なぜ継続できない?三日坊主になる6つの原因と対策|継続力コース 講義02|オールアカデミー / All Academy
「今度こそ続けよう」と決めた。
最初の数日は頑張れた。けれど、忙しい日や疲れた日をきっかけに、少しずつやらなくなった。
そして最後には、
「また三日坊主だった」 「自分は意志が弱い」 「どうせ始めても続かない」
そんな言葉で、自分を責めてしまう。
勉強、運動、読書、創作、発信、早起き。続けたいことは違っても、途中で止まったときに抱える悩みはよく似ています。
しかし、続かなかった原因を、すべて「意志の弱さ」で片づけてしまってよいのでしょうか。
行動が大きすぎたのかもしれません。 いつ行うのかが決まっていなかったのかもしれません。 疲れた日に使える方法がなかったのかもしれません。 一度休んだだけで、失敗だと思ってしまったのかもしれません。
続かないのは、あなたが駄目だからとは限りません。今の自分と、続け方の設計が合っていないだけかもしれません。
今回の講義では、三日坊主になりやすい六つの原因を整理し、自分の行動がどこで止まりやすいのかを見つけます。
講師は、オール・ドメディア / Owl Dmedia。 生徒は、雨脳ネコネコ / Unou Neconecoです。

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今日できるようになること
継続できない原因を「意志の弱さ」以外の視点から考えられる
三日坊主になりやすい六つの原因を知る
自分が「始める前・始めたあと・休んだあと」のどこで止まりやすいか分かる
続け方を見直すための、小さな変更を一つ決められる
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今回の問い
続かなかったのは、本当に「自分の意志が弱かったから」なのでしょうか?
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「続かない人」ではなく、「続かなかった理由」を見る
雨脳ネコネコ 「オール先生。前回、止まっても戻れば継続できるって学んだけど、やっぱり何度も止まると、自分には継続力がない気がするよ」
オール・ドメディア 「ネコネコは、どんなことが続かなかったの?」
雨脳ネコネコ 「毎日一時間勉強するって決めたんだけど、疲れた日にできなくなって、そのままやめちゃった」
オール・ドメディア 「それなら、『ネコネコは続かない人だ』と決める前に、どこで止まったのかを見てみよう」
雨脳ネコネコ 「どこで止まったのか?」
オール・ドメディア 「一時間という量が大きかったのか。疲れた日に行う別の方法がなかったのか。一日休んだことを失敗だと思ったのか。原因によって、見直す場所は変わるんだ」
一つの行動が続かなかったとき、私たちは「自分には継続力がない」と考えがちです。
けれど、「勉強が一週間で止まった」という一つの出来事から、「自分は何をしても続かない人だ」と決めるのは、少し範囲を広げすぎています。
見るべきなのは、自分の人格ではなく、行動が止まるまでの流れです。
何をしようとしていたのか
どれくらいの量を決めていたのか
いつ、どこで行うつもりだったのか
止まった日に何が起きていたのか
休んだあと、どのように考えたのか
この流れを観察すると、「意志が弱い」という曖昧な答えではなく、変えられる原因が見えてきます。
「なぜ自分は駄目なのか」ではなく、「どこで行動が止まったのか」を考える。
これが、続け方を見直すための出発点です。
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原因1|最初から行動が大きすぎる
何かを始めるときは、やる気が高まっています。
その勢いで、
毎日一時間勉強する
毎朝五キロ走る
一日に二千文字書く
毎日動画を一本投稿する
といった大きな行動を決めることがあります。
元気で時間のある日なら、実行できるかもしれません。
しかし、忙しい日、疲れた日、体調がよくない日にも同じ量を求めると、始めるための負担が急に大きくなります。
一度できた量を「毎日の最低条件」にしてしまうと、それを達成できない日は、ゼロを選びやすくなります。
問題は、目標を持つことではありません。
理想の一日を基準にして、毎日の行動量を決めてしまうことです。
続けるためには、「一番頑張れる自分」だけでなく、「疲れている自分にもできる大きさ」を考える必要があります。
見直す方向は、もっと小さく始めることです。
この方法は、次回の講義03「小さく始めよう」で詳しく扱います。
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原因2|「何をするか」が曖昧になっている
「勉強を頑張る」 「運動をする」 「本を読む」 「創作を進める」
どれも立派な目標ですが、そのままでは、今すぐ何をすればよいのかが分かりません。
たとえば「創作を進める」には、
アイデアを一つメモする
登場人物の設定を書く
本文を百文字書く
昨日書いた文章を読み返す
など、さまざまな行動があります。
行動が曖昧だと、始めるたびに「今日は何をしよう」と考えなければなりません。
選択肢が多いほど、決めるだけで疲れます。時間がない日は、考えているうちに先延ばしになってしまいます。
続けたいことは、目の前で実行できる動作まで具体的にします。
「読書をする」ではなく、「本を開いて一ページ読む」。 「勉強する」ではなく、「問題集の一問目を解く」。
