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キャンプのインナーマットおすすめ4選!寝心地が激変する選び方とサイズの決め方


キャンプから帰ってきた翌朝、腰が痛い。夜中に背中が冷えて何度も目が覚めた。そんな経験、ありませんか。僕も最初の数年は「寝袋のグレードが足りないんだ」と思い込んで、シュラフばかり買い替えていました。でも本当の原因は、テントの床にありました。地面の凸凹と冷気を遮ってくれるインナーマットを一枚敷いただけで、キャンプの睡眠は別物になります。この記事では、実際に使ってきたインナーマットを用途別に紹介しながら、失敗しないサイズと厚みの選び方まで丁寧に解説します。


インナーマット選びで3年間迷い続けた僕がたどり着いた答え

キャンプを始めた頃、僕はインナーマットという存在をそもそも知りませんでした。テントを買って、寝袋を買って、あとはホームセンターで買った銀マットを適当に敷けば十分だろう、と。

実際、それでも寝られはします。ただ、朝起きたときの体の重さがまるで違うんです。地面の小石が背中に当たる感覚、明け方に床から這い上がってくる冷え、寝返りを打つたびにズレる銀マット。ひとつひとつは小さなストレスですが、積み重なると「キャンプって疲れるな」という感想に変わってしまいます。

インナーマットは、テントの床全面に敷くカーペットのようなアイテムです。役割は大きく3つ。地面の凸凹をやわらげること、地面からの冷気と湿気を遮ること、そしてテントのフロア内側のコーティングを傷や汚れから守ることです。3つ目は見落とされがちですが、これがテントの寿命に効いてきます。靴下や砂粒でフロアを直接こすらなくなるので、コーティングの劣化がかなり遅くなるんですね。

そしてもうひとつ大事なのが、テント内で使うマット類は本来3種類あるという点です。テントの下に敷くグランドシート、テントの中に敷くインナーマット、その上に敷いて体を直接支えるスリーピングマット。下からグランドシート、テント、インナーマット、スリーピングマット、寝袋という順番で重ねるのが、クッション性と断熱性の両方をいちばん高くできる構成です。全部揃えなくてもキャンプはできますが、「寝心地が悪い」と感じているなら、抜けているのはたいていインナーマットです。

僕はここ数年で4種類のインナーマットを実際に使い、ソロからファミリーまで使い分けてきました。その中から、価格帯と用途ごとに本当に使えるものだけを選んでいます。


\ おすすめNo.1アイテム /

ロゴス テントぴったり防水マット

サイズ展開の豊富さと3層構造のバランスで、僕がいちばん人に勧めているのがこれです。表面は水拭きできるポリエステル生地、内部は冷気をやわらげる発泡ポリウレタン、裏面は湿気を遮るPVCシートという構成で、コーヒーをこぼしても下まで染みませんでした。ソロ用からファミリー用まで揃っているので、テントを買い替えても同じシリーズで組み替えられるのが地味に大きいです。

  • 表面・内部・裏面で役割を分けた3層構造で、クッション性と防水性を両立

  • ソロサイズからXLサイズまで展開があり、テントに合わせて選べる

  • 収納バッグ付きで、圧縮すればコンパクトに持ち運べる


実際に買う前に知っておきたかった、インナーマット選びの5つのポイント

僕が最初の一枚で失敗したのは、完全に知識不足が原因でした。同じ回り道をしないように、チェックすべき点をまとめておきます。

まず、サイズはテントのインナーの床寸法から逆算します。 ここがいちばん重要です。インナーマットは床全面を覆うのが理想ですが、床よりわずかでも大きいと四隅が浮いて折れ曲がり、寝ているときに段差になります。逆に小さすぎると、マットのない部分に寝返りで転がり落ちて「うわ、冷たい」となります。目安としては、インナーテントの床サイズより5〜10cmほど小さいものを選ぶと、きれいに収まって扱いやすいです。

