動画を投稿しよう!|SNS動画を「始まり・変化・終わり」で伝える|オール・アカデミー SNS⑧
講義⑥では、伝えたい一つの「種」を文章にしました。
講義⑦では、その種が見える一枚を「主役・光・背景」で撮りました。
今回は、写真の中に動きと音と時間を加えて、短い動画を作ります。
たとえば、一杯の飲み物を紹介するとき。
写真なら、完成した一杯の色や形を、一つの瞬間として見せられます。
動画なら、
空のコップが置かれる
飲み物が注がれる
緑色の一杯が完成する
という変化まで届けられます。
ただ、撮影ボタンを押してから思いつくまま長く撮ると、
どこを見ればよいかわからない
最初の準備が長く続く
声が小さく、内容を聞き取れない
背景に個人情報や他の人が映る
店内の音楽が、そのまま録音される
といったことも起こります。
動画は、一枚の写真より多くの情報を届けられます。
そのぶん、投稿前に確認する範囲も広がります。
だから大切なのは、最初から長くて完璧な作品を作ることではありません。
一つの変化を選び、安全に始まりから終わりまで届けること。
今回は、オール先生とうかぷりと一緒に、「始まり・変化・終わり」で短い動画を組み立てます。
企画、撮影、音、編集、字幕、安全確認、投稿設定まで、一つずつ進めてみましょう!

前回のおさらい|一つの瞬間から、一つの流れへ
講義⑦では、写真を投稿する前に、次の三つを整えました。
主役
光
背景
そして、
一枚に、一つの主役
を決めました。
この基本は、動画でも変わりません。
主役が決まっていないまま撮り始めると、カメラがいろいろな方向へ動き、見る人は何を追えばよいのか迷います。
動画でも、まず主役を一つ選びます。
そのうえで、写真では止まっていた一つの瞬間を、前後へ少しだけ広げます。
撮る前:まだ何も置かれていない机
変化:机へ一冊の本を置く
撮ったあと:表紙が見える位置で止める
これだけでも、短い動画になります。
うかぷり「写真は“一枚・一つの主役”でした。動画なら、“一本・一つの主役”ですか?」
オール先生「もう一つ、“一つの変化”も加えよう。誰が、何をして、どう変わったのか。その流れが動画の力になるよ」
写真で選んだ主役に、小さな変化を一つ加える。
それが、動画投稿への最初の一歩です。
オール先生、とりあえず全部撮ってから考えてもいいですか?
うかぷり「先生! 料理を始めるところから、食べ終わるところまで全部撮ります!」
オール先生「何分くらいになりそう?」
うかぷり「準備も入れたら、一時間くらいです!」
オール先生「その一時間の中で、いちばん届けたい変化は何だろう?」
うかぷり「丸い生地が、焼いたらふくらむところです」
オール先生「それなら、“焼く前・ふくらむ途中・完成”の三つを中心に撮れば、短くても伝わりそうだね」
うかぷり「全部を見せなくても、変化は伝えられるんですね!」
撮影できる時間と、見せる必要がある時間は同じではありません。
作業の記録として長く撮っておき、あとで必要な部分を選ぶ方法もあります。
ただし、何を残したいか決まっていないと、撮影後に大量の映像から探すことになります。
最初に、
この動画では、____が、____へ変わるところを見せる。
という一文を作っておきましょう。
たとえば、
この動画では、何もない紙に、一輪の芽が描かれるところを見せる。
この動画では、散らかった机が、作業できる机へ変わるところを見せる。
この動画では、材料が、一杯の飲み物になるところを見せる。
と決めます。
全部を撮る前に、届けたい変化を一つ選ぶ。
それだけで、必要な場面と、撮らなくてよい場面が見えてきます。
今日できるようになること
