FANG+とSOXに積んでる本当の理由は、妄想です。
夜のスーパーで半額シールを探している。
鶏もも肉をカゴに入れた瞬間、スマホが光った。FANG+が動いてる。
同じ手で肉を掴んで、同じ目でチャートを見てる。
我ながら、変な生活だと思う。
節約と投資は、動機が全然違う。
節約は今日のため。投資は、まだ来ていない世界のためだ。
チャートを見て積んでるわけじゃない。「この技術が進んだら、どうなるんやろ」——それが先にある。

たとえば介護。
人が足りない。移乗、トイレ、入浴、全部重い。腰をやる人が後を絶たない。
AIはもう喋れる。残ってる壁は、持ち上げる力だけだ。
ここで思い出すのがEVOLTAだ。
電池で動く小さなロボットが、グランドキャニオンを越えていく。頭おかしいレベルのチャレンジだった(笑)。
でもあれは「長く動く」に特化してた。
現場に必要なのは逆だ。瞬間的に持ち上げて、支えて、それを何度も繰り返す。

改めて考えると、人間って異常だ。
毎日2000kcal前後で動いている。電力換算すると1日数十円。
月2000円で動く超高性能ロボット、それが人間だ。
このバランス、ちょっと意味がわからない。
だからマルチやまほろさんを作るには、AIより先に別の問題がある。
バッテリー。モーター。軽さ。
ここが変わった瞬間に、世界が一気に動く。ちぃやマルチの未来を決めるのは、案外「電池」かもしれない。
昔のSFは逆の順番だと思っていた。
体が先にあって、頭があとからついてくる、と。
実際は逆だった。頭だけ先に完成して、体がまだ追いついていない。

To Heartのマルチ。まほろまてぃっくのまほろさん。
当時はただのアニメだった。萌えキャラとして消費してた。
でも今見ると、家庭用汎用ロボットの設計書に見える。
まさかリアルになる方向で技術が進むとは、あの頃は思ってもみなかった。
TeslaのOptimusが工場で動いている。もうこれは空想じゃない。遅いか早いかの話になってきてる。
そのとき恩恵を受けるのは、半導体を作る側、計算資源を握る側、クラウドを回す側だ。
そこにFANG+とSOXがいる。
投資は予測じゃないと思ってる。
どの未来が来るかじゃなくて、どの未来に乗るかだ。
夜のスーパーで半額の鶏もも肉を袋に詰めながら、まだ来ていない世界に少しずつ積んでいる。
合理と妄想が同居した、なかなかおかしな43歳がここにいる。
