アカウントを作ろう!|発信の種に「自分らしい入口」をつくる|オール・アカデミー SNS③
使ってみたいSNSが決まった!
いよいよ「新規登録」のボタンを押して、アカウントを作るときです。
でも、ちょっと待ってください。
名前は、本名とニックネームのどちらがいい?
アイコンは、自分の顔じゃないとダメ?
プロフィールには、何を書けばいい?
公開と非公開は、どちらを選べばいい?
何も決めないまま登録を始めると、入力画面の前で急に迷ってしまいます。
アカウントは、SNSへ入るためのチケットであると同時に、SNSの中で「自分はどんな人なのか」を伝える入口です。
だから今日は、いきなり投稿するのではなく、まず入口を楽しく設計します!
自分らしさは見せる。
見せなくてよい個人情報は守る。
そして、無理なく使い始められる形にする。
オール先生とうかぷりと一緒に、安心できるアカウントを準備していきましょう。

前回のおさらい|自分に合うSNSは見つかった?
講義②では、SNSごとに得意なことが違うと学びました。
XやThreadsは、短い言葉や会話
Instagramは、写真や世界観
TikTokは、短い動画
YouTubeは、長い動画や講義の蓄積
LINEは、身近な人との連絡
Facebookは、人や活動を中心にしたコミュニティ
大切なのは、「一番人気のSNS」を選ぶことではありません。
何を、どんな形で、誰へ届けたいのか。
その目的に合う場所を選ぶことが、最初の一歩でした。
そして、場所を一つ選んだら、次に必要なのがアカウントです。

オール先生、アカウントって何ですか?
うかぷり「先生! 使ってみたいSNSは決まりました。さっそくアカウントを作ってきます!」
オール先生「いいね! ところで、どんな名前とアイコンにするか、もう決めた?」
うかぷり「えっ? 登録してから考えようと思ってました!」
オール先生「それでも作れるけれど、先に少しだけ設計すると、迷いにくくなるよ」
うかぷり「アカウントにも設計図がいるんですか?」
オール先生「もちろん。アカウントは、SNSの中に作る“自分の入口”だからね!」
アカウントは、ログインするためだけのものではありません。
プロフィール名、ユーザー名、アイコン、自己紹介、公開範囲、これから積み重ねる投稿などが、一つの場所にまとまります。
アカウントを見た相手は、その情報から、
誰のアカウントなのか
何について発信するのか
フォローすると何が見られそうか
安心して交流できそうか
を考えます。
つまり、アカウントは 「入口」「名札」「部屋」 の三つを兼ねているのです。
今日できるようになること
この講義を読み終えるころには、次の三つができるようになります。
アカウントを作る前に、使う目的と公開範囲を決められる
名前・ユーザー名・アイコン・自己紹介を安全に準備できる
公式の登録画面で確認するポイントがわかる
今日のゴールは、たくさん投稿することではありません。
安心して使い始められる「アカウントの設計図」を一枚完成させること。
登録を始める前に、まず設計してみましょう!

アカウントは、SNSの中に作る「自分の入口」
現実の建物には、入口があります。
入口には、建物の名前や看板があり、誰が入れるのかを決める扉や鍵があります。
SNSのアカウントも、よく似ています。
プロフィール名:入口に出す名前
ユーザー名・ID:その入口を見つけるための住所
アイコン:ひと目で気づいてもらう目印
自己紹介:その場所で何をするのかを伝える案内
公開範囲:誰が中を見られるのかを決める扉
パスワードやパスキー:本人だけが入るための鍵
すべてを派手にする必要はありません。
初めて見た人が、「これは何のアカウントかな?」と少しわかれば十分です。
そして、ここで大切なことがあります。
SNSで見せる自分は、自分のすべてでなくてよい。
趣味について話す自分。
作品を発表する自分。
勉強を記録する自分。
友達と連絡する自分。
目的に合う部分だけを選んで見せることも、立派な自己表現です。