この講義を読み終えるころには、次の三つができるようになります。
一本の動画で届けたい主役と変化を決め、「始まり・変化・終わり」で構成できる
光、手ぶれ、画面、音、字幕を確認し、短い動画を撮影・編集できる
人、場所、作品、音楽、公開範囲を確認し、安全な動画投稿を下書きできる
今日のゴールは、映画のような映像を作ることではありません。
流行の編集をすべて覚えることでもありません。
再生回数を増やすために、強い言葉や大きな音を詰め込むことでもありません。
見る人が迷わず、一つの変化を受け取れる短い動画を一本作ること。
スマートフォンと、自分の物一つから始められます。
動画は「動き・音・時間」を届ける
写真と動画の違いを考えるとき、最初に三つを見ます。
1.動き
動画では、物や人の動きを見せられます。
手が線を引く
水がコップへ注がれる
箱のふたが開く
芽が風で揺れる
使う前と使ったあとを切り替える
動きは、やり方や変化を伝えるのに向いています。
2.音
動画には、声、環境音、効果音、音楽などが入ります。
話して説明する声
紙をめくる音
雨の音
完成を知らせる音
雰囲気を作る音楽
音は、見た目だけではわからない情報や空気を届けます。
ただし、必要のない会話、通知音、テレビ、店内音楽なども一緒に録音されることがあります。
3.時間
動画には順番があります。
最初に何を見せ、次に何が起こり、どこで終えるか。
同じ三つの場面でも、並べる順番で意味が変わります。
空のコップ → 飲み物を注ぐ → 完成
なら、作る過程を見せる動画です。
完成 → 飲み物を注ぐ → 空のコップ
なら、時間を逆にした不思議な表現に見えます。
動画は、動いている写真ではありません。
動きと音を、時間の順番へ並べたものです。
三つを全部使う必要はありません。
音を入れず、字幕と動きだけで伝える動画も作れます。
動きが少なくても、声で考えを伝える動画もあります。
届けたい種に合わせて、必要なものを選びましょう。
撮る前の三つの問い|「誰へ・何を・どこまで?」
撮影を始める前に、三つを決めます。
1.誰へ届ける?
同じ趣味を始めたい人
作り方を知りたい人
活動を応援してくれる人
商品の使い方を知りたい人
未来の自分
相手によって、必要な説明や動画の長さは変わります。
初心者へ届けるなら、途中の手元を少し丁寧に見せます。
すでに知っている仲間へ届けるなら、結果と新しい発見へ絞ることもできます。
2.何を届ける?
一本の動画で届けたい変化を、一つ選びます。
____が、____へ変わる。
または、
____のやり方を、一つ見せる。
と書きます。
3.どこまで見せる?
動画では、必要な部分だけを見せてかまいません。
自分の顔は出すか
声は入れるか
手元だけにするか
場所を見せるか
作業のすべてを見せるか
結果だけを見せるか
見せないことは、隠し事ではありません。
投稿の目的と安全に合わせて、公開する範囲を選ぶことです。
動画の目的メモ
誰へ:____
何を:____
どこまで:____
この三行が、撮影の設計図になります。
「始まり・変化・終わり」で一本にしよう
最初の動画は、三つの場面で考えると作りやすくなります。
始まり|今は、どんな状態?
変化する前の状態を見せます。
何も描かれていない紙
材料が並んだ机
まだ開いていない箱
整理する前の棚
火を付ける前のキャンドル
長く説明しなくても、最初の状態がわかれば十分です。
変化|何をした?
中心になる動きを見せます。
一本目の線を引く
材料を混ぜる
ふたを開く
物を一つずつ移す
スイッチを押す
すべての手順を同じ長さで見せる必要はありません。
大切な部分は少し長く、繰り返しは短くできます。
終わり|どうなった?
