講義1|牢獄って何?――社会を守る仕組みを知る最初の一歩

こんしは!
AllA / All Atelierへようこそ!
今回から、「牢獄」について学ぶ全22講義がスタートします。
講師を担当するのは、ゆめり・りろりろ / Yumeri Riroriro。
そして一緒に学んでいく生徒は、オール・ドメディア / Owl Dmediaです。
「牢獄」と聞くと、みなさんはどんな場所を想像しますか?
鉄格子のある部屋。
高い壁。
看守。
自由に外へ出られない生活。
映画やドラマ、漫画、ゲームなどでは、牢獄が舞台になることも多いですよね。
でも、
「そもそも牢獄って何なんだろう?」
と聞かれると、意外と説明するのが難しいかもしれません。
刑務所とは同じなの?
拘置所とは違うの?
どうして社会にはこうした施設があるの?
そこで生活する人は、ずっと閉じ込められているだけなの?
このコースでは、こうした疑問を少しずつ整理しながら、牢獄や刑務所の仕組み、法律、更生、社会との関係、そして世界の刑務所まで学んでいきます。
最初の講義では、その入口として、
「牢獄とは何か?」
を一緒に考えてみましょう。
今回の講義

オール・ドメディアが、ゆめり・りろりろに質問します。
オール・ドメディア
「ゆめり先生、“牢獄”って聞くと、悪いことをした人を閉じ込める場所ってイメージなんだけど、それだけなの?」
ゆめり・りろりろ
「そのイメージを持っている人は多いと思うよ。でも、このコースではもう少し広く考えてみよう。」
オール・ドメディア
「広く?」
ゆめり・りろりろ
「うん。牢獄について知ることは、施設の中だけを見ることじゃないの。法律、社会の安全、人の生活、更生、社会復帰までつながっているんだよ。」
牢獄という言葉だけを見ると、「閉じ込める場所」という印象が強くなります。
けれど、この全22講義のテーマは、
「社会を守る仕組みと更生を学ぼう」
です。
つまり、単に「怖い場所について知る講座」ではありません。
なぜそのような施設が存在しているのか。
そこでどのような生活やルールがあるのか。
人が社会へ戻るためには何が必要なのか。
法律や人権とどのようにつながっているのか。
そうしたことまで考えていくのが、このコースです。
今回できるようになること

今回の講義が終わるころには、
「牢獄」という言葉を、ただ怖い場所として見るのではなく、社会の仕組みの一つとして考えられるようになること
を目指します。
さらに、
「刑務所や拘置所って何が違うんだろう?」
「なぜ法律が必要なんだろう?」
「罰を受けた後、その人はどうなるんだろう?」
という、これからの講義につながる疑問を持てればOKです。
全部を今日覚える必要はありません。
まずは、
「牢獄について知ることは、社会について知ることでもある」
という視点を持ってみましょう。
重要ポイント