厚みは、寝心地に直結します。テント専用のインナーマットは6mm〜10mm程度のウレタンやスポンジを挟んだものが主流で、この厚みだけで熟睡できるかというと、正直そこまでではありません。インナーマットはあくまで「床全体の底上げ」であって、体を支えるのはその上に敷くスリーピングマットの役目です。ここを勘違いすると「厚いインナーマットを買ったのに腰が痛い」という不満につながります。逆に言えば、インナーマットは薄めでも十分機能するので、厚みだけで価格の高いものを選ぶ必要はありません。

素材は大きく3系統に分かれます。ポリエステル生地でウレタンやスポンジを挟んだ布製タイプは、肌触りが良くて畳みやすく、テント専用品の多くがこれです。EVAフォームやポリエチレンフォームの発泡系は、軽くて水に強く、価格も抑えめ。表面に凹凸のある波型に成形されているものは、凹んだ部分に空気の層ができて保温性が上がります。そして銀マット(アルミ蒸着マット)は、いちばん安く手に入る選択肢で、熱を反射して冷気を跳ね返してくれます。

収納サイズと重量も、思っている以上に効いてきます。テント専用のインナーマットは畳んでも意外とかさばり、ファミリー用だと収納時に70cm前後の長さになるものが珍しくありません。車の積載に余裕があるオートキャンプなら問題ありませんが、バイクや徒歩でのキャンプでは真っ先にネックになります。荷物量に制限があるスタイルなら、薄手で軽いタイプを選ぶのが正解です。

最後に防水性とお手入れのしやすさ。テント内は結露や飲みこぼしで意外と濡れます。裏面にPVCシートなどの防水層があるものは、地面からの湿気も上がってきにくく、撤収時に水拭きでサッと汚れを落とせます。焚き火の火の粉や熱には弱い素材が多いので、そこだけは共通の注意点として覚えておいてください。


銀マットと専用インナーマットを使い比べてみた結果…

「専用品じゃなくて銀マットで十分でしょ」という声、よく聞きます。僕も長いこと銀マット派でした。実際、価格を抑えたい人にとって銀マットは有力な選択肢です。ホームセンターはもちろん、100円ショップでも買えるサイズがあって、厚手のものならクッション性もそれなりにあります。

ただ、2シーズンほど並行して使ってみて、はっきり差を感じた点が3つありました。

ひとつは、ズレと折れ癖です。銀マットは分割して敷くことが多いので、寝返りのたびに継ぎ目が開いて、その隙間から冷気が上がってきます。ロールタイプは巻き癖が強く、端がめくれ上がるのも地味にストレスでした。

ふたつめは、表面の質感。銀マットの上に直接座ると、どうしても「作業マットの上」という感じが抜けません。テント内で過ごす時間が長いキャンプ、とくに雨の日や冬キャンプでは、布製の表面のほうが圧倒的に居心地がいいです。

みっつめは、耐久性です。アルミ蒸着面は爪や砂で削れやすく、使ううちにボロボロと剥がれてきます。安いぶん買い替え前提と割り切れるならいいのですが、数年使うことを考えると、専用品との差は思ったほど大きくありませんでした。

結論としては、コストを最優先するなら銀マット、テント内で過ごす時間を快適にしたいなら専用のインナーマット、という住み分けになります。僕は今は専用品をメインにして、荷物を減らしたいときだけ発泡系の軽いマットを使う、という運用に落ち着きました。


【結論】4種類使って分かった、本当に使えるインナーマットおすすめ4選

先に結論からお伝えします。用途別に選ぶなら、この4つで迷わなくなります。

  • コスパ最強なら → ロゴス テントぴったり防水マット

  • 価格重視なら → キャプテンスタッグ EVAフォームマット

  • 軽さと収納性重視なら → DOD テントマット

  • ファミリー・寝心地重視なら → コールマン フォールディングテントマット

同じ「インナーマット」でも、狙っているところがそれぞれ違います。以下でひとつずつ、実際に使った感想を交えて掘り下げていきます。


コスパ最強なら「ロゴス テントぴったり防水マット」

【スペック情報】

  • 使用サイズ Lサイズ 約260×200cm(XLは約260×260cm)