変化したあとの状態を見せます。
絵が完成した
飲み物ができた
箱の中身が見えた
棚が整った
明かりが付いた
最後の画面を一秒ほど止めると、見る人が結果を確認しやすくなります。
三場面の例
始まり:白い紙と緑のペン
変化:ペンで茎と葉を描く手元
終わり:一輪の芽の絵
この三つだけでも、一本の短い動画になります。
動画の長さより、変化の道筋が見えること。
まずは、始まりと終わりの違いを説明できる構成から試してみましょう。
撮る場面を「三枚のカード」にしよう
撮影前に、必要な場面を短い言葉で書きます。
これを「撮影カード」にします。
カード1|全体
場所と主役の関係がわかる場面です。
机の中央に、白い紙と緑のペンが置かれている。
カード2|動き
いちばん見せたい手元や変化です。
ペン先へ近づき、芽を描く手の動きを見せる。
カード3|結果
完成した状態がわかる場面です。
描き終えた芽を中央に置き、一秒止める。
撮影カードには、長い台本を書く必要はありません。
次の五つがわかれば十分です。
何が映る?
どこから撮る?
何が動く?
音は必要?
何秒くらい?
撮る前に順番が見えると、同じ場面を何度も撮り直しにくくなります。
必要な人や物も、先に確認できます。
また、誰かに撮影を手伝ってもらう場合も、「何を撮ってほしいか」を伝えやすくなります。
最初の数秒は「入口」にする
SNSでは、動画の途中ではなく、最初から再生されることが多くあります。
最初の画面で内容がわからないと、見る人は自分に関係する動画か判断できません。
ただし、驚かせるためだけに大げさな言葉を使う必要はありません。
最初の数秒で、次のどれかを見せます。
結果を先に見せる
この一輪の芽を、一本の線から描きます。
完成した絵を一瞬見せてから、作る過程へ進みます。
変化を言葉にする
何もない紙が、10秒で一輪の芽になります。
始まりと終わりを短く予告します。
動きから始める
ペンが紙へ触れる瞬間から始めます。
長い準備や、録画ボタンを押したあとの無言の時間は切ります。
問いから始める
線を一本だけ使うなら、何を描きますか?
動画の内容に関係する問いを置きます。
入口は、見る人をだますための仕掛けではありません。
この動画で何を受け取れるかを、早めに知らせる案内板です。
タイトル、最初の映像、最初の言葉が、違う内容を約束しないようにそろえましょう。
撮影の基本|「固定・光・画面」
最初から高価な機材をそろえなくても、三つを確認すると見やすくなります。
1.固定
手ぶれが大きいと、主役を追いにくくなります。
スマートフォンを両手で持つ
脇を軽く締める
壁や机へ体を寄せる
安定した台やスマートフォンスタンドを使う
動かす前と動かしたあとに、一度止める
移動しながら撮る必要がなければ、カメラを固定し、主役の方を動かす方法もあります。
2.光
撮影前に、主役が見える明るさか確認します。
窓や照明を背にして撮ると、自分の影が主役へ重なることがあります。
反対に、主役の真後ろから強い光が入ると、手元が暗くなることがあります。
立つ場所や、物の向きを少し変えてみましょう。
途中で明るさが大きく変わる場所では、短いテスト撮影をして確認します。
3.画面
縦向きか横向きかを、撮影前に決めます。
利用するSNSや投稿場所によって、表示される形や切り取られ方が異なります。
縦動画では、上下や左右へボタン、説明文、字幕が重なることがあります。
画面の端へ大切な文字や主役を置きすぎず、投稿前のプレビューで確認しましょう。
また、撮影前にレンズを柔らかい布で軽く拭くと、指紋による白いにじみを減らせます。
固定して、光を見て、画面の端まで確認する。
まずは、この三つから始めましょう。
音を録る前に「必要な音」と「入ってはいけない音」を分けよう
動画の音は、あとから完全に分けられないことがあります。
撮影前に、10秒ほど試しに録音し、イヤホンでも確認してみましょう。
必要な音
説明する自分の声
作業の音
雨や風など、場面を伝える環境音
利用条件を確認した音楽や効果音
入ってはいけない音・確認が必要な音
他の人の会話や名前