見直す方向は、目標を、実際に行う一回の行動へ変えることです。
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原因3|行う時間やきっかけが決まっていない
「時間があったらやろう」と思っていたのに、一日が終わっていた。
そんな経験はないでしょうか。
私たちの一日には、仕事、学校、家事、食事、連絡、休憩など、さまざまな予定が入っています。
その中で、時間もきっかけも決まっていない行動は、目の前の用事に押し流されやすくなります。
やる気があっても、
いつ始めるのか
どこで行うのか
何のあとに行うのか
必要なものはどこにあるのか
が決まっていなければ、毎回、自分で開始の合図を出さなければなりません。
歯磨きが続きやすいのは、「朝起きたあと」「寝る前」など、日常の流れと結びついているからです。
新しく続けたいことも、すでにある生活の流れへつなげると、思い出しやすくなります。
見直す方向は、「いつかやる」を「このあとにやる」へ変えることです。
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原因4|やる気がある日だけを想定している
始めたばかりのときは、新鮮さがあります。
目標を決めた直後や、新しい道具を買った直後は、自然とやる気が湧くこともあります。
しかし、気分や体調は毎日変わります。
眠い日もあれば、落ち込む日もあります。別のことが気になり、集中できない日もあります。
やる気がある日にしか実行できない方法では、気分が下がった日に行動も止まります。
これは、やる気が悪いという意味ではありません。
やる気は、始めるきっかけになります。ただし、毎日同じ量を供給してくれるものではありません。
必要なのは、やる気を永久に高く保つことではなく、やる気が低い日にも選べる行動を用意することです。
たとえば、
元気な日は三十分行う
疲れた日は一分だけ行う
何もできない日は、次に行う内容だけ確認する
というように、状態に合わせて選択肢を持てます。
見直す方向は、気分がよくない日にも使える「最低限の一回」を用意することです。
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原因5|成果が見えず、「意味がない」と感じる
多くの成果は、すぐには現れません。
一日勉強しても、すぐに試験へ合格できるわけではありません。 一度運動しても、すぐに体力が大きく伸びるわけではありません。 一つ記事を書いても、すぐに多くの人へ届くとは限りません。
行動の負担は「今日」感じるのに、成果は「未来」にならないと見えない。
この時間差が、「続けても意味がないのでは」と感じる原因になります。
特に、大きな成果だけを見ていると、途中の成長を見落としやすくなります。
昨日より一問多く解けた。 前回より少し早く始められた。 今週は一度休んでも再開できた。
こうした変化も、継続によって生まれた成果です。
見直す方向は、最終結果だけでなく、行動した回数や小さな変化を見えるようにすることです。
講義07「記録をつけよう」では、積み重ねを確認する方法を学びます。
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原因6|一度できなかっただけで、全部を失敗にする
「毎日やる」と決めたのに、一日休んでしまった。
そのとき、
「記録が途切れたから、もう意味がない」 「完璧にできなかったから失敗だ」 「また最初からやり直さなければならない」
と考えると、次の一回へ戻りにくくなります。
しかし、前回の講義で学んだように、途切れたのは連続記録であって、積み重ねた経験まで消えたわけではありません。
一日休んだことよりも、「休んだ自分をどう判断したか」が、継続を止めることがあります。
百点だけを成功とすると、九十九点も、五十点も、一点も、すべて失敗になってしまいます。
それでは、できなかった部分ばかりが目に入り、できた部分を次へつなげられません。
見直す方向は、休んだ日の反省より、再開する日を先に決めることです。
一度の中断を失敗ではなく、続け方を調整するための情報として扱います。
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六つの原因を整理しよう
続かない理由は、一つだけとは限りません。
いくつかの原因が重なって、行動が止まることもあります。
続かない原因
起こりやすいこと
見直す方向
1.行動が大きすぎる
疲れた日に始められない
最低限の量を小さくする
2.行動が曖昧
何から始めるか迷う
目の前の動作まで具体化する
3.時間やきっかけがない
忘れる、後回しになる
既存の行動のあとに置く
4.やる気に頼っている
気分が下がると止まる
低調な日用の行動を決める
5.成果が見えない
意味がないと感じる
回数や小さな変化を記録する
6.一度の中断を失敗にする
再開できず、そのままやめる
次に戻る日を決める
雨脳ネコネコ 「私の勉強が止まったのは、一時間が大きすぎたことと、疲れた日の方法がなかったこと。それに、一日できなかっただけで失敗だと思ったことも関係していそう」
オール・ドメディア 「うん。原因が分かれば、『もっと気合いを入れる』以外の方法を選べるようになるね」
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三つの「止まる場所」から考える