  • 重量 約1.7kg(Lサイズ)

  • 収納サイズ 約直径20×長さ50cm(Lサイズ)

  • 素材 表面ポリエステル(ブリーザブル撥水加工)/内部発泡ポリウレタン/裏面PVCシート

  • サイズ展開 ソロ・M・L・XLなど複数

  • 付属品 収納バッグ

僕が最初に「ちゃんとしたインナーマットを買おう」と決めたとき、店頭で他ブランドと並べて散々悩んだ末に選んだのがこれでした。決め手は、3層構造という中身のわかりやすさです。表面が手入れしやすいポリエステル、真ん中に冷気をやわらげる発泡ポリウレタン、裏面に湿気を遮るPVCシート。それぞれの層に役割があるので、どこにお金が使われているのかが納得できました。

実際に使ってみて、いちばん恩恵を感じたのは防水性です。テント内でコーヒーをひっくり返したことがあるのですが、表面で水滴が玉になって転がり、裏まで染みませんでした。撤収時に濡れた雑巾でサッと拭けば汚れも落ちるので、帰宅後のメンテがとにかく楽です。雨キャンプの後、地面側から上がってくる湿気で寝袋の底が湿るという現象も、これを敷くようになってから明確に減りました。

厚みについては、正直に言っておきます。分厚いマットレスのようなふかふか感はありません。「グランドシートだけで寝ていたときより、地面の存在感が半分くらいに減った」という感覚です。この上にスリーピングマットを重ねて初めて、朝まで通して眠れる環境になります。これはこの製品に限らず、テント用インナーマット全般に言えることです。

サイズ展開が豊富なのも、長く使ううえで効いてきました。僕はソロテントからツールームに乗り換えたのですが、そのときも同じシリーズのサイズ違いを買い足すだけで済んでいます。特定のテント専用に設計されたモデルもあり、そのテントを使っているなら文句なしのフィット感になりますが、他社テントでも寸法さえ合えば問題なく使えます。

ひとつ注意点として、熱には弱いです。使用中にタバコの灰や焚き火の火の粉を落とすと表面が溶けるので、テント内に熱源を持ち込まないという基本は必ず守ってください。

おすすめポイント:

  • 表面・内部・裏面で役割が分かれた3層構造で、防水と断熱を両立している

  • 水拭きで手入れができ、撤収後のメンテナンスが楽

  • ソロからXLまでサイズ展開があり、テントの買い替えにも対応しやすい

こんな人におすすめ:

  • 最初の一枚として、長く使える定番を選びたい人

  • 雨や結露が多い季節にもキャンプをする人

  • テントの買い替えを見据えて、同じシリーズで揃えたい人


価格重視なら「キャプテンスタッグ EVAフォームマット」

【スペック情報】

  • 使用サイズ ダブル 約140×217cm×厚さ1.5cm

  • 収納サイズ ダブル 約70×13×39cm

  • 重量 ダブル 約1kg

  • 素材 発泡ポリエチレン、EVA樹脂

  • サイズ展開 シングル(約56×182cm)/ダブル

  • 表面形状 波型の凹凸構造

とにかく予算を抑えたい人に、僕が真っ先に勧めているのがこれです。厳密にはテント専用のインナーマットではなく、キャンプマットに分類される製品ですが、ダブルサイズを広げればソロ〜デュオ用テントのフロアをしっかりカバーできます。用途を限定しないぶん、レジャーシート代わりにも使えて出番が多いのが魅力です。

いちばん感心したのは、波型に成形された表面です。凹んだ部分に空気の層ができて、そこに体温が留まることで保温性が上がる仕組みになっています。面で押すとしっかり反発して沈み込みすぎないので、上に寝袋を直接置いても底つきしにくい。折り畳み式なので、広げるのも畳むのもロールタイプより速く、設営と撤収のストレスがほとんどありません。

ただし、正直な弱点もあります。厚みが1.5cm前後しかないため、肘や膝といった一点に体重をかけると、地面の硬さがダイレクトに伝わってきます。砂利のサイトで肘をついたとき「あ、これは無理だ」と思ったことが何度かありました。あくまで「地面の凸凹をならす下地」として捉えて、寝る場所にはインフレーターマットなどを重ねるのが現実的な使い方です。