住所、予定、連絡先などを話す声
テレビやラジオの音
店内やイベント会場で流れる音楽
端末の通知音
撮影場所がわかるアナウンス
自分には雑音に聞こえても、見る人には重要な情報として聞こえる場合があります。
声を聞き取りやすくする
話す人へ少し近づく
風や大きな機械音から離れる
一文ずつ短く話す
撮影前に通知を止める
静かな場所で、あとから説明音声を入れる
声を入れたくない場合は、手元だけを撮り、短い字幕や説明文で補う方法もあります。
音楽は「聞こえたから使える」わけではない
自分が購入した曲や、普段聴ける曲でも、SNS動画へ自由に付けて公開できるとは限りません。
他の人が作った音楽、効果音、映像を使う場合は、
自分で作ったものか
権利者から許可を得ているか
利用するSNSの音源機能で、目的に合う利用が認められているか
素材の利用条件に、SNS投稿や商用利用が含まれているか
作者名の表示など、必要な条件があるか
を確認します。
あるSNSの機能内で使える音源を、保存して別のSNSや広告へ使えるとは限りません。
「無料」「フリー」と書かれていても、条件がないという意味ではありません。
わからない場合は、自分で録った音だけにする、音楽を付けない、利用条件が明確な素材へ変える方法があります。
編集は「足す」より先に、必要な場面を選ぶ
編集では、派手な効果を追加する前に、動画の目的へ必要な場面を選びます。
1.いらない前後を切る
録画ボタンを押した直後の揺れや、終わったあとの手の動きを切ります。
2.「始まり・変化・終わり」の順へ並べる
三枚の撮影カードと同じ順番になっているか確認します。
3.同じ動きを短くする
長い作業は、重要な部分を残して短くできます。
ただし、作り方や比較を紹介するとき、都合のよい部分だけをつないで、実際とは違う結果に見せないようにします。
4.必要な文字を入れる
動画のテーマ
手順の番号
大切な材料や数字
結果
字幕
一画面に長文を詰め込まず、読む時間を残します。
5.音量を整える
声、環境音、音楽のうち、何をいちばん聞いてほしいか決めます。
音楽が声を隠していないか、急に大きな音が出ないか確認します。
編集は、情報を増やす競争ではありません。
一つの変化へ必要な場面を残し、迷う時間を減らす作業です。
速い切り替えや大きな文字が、その動画に必要とは限りません。
落ち着いて見せたい内容なら、止まって確認できる時間も残しましょう。
字幕で、音の入口を文字でも作ろう
字幕は、話している内容や、理解に必要な音を文字で伝えるものです。
音を聞きにくい人だけでなく、
音を出せない場所で見る人
周囲が騒がしい場所で見る人
話す速さについていきにくい人
固有名詞や数字を確認したい人
にも役立ちます。
字幕へ入れるもの
話している内容
誰が話しているか
内容理解に必要な効果音
音だけで伝えている変化
たとえば、
[紙をめくる音]
うかぷり「最後に、葉を一枚描きます」
[完成を知らせる音]
のように書けます。
読みやすくするポイント
一度に長い文章を出しすぎない
背景と文字の色を見分けやすくする
画面の重要な部分や投稿画面のボタンへ重ねない
話すタイミングと大きくずらさない
名前、数字、専門語を確認する
自動字幕を使えるサービスもあります。
ただし、自動字幕は、固有名詞、数字、似た音の言葉などを誤って書き起こすことがあります。
投稿前に最初から最後まで読み、
オール・ドメディア
う廻うかぷり
3分
SNS
などが正しく表示されているか確認します。
字幕を映像の中へ直接入れる方法と、SNSの字幕機能を使う方法があります。
使うサービスの仕様を確認し、可能であれば、見る人が字幕を選べる形も考えましょう。
動画は「すべての場面」と「すべての音」を見直そう
写真では問題がなかった背景でも、カメラを動かすと個人情報が入ることがあります。
動画は、最初の画面だけでなく、途中の一場面にも情報を残します。
投稿前に、最初から最後まで再生し、画面と音を分けて確認しましょう。
画面で確認するもの
他の人の顔や姿
名札、制服、会員証
郵便物、住所、車の番号
