やり方は冷静に修正しろ。
夜の現場は、勝者総取りになりやすい面があります。毎回似たような男が持っていくこともある。じゃあそこで必要なのは、気合いじゃない。勝ちやすい入り方を体に覚えさせることです。
地蔵のまま根性論を足しても、固い地蔵ができるだけです。
いつかは一人で動ける男になれ
最後にいちばん大事なことを言います。
理想は、誰かに連れていってもらわなくても、一人で現場に入って、一人で口を開ける男になることです。
もちろん、最初は友人と行ってもいいです。勢いは借りていい。
でも、ずっと誰かがいないと動けない状態だと、結局チャンスが他人の都合に依存します。
仕事でもそうですよね。
紹介だけで回している営業は、紹介が止まると止まる。自分で新規を切れる人間は強い。恋愛も同じです。
一人で動ける男になるための、最初の練習は難しくありません。
まず、入店して10分以内に誰か一人へ話しかける。
相手は女性じゃなくていい。むしろ男性でいい。
次に、店員と一往復する。
そのあと、近くのグループに一言だけ混ぜる。
この程度で十分です。
ポイントは、成果目標を置かないこと。
連絡先交換しなきゃダメ、女性と飲み直さなきゃ失敗、みたいにするとまた固まります。最初の目標は、場に参加することです。

たとえば、金曜の夜に一人で音楽イベントへ行ったとする。入ってすぐバーカウンターで店員におすすめを聞く。隣の男性に「このイベントよく来るんですか」と話す。数分後、近くで盛り上がっているグループに一言だけ乗る。ここまでできたら、その日はもう及第点です。
そして、それを何回かやると、不思議なくらい女性への一声が軽くなっていきます。
最初から女性に勝ちに行かないから、結果的に女性へ行けるようになる。
ここが面白いところです。
逆に、毎回今日は絶対に何か結果を出すぞと肩に力が入っている人は、空回りしやすい。目つきが重くなり、反応に一喜一憂し、押しすぎるか、何もできないかの二択になる。
だから、最初に鍛えるべきなのは会話術よりも、自分で場に入っていく筋力なんです。
この筋力がつくと、クラブだけじゃないです。立ち飲み、街コン、交流会、趣味のオフ会、全部で効いてくる。場が変わっても、最初の口を切れる男は強い。
そして、ここでようやく、会話の内容や押し引きの細かい話が生きてくる。土台がないままテクニックを覚えても、現場で出ません。
出ない技術は、持ってないのと同じです。
だから、今まで一人で固まって終わっていた人は、次からルールを一つだけ変えてください。
女性を探す前に、最初の3人は男か店員でいい。
これだけでも景色はかなり変わります。
出会いの場で固まる男は、女に拒絶されているんじゃありません。多くは、その前に自分で動線を潰しています。
だから修正点もシンプルです。
最初から女性を攻略対象として見すぎるな。
まず場に入れ。
口を開け。
孤立を消せ。
そのあとで勝負しろ。
この順番を守れるだけで、夜の現場はかなり楽になります。
いい年して今さらそんな基本から、と思うかもしれません。
でも、負けている人ほど基本を飛ばして派手な技に行きたがる。
違います。
勝つ男は、地味な入り方がうまいんです。
今のあなたに必要なのは、勇気を振り絞ることじゃない。
最初の一手を軽くすることです。
次回以降のnoteでは、今回触れた「ソロパーティ戦略」についてさらに具体的に解説していきましょう。
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