もうひとつ、収納サイズには注意してください。畳んでも70cm近い長さになるので、コンパクトかというとそうでもありません。軽さは1kg前後と優秀ですが、バイク積載などでは形状が邪魔になる可能性があります。とはいえ、この価格帯でこの断熱性と耐久性なら、コストパフォーマンスは十分すぎます。表面は防水なので、汚れたら拭くだけ。数年使っても素材が劣化しにくいのも、発泡系ならではの強みです。

おすすめポイント:

  • 波型の凹凸構造が空気の層を作り、価格の割に保温性が高い

  • 広げて畳むだけの簡単設営で、撤収がとにかく速い

  • 濡れても拭くだけで手入れが完結し、屋外の直置きにも気を使わない

こんな人におすすめ:

  • キャンプを始めたばかりで、まずは最小限の出費で揃えたい人

  • テント内だけでなく、花見や運動会などにも兼用したい人

  • 上に敷くスリーピングマットをすでに持っている人


軽さと収納性重視なら「DOD テントマット」

【スペック情報】

  • 使用サイズ 3人用 約210×210cm×厚さ6mm

  • 収納サイズ 3人用 約70×13×30cm

  • 重量 3人用 約1.7kg(付属品含む)

  • 素材 210Dポリエステル(PUコーティング)、ウレタン

  • サイズ展開 3人用/5人用(約290×260cm、約2.9kg)

  • 付属品 キャリーバッグ

「テントのフロアをぴったりカバーしつつ、荷物はできるだけ増やしたくない」という、わがままな要望に応えてくれるのがこのマットです。3人用でも収納時の高さが30cm程度に収まり、重量も1.7kgほど。ファミリー向けのインナーマットとしてはかなり軽い部類に入ります。

厚みは6mmと薄めですが、生地に210DのポリエステルでPUコーティングが施されているため、フロアの保護能力は高いです。僕は正方形のインナーを持つテントで使っているのですが、四隅までしっかり届いて、隙間ができないのが気持ちいい。マットが浮いて折れ曲がることがないので、寝返りを打っても段差ができません。

断熱性については、「地面の冷たさが直接来なくなる」レベルだと考えてください。真冬に単体で使うのは厳しいですが、春から秋のキャンプなら、この上に寝袋を敷いても不快な冷えは感じませんでした。冬場はこの上に厚手のスリーピングマットやラグを重ねることで、十分に対応できます。

嬉しいのが、専用のキャリーバッグが付属していること。マットは撤収時に必ず汚れているので、そのまま車に積むと他のギアに砂が移ります。バッグに入れてしまえばその心配がなく、次に使うときも清潔なまま広げられる。地味ですが、繰り返し使ううちにありがたみがわかる装備です。

薄さと軽さを取ったぶん、単体でのクッション性は控えめなので、そこを理解して使うことが大前提になります。逆に言えば、スリーピングマットを別に用意する前提なら、これ以上ないバランスだと感じています。

おすすめポイント:

  • フロアぴったりのサイズ設計で、四隅が浮いたりズレたりしない

  • 面積の割に軽量かつ収納時の高さが低く、積載を圧迫しにくい

  • 専用キャリーバッグ付きで、汚れたまま持ち帰っても他のギアを汚さない

こんな人におすすめ:

  • 車の積載スペースに余裕がなく、荷物をコンパクトにまとめたい人

  • スリーピングマットは別に用意していて、下地だけが欲しい人

  • テントのフロアを傷や汚れから守ることを重視する人


ファミリー・寝心地重視なら「コールマン フォールディングテントマット」

【スペック情報】

  • 使用サイズ 300 約295×200cm/270 約265×200cm/240 約235×200cm

  • 収納サイズ 300 約73×50×15cm/270 約65×50×15cm/240 約78×50×11cm

  • 重量 300 約2.3kg/270 約2.1kg/240 約1.9kg

  • 素材 表地・裏地 68Dポリエステルタフタ/中綿 PEスポンジ(約7mm厚)