スマートフォンやパソコンの画面
通知、メール、予定表
鏡、窓、金属への反射
学校、職場、自宅の手がかり
移動経路やよく行く場所
音で確認するもの
他の人の会話や声
本名、連絡先、予定
駅や店のアナウンス
テレビ、ラジオ、音楽
通知音
撮影を望んでいない人の発言
投稿する時刻も確認する
自宅、学校、職場、よく通う場所からリアルタイムで投稿すると、「今そこにいる」という情報になることがあります。
その場所を離れてから投稿する。
詳しい地名を出さない。
公開範囲を限定する。
下書きへ置いて、あとで見直す。
こうした方法も選べます。
一場面だけをぼかしても、前後の画面や音から情報がわかる場合があります。
迷ったら、その場面を使わない、音を外す、撮り直す方法を選びましょう。
人・場所・作品・音楽は、撮影と投稿を分けて確認
自分で撮影した動画でも、映っている人や作品、録音された音をすべて自由に公開できるとは限りません。
他の人
撮影へ同意していても、SNSへの投稿まで同意しているとは限りません。
どのSNSへ投稿するか
誰が見られる公開範囲か
顔、名前、声を出してよいか
タグ付けしてよいか
編集後の内容を確認するか
を先に相談します。
断りにくい相手へ無理に許可を求めないことも大切です。
許可を得られない場合は、映さない、声を入れない、別の場面へ変えます。
お店・施設・イベント
撮影できても、SNSへの投稿や商用利用は禁止されている場合があります。
他のお客さん、展示物、演奏、舞台などに別のルールがあることもあります。
案内表示や公式サイトを確認し、わからなければスタッフへ尋ねます。
他の人の作品や映像
本、漫画、アニメ、映画、ゲーム画面、配信映像、ライブ、展示作品などを動画の中心として公開する場合は、権利者や公式ガイドラインを確認します。
「自分で撮影した画面だから自由に使える」わけではありません。
音楽・効果音
音源機能や素材サイトには、それぞれ利用条件があります。
使えるSNS、投稿の種類、収益化、広告、編集、作者名の表示などの条件を確認します。
作者名を書けば、すべての利用が許可されるわけでもありません。
撮れたことと、投稿できることは別。
講義⑦の写真と同じように、公開する前にもう一度確認しましょう。
投稿画面では「表紙・言葉・設定」を整えよう
動画が完成しても、投稿ボタンを押す前に決めることがあります。
名称や場所はSNSによって異なりますが、目的は共通しています。
1.表紙・最初の画面
一覧で表示されたときに、主役がわかる画面を選びます。
文字を入れる場合は、端で切れたり、ボタンへ隠れたりしないか確認します。
2.タイトル・説明文
動画の内容と合う言葉を付けます。
一輪の芽を、一本の線から描いてみた
のように、何を見られる動画かを伝えます。
動画で説明しきれない材料、注意点、出典などは、説明文で補えます。
3.字幕
自動字幕や追加した字幕を、投稿画面でも確認します。
公開後に修正できる場合もありますが、まず下書きや限定公開で見直すと安心です。
4.公開範囲
自分だけ
限られた相手
フォロワー
公開
など、誰が見られるかを選びます。
機能や名称はSNSごとに異なります。
最初の一本は、自分だけ、下書き、限定された範囲から確認してもかまいません。
5.コメントや交流の設定
コメントできる人、共有、保存、再利用などを設定できるサービスもあります。
動画の内容と、自分がどのくらい交流したいかに合わせて選びます。
投稿したあとも、設定を変えられる場合があります。
ただし、誰かがすでに保存や共有をしている可能性は残ります。
公開前の確認を大切にしましょう。
6.公開後の見え方
投稿後は、別の画面や端末でも確認します。
主役や字幕が切れていないか
音量が大きすぎないか
説明文や改行が読みやすいか
公開範囲が意図どおりか
誤った情報がないか
問題があれば、設定の変更、説明の訂正、削除、再投稿などを検討します。
投稿前の「動画7チェック」
動画と投稿文ができたら、七つを順番に確認します。
1.種
一本で届けたい主役と変化が、一つに決まっている?