六つの原因を一度に覚えるのが難しいときは、自分がどの段階で止まりやすいかを見てみましょう。
1.始める前に止まる
やろうと思っているのに、なかなか手をつけられない状態です。
行動が大きすぎる、何をするかが曖昧、開始する時間やきっかけがない、といった原因が考えられます。
2.始めたあとに止まる
数日はできても、負担が大きくなったり、成果が見えなかったりして止まる状態です。
最初の勢いで量を決めた、やる気だけに頼った、小さな成長を確認できなかった、といった原因が考えられます。
3.休んだあとに止まる
一度できなかったことをきっかけに、そのまま戻れなくなる状態です。
一回の中断を失敗だと考えた、再開する条件を決めていなかった、といった原因が考えられます。
「自分はどこで止まりやすいのか」が分かるだけでも、必要な対策を選びやすくなります。
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続かなかった経験は、失敗ではなく観察記録
続かなかった経験を思い出すと、恥ずかしさや後悔を感じるかもしれません。
けれど、その経験には、これからの続け方を考えるための情報があります。
たとえば、
「夜に勉強しようとしたが、疲れてできなかった」
という経験からは、
夜は集中力が残っていない
一時間では始める負担が大きい
疲れた日用の短い内容が必要
ということが分かります。
これは、「自分は怠け者だ」という証明ではありません。
今の自分に合う時間、量、方法を探すための観察記録です。
最初から完璧な方法を当てる必要はありません。
実際に試し、止まった場所を見て、一つ変え、もう一度試す。
継続は、同じやり方に耐え続けることではなく、続けられる形へ調整を重ねることでもあります。
続かなかった経験は、あなたの失格を示すものではない。次に変える場所を教えてくれる。
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1分ワーク|自分が止まった理由を見つけよう
過去に続けようとして、途中で止まったことを一つ選びます。
1.続けたかったこと
__________________
2.どこで止まりましたか?
始める前
始めたあと
一度休んだあと
3.近いと思う原因を一つ選びましょう
行動が大きすぎた
何をするか曖昧だった
時間やきっかけがなかった
やる気に頼っていた
成果が見えなかった
一度の中断を失敗だと思った
4.次に試す、小さな変更
__________________
たとえば、
一時間ではなく、五分にする
「勉強する」ではなく、「問題を一問解く」にする
夕食のあとに、本を一ページ読む
疲れた日は、教材を開くだけでよいことにする
行動できた日に、カレンダーへ印をつける
休んだら、翌日に一分だけ再開する
すべてを一度に直す必要はありません。
原因だと思う場所を一つ選び、条件を一つだけ変えてみましょう。
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今日のまとめ
続かない理由を、すべて「意志の弱さ」で片づけない
自分の人格ではなく、行動が止まるまでの流れを見る
続かない主な原因は「大きさ・曖昧さ・きっかけ・やる気・成果・中断への判断」の六つ
自分が「始める前・始めたあと・休んだあと」のどこで止まるかを確認する
続かなかった経験は、次に変える場所を教えてくれる観察記録になる
一度に全部を変えず、続け方の条件を一つだけ見直す
雨脳ネコネコ 「続かなかったことを思い出すと、自分を責めてばかりだった。でも、どこで止まったのかを見ると、変えられるところが見えてくるね」
オール・ドメディア 「そのとおり。『自分は続かない人だ』で終わらせず、『次は何を変えるか』まで考えられたら、その経験は次の一歩に変わるんだ」
続かなかった過去は、消せません。
けれど、その経験の意味は変えられます。
自分を責める材料にするのか。 自分に合う方法を見つける材料にするのか。
今日からは、止まった自分へ悪口を言う代わりに、止まった場所を観察してみましょう。
続かなかった自分を裁くより、続かなかった仕組みを見直そう。
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次回予告|講義03「小さく始めよう」
続かない原因の一つは、最初の行動が大きすぎることでした。
次回は、「これだけでいいの?」と思うほど小さな一歩が、なぜ継続につながるのかを考えます。
大きな目標を諦めるのではなく、大きな目標へ進むための、小さな入口を一緒につくりましょう。
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オールアカデミー / All Academyについて
オールアカデミーでは、生活、創作、発信などに役立つ学びを、キャラクターたちとの会話を通して分かりやすく届けています。
この「継続力コース」は全22講義です。
noteでは一講義ずつ公開し、すべての講義を完成させたあと、書き込みワークや復習問題を加えた保存版教材をBOOTHで制作する予定です。
YouTubeでも、オールアカデミーの講義や活動を発信しています。 よかったら、遊びに来てください。
https://www.youtube.com/channel/UCQNWDJh_KoFMFVz5QRU3k6Q

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