  • 構造 2分割の折り畳み式

  • 付属品 収納ケース

家族でのキャンプ、あるいはテント内で長時間くつろぐスタイルなら、これが本命です。中綿に7mm厚のPEスポンジが入っていて、今回紹介する中では単体のクッション性がいちばん高い。座ったときの感触がまず違います。

僕がこれを選んだ決め手は、2分割式という構造でした。大きなマットを一枚でテント内に広げようとすると、狭いインナーの中で四苦八苦することになります。分割されていれば、半分ずつ持ち込んで並べるだけ。撤収も同じで、二つ折り、三つ折りと畳んでいくだけなので、ロールタイプのように巻き癖と格闘する必要がありません。子どもが走り回っている横で設営するとき、この手軽さは本当に助かります。

いわゆる「お座敷スタイル」、つまり椅子を使わずマットの上で過ごすキャンプとの相性も抜群です。マットの上に直接座って食事をしても、地面の硬さや冷たさをほとんど感じません。テント内で子どもが昼寝をしたり、雨の日にトランプをしたりといった時間が、格段に快適になりました。

デメリットは、はっきりしています。かさばります。収納時に70cm前後の長さで、幅も50cm程度あるため、車の積載計画にはしっかり組み込む必要があります。軽自動車で家族4人分のギアを積む場合、これがけっこう場所を取る。ただ、家族全員分のインフレーターマットを並べて積むことを考えれば、むしろトータルではコンパクトに収まるとも言えます。

サイズは対応するテントの床寸法から選びます。使用サイズより少し大きめのフロアを持つテントに合わせるのが基本なので、購入前に必ずインナーの実寸を確認してください。

おすすめポイント:

  • 中綿7mm厚のスポンジで、単体でも座り心地・寝心地に余裕がある

  • 2分割の折り畳み式で、テント内での展開と撤収がとにかく簡単

  • お座敷スタイルとの相性が良く、テント内で過ごす時間が快適になる

こんな人におすすめ:

  • 小さな子ども連れで、テント内で過ごす時間が長い人

  • 椅子を使わないお座敷スタイルのキャンプをしたい人

  • 車の積載に余裕があり、快適性を最優先したい人


こんなシチュエーションならこれを選べば間違いない

  • 初めてのインナーマットで、失敗したくない場面では → ロゴス テントぴったり防水マット

  • とにかく予算を抑えて最低限の快適さを確保したい場面では → キャプテンスタッグ EVAフォームマット

  • 荷物を減らしたいソロ・デュオキャンプの場面では → DOD テントマット

  • 子ども連れで、テント内でゆっくり過ごしたい場面では → コールマン フォールディングテントマット

  • 雨予報のキャンプで、湿気対策を強化したい場面では → 裏面に防水層のあるロゴス テントぴったり防水マット

  • 冬キャンプで底冷えを抑えたい場面では → インナーマットの上にさらに厚手のスリーピングマットやラグを重ねる


買う前に気になること、全部答えます

Q1. インナーマットの相場はいくら?

テント専用のインナーマットは、ソロ用なら3,000円台から、ファミリー用の大判サイズで6,000円〜1万円台前後が中心価格帯です。EVAフォーム系のマットは2,000円前後から手に入り、銀マットなら1,000円以下、100円ショップのものを組み合わせればさらに安く抑えられます。予算に迷ったら、まずは5,000円前後の定番品から入るのが失敗が少ないです。

Q2. インナーマットは本当に必要?なくてもキャンプはできる?

なくてもキャンプはできます。ただ、「あるとないとで睡眠の質がいちばん変わるギア」だと僕は思っています。とくに地面が硬い、砂利が多い、気温が下がる、といった条件が重なるサイトでは効果が明確です。テントのフロアを保護してテントの寿命を延ばす効果もあるので、長い目で見れば元は取れます。

Q3. グランドシート、インナーマット、スリーピングマットの違いは?