2.流れ
「始まり・変化・終わり」がわかり、いらない前後が長く残っていない?
3.画面
明るさ、手ぶれ、画面の端、すべての場面に問題はない?
4.音
声は聞こえる? 他の人の会話、通知、場所のアナウンスなどが入っていない?
5.許可と権利
映っている人、場所、作品、音楽、効果音の撮影・投稿条件を確認した?
6.字幕と言葉
必要な字幕があり、名前・数字・専門語に間違いがない? タイトルや説明文は動画の内容と合っている?
7.設定
公開範囲、コメント、共有などが、自分の意図どおりになっている?
一つでも迷ったら、すぐに公開しなくて大丈夫です。
撮り直す。
音を外す。
字幕を直す。
許可を確認する。
公開範囲を狭める。
下書きへ戻す。
すべて、立派な編集の選択です。
投稿しない場面を選べることも、動画を扱う力です。
3分ワーク|身近な一つの変化を撮ろう
自分の物を使い、5〜10秒ほどの短い動画を作ります。
まだSNSへ公開しなくて大丈夫です。
個人情報、他の人、他の人の作品、権利を確認できない音楽が入らない場所で行いましょう。
テーマ例
ペンのふたを開けて、一本の線を引く
本を閉じた状態から、一ページだけ開く
空のコップへ水を注ぐ
小物を三つ並べる
一輪の芽の絵を描く
ステップ1|変化を一文にする
この動画では、____が、____へ変わるところを見せる。
ステップ2|三枚の撮影カードを書く
始まり:____
変化:____
終わり:____
ステップ3|短く撮る
スマートフォンを固定し、光と背景を確認します。
始まりを一秒。
変化を数秒。
終わりを一秒。
という意識で撮ってみます。
ステップ4|前後を切り、字幕を一つ付ける
最初と最後の不要な動きを切ります。
必要であれば、
一本の線から、一輪の芽へ
のような短い字幕を付けます。
ステップ5|七つを確認する
種
流れ
画面
音
許可と権利
字幕と言葉
設定
問題がなければ、自分だけが見られる下書きとして保存します。
ここまでできたら、最初の短い動画が一本完成です。
ミニクイズ
第1問
初心者が短い動画を作るとき、最初に決めるとよいものはどれでしょう?
A.使える編集効果を、できるだけ多く入れる
B.一本で届けたい主役と変化を決める
C.撮影できる時間を、最初から最後まで全部見せる
第2問
お店で撮影した動画に、店内の音楽と他のお客さんの会話が入っていました。適切な行動はどれでしょう?
A.自分で撮ったので、そのまま公開する
B.音を確認せず、画面だけを見て投稿する
C.投稿ルールと音の内容を確認し、必要なら音を外す・撮り直す・投稿しない
第3問
自動字幕を使ったあとに行うとよいことはどれでしょう?