最初に分けよう|「登録情報」と「公開プロフィール」
アカウントを作るときは、二種類の情報が登場します。
一つは、サービスへ登録し、本人確認やログインに使う情報。
もう一つは、SNS上で他の利用者に見せるプロフィールです。
この二つを混ぜないことが、とても大切です。
種類主な例注意すること登録・ログインに使う情報メールアドレス、電話番号、生年月日、パスワード、確認コード公式画面だけに入力し、他人やプロフィールには公開しない他の利用者に見せる情報プロフィール名、ユーザー名、アイコン、自己紹介誰に見られても困らない内容だけを選ぶ
たとえば、サービスから生年月日の入力を求められた場合は、年齢に合った機能や安全設定を利用するため、正しい情報を入力します。
しかし、それは誕生日を自己紹介欄へ書くという意味ではありません。
電話番号やメールアドレスも、ログインやアカウントの再設定に使うことがありますが、個人用の連絡先をプロフィールへそのまま載せる必要はありません。
また、SMSやメールで届く確認コードは、アカウントの鍵に近い情報です。
家族や友達を含め、他の人へ送らないようにしましょう。
うかぷり「登録するときに入力する情報が、全部プロフィールに出るわけじゃないんですね!」
オール先生「そう。ただし、公開される範囲はサービスや設定によって違う。登録後に、自分のプロフィールがどう見えるか確認しよう」

作る前に決めること①|何のためのアカウント?
最初に、アカウントの目的を一文で決めます。
難しく考えなくて大丈夫です。
友達や家族とつながりたい
例:
仲のよい人と近況を伝え合うためのアカウント
趣味を楽しみたい
例:
好きなアニメやゲームについて話すためのアカウント
学びを記録したい
例:
毎日の勉強や、覚えたことを記録するためのアカウント
作品や活動を発信したい
例:
自分のイラストを見てもらい、同じ趣味の人とつながるためのアカウント
仕事やお店の情報を届けたい
例:
新しい商品や営業日を、お客様へ知らせるためのアカウント
目的が決まると、名前、アイコン、自己紹介、公開範囲を選びやすくなります。
「何でも投稿するアカウント」から始めても構いませんが、最初に一つだけ中心を決めると、相手にも伝わりやすくなります。
作る前に決めること②|公開と非公開、どちらから始める?
SNSによっては、アカウントや投稿の公開範囲を選べます。
代表的な考え方は、次の二つです。
公開アカウント
投稿を多くの人が見つけられる状態です。
作品や活動を広く知ってもらいたい場合には便利ですが、知らない人から見られたり、反応を受けたりする可能性も高くなります。
非公開アカウント
承認した相手を中心に投稿を見せる状態です。
身近な人との交流や、まず小さく試したい場合に向いています。
ただし、非公開にしても「絶対に外へ出ない」とは限りません。見られる相手が保存したり、別の人へ見せたりする可能性を考え、公開されると困る情報は投稿しないことが基本です。
どちらが正解というわけではありません。
次の三つで考えてみましょう。
知らない人にも見つけてもらいたい?
投稿する内容に、顔・学校・住んでいる場所などの情報が入りそう?
知らない人から反応が来たとき、自分で落ち着いて対応できそう?
まだ迷うなら、最初は非公開または公開範囲を狭くして、操作や雰囲気に慣れてから見直す方法もあります。
18歳未満の人は、保護者と一緒に年齢条件や初期設定を確認してください。サービスごとに利用できる年齢や10代向けの保護設定が異なるため、年齢をごまかして登録せず、最新の公式案内に従いましょう。

作る前に決めること③|プロフィールの四つの部品
公開範囲を決めたら、プロフィールを作ります。
最初は、次の四つがあれば十分です。
1.プロフィール名|呼んでもらう名前
プロフィール名は、投稿やプロフィールで目立つ名前です。
本名を使う必要がない場面では、ニックネームや活動名でも構いません。
選ぶときのポイント:
読みやすい
覚えやすい
自分が呼ばれて嫌ではない
有名人や他人になりすます名前ではない
本名、学校名、学年、住んでいる場所を一つに詰め込まない
2.ユーザー名・ID|見つけてもらう住所
サービスによっては「ユーザー名」「ID」「ハンドル」などと呼ばれます。
プロフィールのURLや、相手が自分を検索・返信するときに使われることがあります。すでに他の人が使っている文字列は選べない場合があります。
選ぶときのポイント:
短く、入力しやすくする
活動名と近い形にする
電話番号や誕生日をそのまま入れない
長く使っても困らない文字列にする
複数のSNSでそろえる場合も、個人情報を手がかりにしない
3.アイコン|小さく表示されてもわかる目印
アイコンには、自分の顔写真だけでなく、イラスト、ロゴ、作品、好きな物の写真なども使えます。
選ぶときのポイント:
小さな丸で表示されても判別しやすい
自分で撮った写真や、自分に使用する権利がある画像を使う
顔、名札、制服、家の近所など、見せたくない情報が写っていない
他人の写真や作品を、無断で自分のアイコンにしない
4.自己紹介|「誰が・何を・なぜ」を短く伝える
最初から立派な文章を書く必要はありません。
次の三行で考えると、作りやすくなります。
何をしている人?
何について発信する?
どんな人とつながりたい?
たとえば、
絵を練習している学生です。
オリジナルキャラクターと制作記録を投稿します。
絵を描く人と楽しく学べたらうれしいです。
これだけでも、アカウントの目的が伝わります。
学校名、住所、よく行く場所、毎日の細かな予定、個人用の電話番号やメールアドレスなどは、自己紹介へ書かないようにしましょう。