役割がまったく違います。グランドシートはテントの下に敷いて、フロアを地面の摩耗や浸水から守るもの。インナーマットはテントの中の床全面に敷いて、凸凹と冷気をやわらげるもの。スリーピングマットはその上に敷いて、体を直接支えて寝心地を確保するものです。下からグランドシート、テント、インナーマット、スリーピングマットの順に重ねるのが基本の並びになります。

Q4. インナーマットのサイズはどう選べばいい?

使っているテントのインナーテントの床寸法を測り、それより少し小さいサイズを選ぶのが基本です。床とぴったり同じか少し大きいと、四隅が壁に沿って立ち上がってしまい、そこが段差になって寝心地を損ねます。目安として、床寸法よりひと回り小さい程度がちょうどよく収まります。メーカーが特定のテント向けに設計した専用サイズがあるなら、それを選ぶのがいちばん確実です。

Q5. インナーマットだけで快適に眠れる?

厚みが6mm〜10mm程度の一般的なインナーマットの場合、それ単体で熟睡できるかというと、多くの人にとっては厳しいです。地面の凸凹を「ならす」ことはできますが、体重が集中する腰や肩を「支える」性能はありません。その上に厚さ5cm前後のインフレーターマットや、しっかりしたクローズドセルマットを重ねることで、初めて家の布団に近い寝心地になります。

Q6. 冬キャンプでも使える?

使えますし、冬こそ効果を実感します。ただし、インナーマット単体では冬の底冷えは防ぎきれません。地面からの冷えは、体温が地面に吸い取られることで起こるので、断熱層を何枚重ねられるかが勝負になります。インナーマットの上に厚手のスリーピングマット、さらにその上にラグやブランケットを敷くと、体感がかなり変わります。銀マットを1枚追加するのも、コストの割に効果が大きい方法です。

Q7. 手入れと保管方法は?

使用後は砂や土を払い、汚れた部分を固く絞った布で水拭きするのが基本です。裏面が濡れていることが多いので、帰宅後は必ず広げて完全に乾かしてから収納してください。湿ったまま袋に入れると、カビと臭いの原因になります。保管は、丸めるより広げるか大きく畳んだ状態のほうが折り癖がつきにくいですが、スペースの都合もあるので、最低限「畳んだまま長期間圧迫しない」ことを意識すれば十分です。

Q8. 銀マットで代用しても問題ない?

問題ありません。コストを抑えたい人にとって、銀マットは実用的な選択肢です。厚手のものを選べばクッション性もそれなりに確保できますし、アルミ蒸着面が熱を反射してくれるので断熱性も悪くありません。ただし、継ぎ目からの冷気、巻き癖、蒸着面の剥がれといった弱点があるので、テント内で過ごす時間が長い人ほど専用品に切り替える価値があります。


インナーマット選びで後悔しないために

長々と書いてきましたが、要点はシンプルです。

インナーマットは「体を支えるもの」ではなく「床全体の環境を整えるもの」。この役割を正しく理解していれば、必要以上に高いものを買う必要はありませんし、逆に「安いのを買ったのに腰が痛い」という的外れな不満も生まれません。地面の凸凹をならし、冷気と湿気を遮り、テントのフロアを守る。この3点を満たしていれば合格です。

あらためて、用途別のおすすめを整理しておきます。長く使える定番を一枚選ぶなら、3層構造でサイズ展開も豊富なロゴス テントぴったり防水マット。とにかく予算を抑えたいならキャプテンスタッグ EVAフォームマット。荷物を減らしたいならDOD テントマット。家族でテント内をくつろぎ空間にしたいならコールマン フォールディングテントマット。

そして最後にもうひとつだけ。選ぶ前に、必ず自分のテントのインナー床寸法を測ってください。インナーマット選びの失敗の大半は、性能ではなくサイズ違いで起きます。 メジャーを片手に5分かければ済む作業が、そのまま快適な夜につながります。

僕自身、寝袋を買い替えても解決しなかった問題が、たった一枚のマットで解決しました。同じところで悩んでいる人がいたら、次のキャンプの前にぜひ床を見直してみてください。

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