A.自動なので、内容を確認しない
B.名前、数字、専門語、表示のタイミングを見直す
C.字幕を一画面へまとめて、最初から最後まで表示する
答え
1.B
2.C
3.B
動画投稿では、撮影や編集の上手さだけでなく、何を届けるかを選ぶこと、画面と音の両方を見直すこと、許可と設定を確認することが大切です。
今日のまとめ
今日覚えたいことは、三つです。
一本で一つの主役と変化を選び、「始まり・変化・終わり」で組み立てる
撮影と編集では、固定・光・画面・音・字幕を順番に整える
投稿前に、すべての場面と音、他の人、場所、作品、音楽、公開設定を確認する
動画には、写真には写らなかった「途中」があります。
始まる前。
手が動いた瞬間。
少しずつ変わる形。
完成したあとの一秒。
その時間をつなぐことで、自分が体験した流れを、画面の向こうへ渡せます。
でも、長ければ深く伝わるとは限りません。
派手なら心に残るとも限りません。
一つの変化を選び、必要な場面を残し、受け取る人が迷わない順番へ整える。
そこに、動画を作る人の考えが現れます。
そして投稿前には、動画の外側も見ます。
誰の顔や声が入っているか。
どんな音楽が聞こえるか。
どこで撮ったとわかるか。
誰へ公開する設定になっているか。
動画を撮ることは、時間の一部を選ぶこと。動画を投稿することは、その時間を誰へ渡すか決めることです。
オール先生「いい動画は、すべての時間が入った動画じゃない。届けたい変化が、始まりから終わりまで迷わず見える動画なんだ」
あなたへの問い
身近なもので、5〜10秒の「始まり・変化・終わり」を撮るなら、何を主役にしますか?
コメント欄へ書く場合は、撮影場所や個人情報を入れず、
私の動画の主役は「____」です。
の一文だけでも大丈夫です。
次回予告|講義⑨「コメントを楽しもう」
今回は、動き、音、時間を使って、一つの変化を動画にしました。
文章、写真、動画。
三つの方法で、自分の種を投稿できるようになりました。
次回は、Chapter 2の四つ目、講義⑨「コメントを楽しもう」です。
「すごい」だけでも、コメントしてよい?
どこが好きだったか、短く伝えるには?
質問するとき、何に気を付ける?
コメントをもらったら、全部に返信する?
意見が違うとき、どう会話を終える?
といった、投稿から始まる小さな交流を学びます。
コメントは、投稿に点数を付ける場所ではありません。
投稿を受け取った人が、自分の感じたことを小さく返す、会話の入口です。
次回も、うかぷりと一緒に、「受け取る・伝える・選ぶ」でコメントを楽しみましょう!
YouTubeも始めてみました!
オール・アカデミーでは、noteだけでなく、YouTubeでの発信も始めました!
「学びたい」を「やってみた」に変えられるような講義や、活動の記録を、動画でも少しずつ届けていきます。
今回学んだ「始まり・変化・終わり」は、短いSNS動画だけでなく、YouTube動画を作るときにも使えます。
まだ始まったばかりのチャンネルですが、これからみなさんと一緒に育てていけたらうれしいです。
うかぷり「先生! オール・アカデミーの動画も、“始まり・変化・終わり”で作っているんですか?」
オール先生「もちろん。最初は低クオリティでも大丈夫。無理なく一本ずつ投稿しながら、届け方を育てていくよ!」
よかったら、気軽に遊びに来てください。
チャンネル登録やコメントで応援してもらえたら、とても励みになります!
▼ オールアカデミー / All Academy

BOOTH教材について
BOOTH版「オール・アカデミー SNSコース『種』」を制作中です。
全22講義の解説に加え、書き込み式ワーク、投稿前チェックリスト、ミニクイズ、解答解説を一つにまとめます。
講義⑧のBOOTH版では、今回の「動画の目的メモ」「三枚の撮影カード」「始まり・変化・終わり構成シート」「動画7チェック」「字幕確認欄」を書き込み式にして、短い動画を安全に設計できるページを収録する予定です。
公開時には、このシリーズでもお知らせします。
参考
動画の表示比率、字幕、音源、公開範囲、コメント、共有、再利用などの機能や名称は、SNSによって異なり、更新されることがあります。実際に投稿するときは、利用するSNSの最新の公式案内を確認してください。
他の人、施設、作品、音楽などを撮影・投稿できるかは、状況、利用目的、各サービスや権利者のルールによって異なります。判断に迷う場合は、本人・施設・権利者へ確認し、許可を得られないときは投稿しない選択をしてください。
投稿用ハッシュタグ
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