目的別|こんなアカウントから始めてみよう
目的によって、入口の作り方は変わります。
目的名前の例アイコンの方向自己紹介の中心公開範囲の考え方身近な人との交流友達に伝わるニックネーム安心して見せられる写真や絵趣味や近況非公開から検討趣味・学習の記録活動用ニックネーム本、道具、オリジナル画像好きなテーマ、学んでいることまず狭く始めてもよい作品の発信活動名・作家名代表作品やロゴ作る作品、更新内容広く届けるなら公開を検討仕事・お店の案内屋号・プロジェクト名正式なロゴや商品サービス、営業情報、公式窓口原則として公開を検討
これは正解表ではなく、考えるための出発点です。
同じ「作品の発信」でも、制作途中は限られた人だけに見せ、完成作品だけを公開する方法もあります。
一つのアカウントですべてを見せる必要もありません。
目的が大きく違う場合は、個人用と活動用を分ける方法もあります。ただし、管理するアカウントが増えるほど、パスワードや投稿先を間違えない工夫が必要になります。
最初は一つで十分です。
実際に作ろう|アカウント作成の七つのステップ
準備ができたら、いよいよ登録です。
画面や必要な情報はSNSによって違いますが、基本の流れはよく似ています。
ステップ1|公式アプリ・公式サイトを開く
広告やメッセージで届いた見知らぬリンクではなく、公式のアプリストアや公式サイトから始めます。
ステップ2|「新規登録」「アカウントを作成」を選ぶ
すでにアカウントを持っていないかも確認しましょう。別のサービスのアカウントを使って登録できる場合もあります。
ステップ3|年齢・メールアドレス・電話番号などを入力する
必要な項目だけを公式画面へ入力します。生年月日は年齢に合った設定を受けるため、正しく入力します。
ステップ4|届いた確認コードで認証する
メールやSMSに届く番号を、表示された公式画面へ入力します。確認コードを他人へ送ってはいけません。
ステップ5|ログイン方法を安全に設定する
パスワードを作る場合は、他のサービスと同じものを使い回さず、名前や誕生日から推測されにくいものにします。対応している場合は、パスワードマネージャー、パスキー、二段階認証も活用できます。
パスワードや確認コードは、この記事のワーク欄やSNSの投稿へ絶対に書かないでください。
ステップ6|プロフィールと公開範囲を設定する
準備したプロフィール名、ユーザー名、アイコン、自己紹介を登録し、投稿・メッセージ・タグ付けなどの公開範囲を確認します。
ステップ7|他の人からどう見えるか確認する
プロフィールを開き、公開してよい情報だけが表示されているかを見直します。表示確認機能がある場合は、それも使ってみましょう。
画面に出る項目がこの記事と違っても、慌てなくて大丈夫です。
アプリやサービスは更新されます。画面の案内を読み、わからない項目は飛ばしてよいものか公式ヘルプで確認しましょう。

投稿する前の「入口チェック」
アカウントが完成しても、すぐに投稿しなくて大丈夫です。
まず、次の項目を確認します。
このアカウントの目的を一文で言える
年齢条件を確認し、正しい生年月日で登録した
名前・IDに電話番号や誕生日を入れていない
アイコンに見せたくない情報が写っていない
自己紹介に学校名、住所、個人用の連絡先を書いていない
公開/非公開と、メッセージ・タグ付けの範囲を確認した
パスワードや確認コードを誰にも教えていない
他の人からプロフィールがどう見えるか確認した
一つでも迷う項目があれば、いったん止まって構いません。
アカウントは、急いで完成させるものではなく、自分が安心して使える形へ整えるものです。
うかぷり「先生、空欄が残っていても始めていいんですか?」
オール先生「もちろん。プロフィールはあとから育てられるよ。安全に関わる設定を確認したら、最初は仮オープンでも大丈夫!」

