どんな動画を作る?|「好き」を誰かに届く企画へ変える|オール・アカデミーYoutube③

こんしは!
オール・アカデミー講師の、オール・ドメディアです。
全22講義で、ゼロからYouTubeチャンネルを育てるYouTube動画コース。
講義01では、自分の中にある「発信の種」を探しました。
講義02では、その種が帰ってこられる「チャンネル」をつくりました。
では、次に考えたいことは何でしょうか。
そのチャンネルで、どんな動画を作るのか?
好きなものが一つに決まっている人もいれば、
「ゲームも好き」
「料理もやってみたい」
「日常や挑戦も残したい」
と、いくつもの候補が浮かんでいる人もいるはずです。
雨森 子犬
「やりたいことが多すぎて、逆に一本目が決められないよ!」
オール・ドメディア
「今日は“ずっと続ける一つ”を決めるんじゃない。まず作ってみる“一本”を決めよう」
今回の目標は、次の一つです。
「自分が作りたい」と「誰かが見たい」が重なる場所から、最初の動画企画を一つつくる。
前回のおさらい|発信の「家」に、何を置く?

講義02では、チャンネルを動画が帰ってくる「家」にたとえました。
チャンネル名は看板。
ハンドルは住所。
アイコンは顔。
説明文は、どんな場所なのかを伝える案内です。
でも、家の外側だけを整えても、まだ視聴者へ届けられる動画はありません。
今回から、その家の中へ一本目の動画を置いていきます。
最初の動画は、チャンネルの未来を永久に決めるものではありません。
実際に作ってみることで、自分が楽しいと感じること、作りやすい形、もっと伝えたいことが見えてきます。
だから今は、正解を当てることよりも、作り始められる企画を一つ持ち帰ることが大切です。
今日できるようになること

この講義を読み終えるころには、次のことができるようになります。
自分の中にある動画の種を見つける
誰へ届ける動画なのかを考える
一本の動画で伝える内容を一つに絞る
内容に合う動画の型を選ぶ
最初に作る動画の企画文と仮タイトルをつくる
必要なのは、高価なカメラでも、特別な才能でもありません。
まず必要なのは、
「誰に、何を届ける一本なのか」を言葉にすることです。
大切なのは「一番人気」より「何を届けたいか」

動画を作ろうとすると、最初に「今、一番人気のジャンルは何だろう?」と考えたくなります。
人気の動画や流行を観察することは、悪いことではありません。
視聴者が何に興味を持っているのかを知る、よいヒントになります。
でも、人気だけを理由に企画を選ぶと、
本当は興味がなく、作ることが苦しくなる
詳しくないため、内容が薄くなる
流行が変わるたびに、発信の方向も変わる
自分が何を届けたいチャンネルなのか分からなくなる
ということがあります。
YouTubeでは、すべての人へ同じ動画が勧められるわけではありません。
視聴者が普段何を見ているか、どんな動画を好むかなどに応じて、それぞれに合う動画が見つけられる仕組みになっています。
つまり、最初から「全員に見てもらえる一番人気」を狙う必要はありません。
大切なのは、自分が届けたいことを、必要としている誰かへ分かりやすく渡すことです。
雨森 子犬
「一番人気じゃなくても、私の動画を待っている人がいるかもしれないんだ」
オール・ドメディア
「そう。百万人へぼんやり話すより、まず一人へはっきり届ける方が、企画は強くなるよ」
動画の種は「好き・経験・挑戦」から見つかる

「私には動画にできるものがない」と思ったら、自分の中にある三つの箱を開けてみましょう。
1.好きなこと
時間を忘れて見たり、話したり、続けたりできるものです。
ゲーム
漫画やアニメ
料理
音楽
筋トレ
旅行
動物
ガジェット
好きなことは、調べることや作り続けることを楽しみやすい、強い動画の種です。
2.経験したこと
自分にとっては当たり前でも、まだ経験していない人には役立つことがあります。
初めて一人暮らしをした
資格勉強を続けた
パソコンの設定で失敗した
運動を習慣にした
作品を完成させた
行ってよかった場所がある
成功だけでなく、迷ったことや失敗したことも企画になります。
3.これから挑戦すること
まだ得意でなくても、学びながら進む過程を動画にできます。
30日間、毎日絵を描く
初めてパンを焼く
ベンチプレス100kgを目指す
一か月で本を五冊読む
動画編集をゼロから覚える
挑戦する動画では、完成した答えだけでなく、変化していく過程そのものが見どころになります。
雨森 子犬
「先生みたいに詳しくなくても、“今からやってみる”を動画にしていいの?」
オール・ドメディア
「もちろん。先生として教える以外にも、一緒に学ぶ人として届けられるよ」
「誰に届ける?」を、一人まで近づけよう