① 牢獄を「閉じ込める場所」だけで考えない
最初に覚えておきたいのはここです。
牢獄について考えるとき、
「犯罪をした人が入るところ」
だけで終わらせないこと。
このコースでは、牢獄を入口にして、
制度・法律・生活・更生・社会・世界
まで視野を広げていきます。
たとえば、この先の講義では、
「どんな施設があるの?」
「法律と裁判」
「牢獄の目的」
といった内容を学びます。
さらにChapter 2では、
「一日の生活」
「作業や仕事」
「食事や健康管理」
「ルールを守る大切さ」
「勉強や資格取得」
「面会と手紙」
など、施設の中での生活について見ていきます。
つまり、牢獄は建物だけを見ても理解できません。
そこでどんな制度が動き、人がどんな生活をしているのか
を見ることが大切なんです。
② 「罰」だけではなく「更生」という視点を持とう
オール・ドメディア
「犯罪をしたなら、罰を受けるのは分かる。でも“更生”って何?」
ゆめり・りろりろ
「このコースでは、その部分も大きなテーマなんだよ。」
Chapter 3のタイトルは、
「更生と社会復帰」
です。
そこでは、
「更生って何?」
「保護観察制度」
「再犯を防ぐには?」
「家族や地域の支え」
「仕事と社会復帰」
などについて学びます。
人が一度失敗したあと、どう社会と再び関わっていくのか。
社会はどのように支えるのか。
本人には何が求められるのか。
こうした問題は、牢獄の外にいる私たちにも関係しています。
だから、この講義では最初から、
「罰を与えて終わり」ではなく、その先にも社会が続いている
という視点を持っておきましょう。
③ 法律や裁判ともつながっている
牢獄について学んでいくと、必ず法律の話につながります。
なぜなら、
何をするといけないのか。
どのように判断されるのか。
どんなルールによって社会が動いているのか。
そうした仕組みを考える必要があるからです。
このあとChapter 1では、
「法律と裁判」
についても学びます。
そしてChapter 4では、
「犯罪を防ぐために」
「法律を守る大切さ」
「人権について考えよう」
「ニュースを正しく見よう」
といったテーマまで進んでいきます。
牢獄そのものだけを知るのではなく、
「なぜこの仕組みが必要なのか?」
と一歩引いて社会全体を見る。
それが、このコースで大切にしたい考え方です。
④ 人権についても考えていこう
牢獄について学んでいると、
「悪いことをした人なら、どんな扱いをされても仕方ない」
と考えてしまうことがあるかもしれません。
でも、このコースではChapter 4で、
「人権について考えよう」
という講義があります。
犯罪、法律、刑罰、更生、社会復帰。
これらを考えるとき、人をどう扱うのかという問題は避けられません。
だから今の段階では、
「犯罪をしたから終わり」
と決めつけるのではなく、
制度としてどう向き合っているのだろう?
という疑問を持っておいてください。
答えを急がなくても大丈夫。
22講義を進めながら、自分なりの考えを少しずつ作っていきましょう。
⑤ 世界にも目を向けてみよう
牢獄や刑務所について考えるとき、日本だけを見る必要はありません。
このコースには、
「世界の刑務所」
という講義もあります。
国や地域によって、制度や社会の考え方を見る視点も変わってきます。
「日本ではどうなんだろう?」
「世界ではどうなんだろう?」
と比べて考えることで、自分たちの社会についても見えやすくなってきます。
牢獄について学ぶことは、
世界の仕組みを考える入口
にもなるんですね。
今回のまとめ

今回のテーマは、
「牢獄って何?」
でした。
最初に持ってほしい考え方は、とてもシンプルです。
牢獄について学ぶことは、
人を閉じ込める施設について覚えるだけではありません。
制度を知る。
法律を学ぶ。
施設での生活を知る。
更生について考える。
社会復帰について考える。
人権について考える。
そして、社会そのものについて考える。
これらが全部つながっています。
オール・ドメディアも、最初は「牢獄=閉じ込める場所」というイメージからスタートしました。
でも、ゆめり先生との講義を通して、
「その場所がなぜ存在するのか?」
という問いへ進み始めました。
この「なぜ?」を持つことが、これからの22講義でいちばん大切です。
知らない言葉が出てきても大丈夫。
一つずつ知っていきましょう。
1分ワーク

紙でもスマホのメモでもOKです。
まず、
「牢獄」
と書いてください。
その下に、今の自分が思い浮かべる言葉を3つ書いてみましょう。
たとえば、
「鉄格子」
「法律」
「刑務所」
など、何でも構いません。
次に、その中から一つ選び、
「なぜ私はこの言葉を思い浮かべたんだろう?」
と考えてみてください。
正解を出すワークではありません。
今の自分が牢獄にどんなイメージを持っているのかを知るための1分間です。
22講義を全部終えたあと、同じワークをもう一度やってみると、自分の考え方がどう変わったのか比べられるかもしれません。
ミニクイズ

Q. このコースで牢獄について学ぶとき、最も近い考え方はどれでしょう?
A. 建物の構造だけを覚える
B. 怖いエピソードだけを集める
C. 制度・法律・更生・社会とのつながりまで考える
答えは……
C. 制度・法律・更生・社会とのつながりまで考える
です!
このコースでは、牢獄そのものだけでなく、そこから社会全体へ視野を広げていきます。
この視点を忘れずに、次の講義へ進みましょう。
次回予告

次回は、
講義2|牢獄の歴史
です。
今ある仕組みだけを見ていると、
「昔からずっと同じだったのかな?」
と思ってしまうかもしれません。
では、人々は昔から牢獄をどのように考えてきたのでしょうか?
現在の仕組みを理解するために、次回は少し時間をさかのぼってみましょう。
オール・ドメディアと、ゆめり・りろりろ先生と一緒に、次の講義でも学んでいきます!
それでは、また次回!
こんしは!

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