3分ワーク|わたしのアカウント設計図
紙やメモアプリに、次の項目を書いてみましょう。
注意:パスワード、メールアドレス、電話番号、確認コードは、この設計図に書かないでください。
1.使ってみたいSNS
私の答え:
2.このアカウントの目的
私は、____を、____な人へ届けるために、このアカウントを使う。
3.プロフィール名の候補
候補1:
候補2:
4.ユーザー名・IDの候補
候補1:
候補2:
※本物の電話番号や生年月日は書かず、安全な候補だけを考えます。
5.アイコンの案
私の答え:
6.三行の自己紹介
私は、____をしている人です。
____について発信します。
____な人とつながれたらうれしいです。
7.公開範囲
公開から始める
非公開から始める
まだ決めず、保護者や信頼できる人と相談する
8.公開する前に確認したいこと
私の答え:
ここまで書けたら、アカウントの設計図は完成です!

ミニクイズ
第1問
アカウントを作る前に、最初に決めたいことはどれでしょう?
A.とにかく目立つ名前
B.アカウントを何のために使うか
C.毎日何回投稿するか
第2問
プロフィールへ書かない方がよいものはどれでしょう?
A.好きな趣味
B.発信したいテーマ
C.個人用の電話番号や確認コード
第3問
非公開アカウントについて、正しい考え方はどれでしょう?
A.投稿が絶対に外へ伝わらない
B.承認した相手を中心に見せられるが、公開されると困る情報は投稿しない
C.安全設定を確認しなくてよい
答え
1.B
2.C
3.B
アカウント作りで大切なのは、目立つことより、目的と公開範囲を自分で選ぶことです。
今日のまとめ
今日覚えたいことは、三つです。
アカウントは、SNSの中に作る「自分の入口・名札・部屋」
登録情報と公開プロフィールを分け、見せてよい情報だけを選ぶ
目的・公開範囲・プロフィールを設計してから、公式画面で登録する
アカウントは、最初から完璧でなくても大丈夫です。
名前を少し直す。
アイコンを変える。
自己紹介を育てる。
使い方に合わせて公開範囲を見直す。
そうやって、少しずつ自分に合う場所へ育てていけます。
ただし、年齢、生年月日、ログイン情報、公開範囲など、安全に関わる部分は、最初に落ち着いて確認しましょう。
オール先生「自分らしさは、全部を見せることじゃない。何を見せ、何を守るか、自分で選ぶことなんだ」
うかぷり「私も、安心して開けられる“自分の入口”を作ってみます!」
あなたへの問い
あなたは、そのアカウントで「どんな自分」を見せたいですか? そして、どんな情報は見せずに守りますか?
コメント欄には個人情報を書かず、「作品を作る自分を見せたい」「学校や住んでいる場所は公開しない」のように、考え方だけを一言で書いてみてください。

次回予告|講義④「安全に使うためのルール」
アカウントという入口ができたら、次はその場所を守るルールを学びます。
講義④では、
個人情報はどこまで公開してよい?
パスワードをどう守る?
怪しいメッセージやリンクが届いたら?
困ったとき、誰に相談する?
といった、安全にSNSを使い続けるための基本を整理します。
楽しく使い続けるために、最初に守り方を知る。
次回も、うかぷりと一緒に学んでいきましょう!
YouTubeも始めてみました!
オール・アカデミーでは、noteだけでなく、YouTubeでの発信も始めました!
「学びたい」を「やってみた」に変えられるような講義や、活動の記録を、動画でも少しずつ届けていきます。
まだ始まったばかりのチャンネルですが、これからみなさんと一緒に育てていけたらうれしいです。
うかぷり「先生! YouTubeにもオール・アカデミーの教室ができたんですね!」
よかったら、気軽に遊びに来てください。
チャンネル登録やコメントで応援してもらえたら、とても励みになります!
▼ オールアカデミー / All Academy
https://www.youtube.com/channel/UCQNWDJh_KoFMFVz5QRU3k6Q

BOOTH教材について
BOOTH版「オール・アカデミー SNSコース『種』」を制作中です。
全22講義の解説に加え、書き込み式ワーク、プロフィール設計シート、公開前チェックリスト、ミニクイズ、解答解説を一つにまとめます。
講義③のBOOTH版では、今回の「わたしのアカウント設計図」を書き込み式にして、プロフィール名、アイコン、自己紹介、公開範囲を一枚で整理できるページを収録する予定です。
公開時には、このシリーズでもお知らせします。
参考
アカウントの登録画面、必要な情報、公開範囲、年齢条件は、サービスや利用する国・地域によって異なり、更新されることがあります。実際に登録するときは、利用するサービスの最新の公式案内も確認してください。
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