動画の種を見つけたら、次は視聴者を考えます。
ここで「できるだけ多くの人」と考えると、内容がぼんやりします。
たとえば「ゲームが好きな人向け」だけでは、初心者なのか、上級者なのか、攻略を知りたいのか、面白い場面を見たいのかが分かりません。
もう一歩だけ近づけてみましょう。
そのゲームを今日始めた人
最初の設定で迷っている人
忙しくて長い攻略動画を見る時間がない人
同じ場面を何度もクリアできずに困っている人
相手が具体的になると、「何を話せば役立つか」も見えやすくなります。
考えるときは、次の質問が使えます。
その人は、今どこで困っている?
その人は、何を知りたい?
見終わったあと、どうなってほしい?
たとえば、
初めてそのゲームを遊ぶ人が、最初の設定で迷わず、すぐ遊び始められる動画。
ここまで言えれば、企画の輪郭がかなり見えてきます。
一本の動画は「一つの約束」に絞ろう

伝えたいことが多いほど、一本の動画へ全部入れたくなります。
しかし、
「ゲームの始め方、全キャラクター、装備、攻略、感想を全部紹介します」
という動画は、作る側にも見る側にも大きすぎます。
そこで、一本の動画で視聴者と交わす「一つの約束」を決めます。
この動画を見ると、〇〇が分かる。
この動画を見ると、〇〇ができる。
この動画を見ると、〇〇の変化を一緒に楽しめる。
たとえば、
最初に変えるべき設定が三つ分かる
10分で作れる朝ごはんを一品覚えられる
初心者が一週間練習した変化を見られる
二つの商品から、自分に合う方を選べる
企画を一つに絞ることは、ほかの案を捨てることではありません。
入らなかった内容は、二本目、三本目の動画にできます。
むしろ一つずつ分けることで、次の企画が自然に生まれます。
オール・ドメディア
「一本ですべてを語らなくていい。一本につき、一つの約束でいいんだ」
動画の「五つの型」から選んでみよう

同じテーマでも、見せ方を変えると別の動画になります。
初心者は、まず次の五つの型から選ぶと企画をつくりやすくなります。
1.教える
知識、方法、手順、コツを説明する型です。
例:
「初心者が最初に覚えたい操作三つ」
「10分で作れる朝ごはん」
2.見せる
作品、場所、道具、プレイ、日常などを、映像で体験してもらう型です。
例:
「完成したイラストを紹介」
「雨の日の町を散歩してみた」
3.比べる
二つ以上のものを比べ、違いや選び方を伝える型です。
例:
「無料編集アプリ二つを使い比べる」
「朝に運動する場合と夜に運動する場合」
4.記録する
制作、練習、勉強、暮らしなどの過程を残す型です。
例:
「動画編集を始めた一週間の記録」
「初めての作品が完成するまで」
5.挑戦する
目標や条件を決め、結果までを見せる型です。
例:
「30日間、毎日絵を描いたらどうなる?」
「一週間で苦手な料理を克服できるか」
どの型が一番優れている、ということはありません。
同じ「筋トレ」でも、
正しいフォームを教える
実際のトレーニングを見せる
二つの種目を比べる
一か月の変化を記録する
目標重量へ挑戦する
という五つの企画に変えられます。
形式より先に「届けるもの」を決めよう

YouTubeには、通常の横長動画、Shorts、ライブ配信など、さまざまな形式があります。
最初から、
「Shortsと長い動画、どちらが伸びる?」
「何分の動画にすれば正解?」
「毎日投稿した方がいい?」
と迷うかもしれません。
でも、すべての動画に共通する絶対の長さはありません。
内容、視聴者、動画の目的によって、必要な長さは変わります。
まずは、「誰に何を届けるか」を決めてから、伝わりやすい形式を選びます。
一つのコツを短く見せるなら、Shorts
手順や理由を順番に説明するなら、通常の動画
視聴者とその場で話しながら進めるなら、ライブ配信
最初の一本では、全部を試す必要はありません。
いま持っているスマートフォンやパソコンで、最も無理なく完成させられる形を一つ選びましょう。
最初から全部やらなくていい!

ゲームも、料理も、旅行も好き。
Shortsも、長い動画も、ライブ配信もやってみたい。
その気持ちは、消さなくて大丈夫です。
ただし、最初の一本へ全部を入れようとすると、企画は大きくなり、完成が遠ざかります。
今決めるのは、これから一生続けるテーマではありません。
「まず一本、最後まで作ってみるテーマ」です。
最初の企画は、次の三つを満たしているか確認してみましょう。
一文で説明できる
今の自分でも撮影や準備を始められる
完璧でなくても、最後まで完成させられる
たとえば、
ゲーム初心者に向けて、最初に覚えたい基本操作三つを、画面を見せながら説明する動画。
これなら、誰に、何を、どんな型で届けるのかが分かります。
一本作ったあとに、「もっと紹介したい」「別の形も試したい」と思えたなら、それが次の種です。
チャンネルの方向は、考えるだけでは決まらない。
一本ずつ作りながら、自分の道として育っていく。
5分ワーク|最初の動画企画をつくろう

ここまでの内容を使って、最初の一本を決めてみましょう。
1.「好き・経験・挑戦」を一つずつ書こう
好き:
経験:
挑戦:
2.いま一番、動画にしてみたい種を一つ選ぼう
選んだ種:
3.誰に届けたい?
「みんな」ではなく、今どんなことで困ったり、何を知りたがったりしている人かを書きます。
届けたい相手:
4.見終わったあと、どうなってほしい?
持ち帰ってほしいこと:
5.五つの型から一つ選ぼう
教える
見せる
比べる
記録する
挑戦する
選んだ型:
6.一文の企画にしよう
次の型へ当てはめます。
【誰】に向けて、【何】を、【どんな型】で届ける動画。
私の企画:
________________________________________
________________________________________
7.仮タイトルを三つ考えよう
案A:
案B:
案C:
三つの中から、「内容が一番伝わりやすい」と思うものに丸をつけたら、最初の企画は完成です。
今日のまとめ

一番人気を探す前に、自分が何を届けたいかを考える
動画の種は「好き・経験・挑戦」から見つけられる
「みんな」ではなく、まず一人の視聴者を思い浮かべる
一本の動画は「一つの約束」に絞る
動画は「教える・見せる・比べる・記録する・挑戦する」の五つの型から考えられる
形式や長さに絶対の正解はなく、届ける内容と目的から選ぶ
最初から全部をやらず、いま完成させられる一本を決めればいい
オール・ドメディア
「子犬、最初の動画は決まった?」
雨森 子犬
「ゲームを始めたばかりの人へ、“最初に覚えたい操作三つ”を教える動画にしてみる!」
一つを選ぶことは、ほかの可能性を捨てることではありません。
今日選ばなかった種も、これから作る動画の候補として残しておきましょう。
まずは一つの企画を、自分の手で最後まで完成させることから始まります。
あなたなら、誰に何を届ける動画を作りますか?
オール・アカデミーのYouTubeも育てています

オール・アカデミーも、noteと一緒にYouTubeチャンネルを育て始めました。
文章でじっくり学びたい人はnoteで。
動画で見ながら学びたい人はYouTubeで。
よかったら、チャンネルにも遊びに来てください。
これからどんな動画が増えていくのか、一緒に見守ってもらえたらうれしいです。
▶ オールアカデミー / All Academy 公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCQNWDJh_KoFMFVz5QRU3k6Q
次回|講義04「必要な機材を知ろう」
作りたい動画が決まったら、次は撮影に必要な道具を確認します。
スマートフォンだけでも始められるのか。
カメラ、マイク、照明は、最初から全部必要なのか。
「持っていないから作れない」と止まる前に、今あるものと、あとから足せばよいものを整理していきましょう。
現在、全22講義を体系的に学べるBOOTH版PDFも制作中です。
noteでは各講義の読み物を公開し、BOOTH版では8コマ漫画、書き込みワーク、図解、記入例、復習問題を加えた保存版をお届けする予定です。
参考
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